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県営名古屋空港

名古屋にいる頃、よく飛行機を眺めに行っていたのが「県営名古屋空港」である。
旧陸軍が「小牧飛行場」を昭和19年に設置したのが県営名古屋空港の始まりで、GHQに接収されていた時期もあったが、日本の空の玄関の一つとして重要な役割を果たしてきた。
2005年に中部国際空港が完成し国際線や主だった国内線も移転したために、民間空港としての名古屋空港はほぼその役割を終えたが、県営名古屋空港としてビジネス便などの地の利を活かしたサービスを始めた。

昭和34年に航空自衛隊小牧基地が開庁。
現在、航空支援集団隷下の第一輸送航空隊を主に8つの部隊が活動している。
三菱重工業 名古屋航空宇宙システム製作所が空港北部に隣接していて、テストフライトなども頻繁に行われている。

市街地に近い場所にあるので、航空機の離着陸を間近で見ることのできる飛行場である。
誘導路を移動する飛行機のパイロットに手を振ると返してくれたりするくらい近いのだ。
この動画(2011年頃の撮影)は隣接するSC(元国際線ターミナルビル)から撮影したものだが、この場所は国際線のボーディング・ブリッジがあった場所である。

離陸する飛行機はF4EJもしくはRF-4E(と思う)
ベストセラー(という表現が正解かどうかは知りませんが)であるF4(ファントム)の国内ノックダウン生産機である。
あまり詳しくないが、おそらく百里基地か新田原基地のものではないだろうか。
どなたか詳しい方がいらっしゃれば、ご教授願いたい。

小さなころには叔父に連れられてよく飛行機を眺めにきた。
小牧空港内の土産物店には飛行機のプラモデルなどが販売されていて、それが目当てだったわけである。
当時の一番好きだった飛行機は、やはりファントムだった。
まだF-104Jが主力だった時代だが、格好よさは比べ物にならなかった。
何のための飛行機なのか、なんてことは二の次、無邪気なものである。

この時はF-2、F-15と揃い踏みだった。
トイレを借りにSCに立ち寄ったついでだったが、いい物を見ることができた。

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