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SONY Cyber-shot DSC-S70

Carl Zeissの文字が誇らしい。前玉もかなり大きい。
現代のコンデジの基準からすれば厚みがかなりある。
背面液晶も見やすい。ただ「この年代としては」という注釈は必要。

ソニーのサイバーショットは代表的なイメージである横長のPシリーズ、現在も継続している屈曲光学レンズ採用で薄型軽量なTシリーズ、極デジカメとしては当たり前なスタイルのW(WX)シリーズ。それ以外にもUやD、Fシリーズなど実に多くのシリーズを抱えて来た。
なかでも比較的短命に終わったシリーズもあり、それがこのSシリーズである。
Sシリーズは2000年の3月にS70、続いて4月にS50、S30を発売し、翌年の4月にS75、6月にS85。2005年にS40を発売してシリーズを終えている。

ムービーカメラ用のバッテリーを使うことでの長時間の撮影にも対応するスタミナと、またS30(100万画素)とS50(200万画素)にはバリアングルの背面液晶を備えてるなどの特徴を備えていた。
このS70は300万画素でバリアングルでの液晶は省かれているが、光学ファインダーと2型の大型液晶を有している。

スタミナ自慢のリチウムイオン電池パック「SONY InfoLITHIUM M NP-FM50」は、どうやら2種類存在しているらしくデジタルカメラ用とビデオカメラ用があるらしい。
デジタルカメラ用はビデオカメラに使用できるがその逆はサイズが合わなくて不可とかの面倒事がある。
インフォリチウムバッテリーは、使用可能時間を分で表示するのが特徴だが、まぁ、20年近く昔のものであるから、当てにする方が間違っている。

Carl Zeiss Vario-Sonnar

モノクロなのは気分で。
繊細な描写。
変な特徴がなく好感が持てる。

ソニーのツァイス(言い方がおかしいけれど)は、あとからバリオ・テッサーとか出てきたが、これはバリオ・ゾナー。
ゾナーは後玉がデカいという印象しかないのだけど、ミラーがないコンデジとかは良いのかも知れない。

というか、バリオでもやっぱり後玉はデカいのか?
思ったよりも合うAFとともに、そこそこコントラストの高い写真になる。

なかなかジャンクボックスでも見かけないのだけど(見かけても、かなり悲惨な状態なのが多い)、オリンパスのC-4桁などと同じく、今でも割と使えるのではないかと思う。

あ、現代のカメラと比べるとかはナシね(笑)
感覚としてはおじいちゃんおばあちゃんと散歩に行く感じね。

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