MAMIYA C33 Professional
筋トレ
もうひとつデカくて重いのを紹介しておこうかな笑
このカメラは冗談でもなんでもなく「落とすと道路がへこむ」と言われていた。
だいたい持ち運ぶにしてもバッグがない。
相当デカいバッグを背負わないと運べない。
もはや筋トレレベルだ。
上腕二頭筋と広背筋が鍛えられる。
嘘だけど。
補完
二眼レフというのは見てもわかるけれど、上下にレンズがあって実際に撮影するレンズと構図を決めたりピントを合わせたりするファインダーとは被写体との角度なんかの視差がある。
これをパララックスといって、ライカなどのレンジファインダーなんかにもある。
それをこのマミヤは機械的に補正する機能がある。
また同様の理由から近接の撮影が不得手なのだけど、蛇腹構造を取り入れたことで克服している。
二眼レフでありながら二眼レフのウィークポイントを補完しているのだ。
拡張性
さらにはレンズが交換式になっていて望遠から広角までのラインナップが揃っていた。
ファインダーについても、サムネイルに写っているおじさんが覗いているようにペンタプリズムのファインダーなんかもある。
ちなみにこのファインダーはニコン製だ。
忘れえぬカメラ
ちょうど上の友達の写真を撮る少し前。
この写真はセコール105mmという標準レンズを使っているが、レンズにシャッターが付いているタイプのレンズで、そのシャッターの具合が悪くなっていた。
修理しようかとも思ったのだけど、中古で買うのとそんなに変わらない値段だったので、新しい中古(変な日本語だ)を買うことにした。
金曜日だった。
午後から予定がなく昼飯を食った後で、カメラ屋に立ち寄りセコール105mmの割合程度のいいものを見つけて購入した。
105mmは標準レンズなので数も多く出回っているから、いくつかの中から選ぶことができた。
クルマに戻りコーヒーでも飲もうと東の方へ走らせはじめた。
5分ほど進み信号待ちをしている時だ。
はじめは目眩を起こしたのかと思った。
目眩ならちょっとクルマを寄せて停まらないとまずいな、と。
しかし何か違う。
辺りのビルから慌てて人が出てくる。
ようやく地震だ、と気づいた。
2011年3月11日のことだ。
カラーネガ
露出をきっちり測ってリバーサルを使うのもいいのだろうけれど、このカメラではカラーネガもよく使った。
レンズとの相性がいいのか、はたまたフィルムの実力か、とてもいい色が出た。
マミヤ M645 1000S
また同時期にマミヤM645というカメラも使っていた。
C33が6×6の写真なのに対してM645は6×4.5の写真が撮れる。
フォーカルプレーンのシャッターを備え内蔵の露出計も備わっていた。
C33に比べればずいぶん軽く小型だった。
120mmは国産だとマミヤをよく使った。
機械として出来がいいのは触るとよくわかった。
操作ひとつひとつに不安がないし、とにかく分かりやすい。
特にコツみたいなものは必要なかった。
だだひとつ。
重いのを除けば。
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