ネジが飛んでる人々(6)

これはネジが飛んでるというよりも別の次元での話なんですが・・・


横浜の本牧にあった店なんですけどね。
そのお店、お金につながりそうなことは何でも取り入れる方針の所だったんです。
人によっては働きやすいとか、方針について行けないとか、まぁ賛否のあるところではありました。
「治療系も店でやりたい」という事で、カイロプラクティックができるタヌキのようなフォルムのオジさんを雇い、迎え入れました。

最初の頃は、好々爺と優しい雰囲気を醸し出して、首が辛いというお客さんに「ギックリ腰ならぬビックリ首になってますよ」と訳の分からない診断を下していました。

個人の感想はさておき、お客さんからの信用も少しづつ出てきた頃合いに、誰がやったのかは定かではありませんが、オジさんのエゴサーチをした方がいて、エラい事柄が出てきました。


そのオジさんが30代半ばまで高校で英語教師をしていたそうなんです。
で、その頃にカイロプラクティックの先生と出会い、修行を始めたそうなんです。それでストレスが溜まったのかは分かりませんが、JR線のどこかしらの沿線で痴漢をしたということで、エゴサーチにヒットされてました。
この内容は当時の新聞にも載っていたそうです。
それが発覚した頃合いに表情が一変して、態度や素行も悪くなってました。


先に店を辞めてしまったのと、店自体が数ヶ月した後に閉店して、その方のそれ以降の足取りは分かっていません。

初見で性格までは分からない良い例を見させていただきました。