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写真の日

写真の日」なのだそうだ。 まァ、リンク先を読んでいただくと、今となっては日付にまったく意味がない事はお分かりいただけると思う。

ちなみに11月30日は「カメラの日」で、これは1977年11月30日に小西六写真工業(現・コニカミノルタ)が世界初のオートフォーカスカメラ「コニカ C35AF 」を発売したことに由縁する。
露出もオートでピントもオートとなると、本当に写真を撮る事が簡単になり、こういったカメラを「バ◯△ょんカメラ」と言ったりもしていた。
これはアメリカでは、こういった簡単に扱えるカメラを “Vacation Camera” と総称していたのをローマ字読みした事に由縁しているのであって、本来「バ◯でも△ょんでも撮れるカメラ」の意ではない。
しかし同じ音の差別用語がある為に誤解を招くという事で、今では使われない言葉になっている。

写真の在り方も、インターネットの普及で大きく変容した。
ディスプレイ上で終始する事も多くあり、またデジタルカメラは、その親和性においてフィルムカメラを凌駕しているので、写真では新興と言えるコンピューターとデジタルカメラは、ある意味ではビッグバンの様な存在なのかも知れない。

撮れる画もフィルムの頃とは違い、フィルムでは不可能だった1枚ずつ感度を変えて撮影する事も可能になったので、夜の写真が増えた。
画像を後処理する事も増え、これが明室と呼ばれ、その作業が「現像」と呼ばれたりもするようになった。
1827年、ニエプスが自室から外の風景を撮った時から、既に100年余りが経った。
デジタルカメラというエポックを過ごした写真は、今後どんな方向を向くのだろう。

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