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私たちは食べたもので出来ているvol.28#267

皆様、こんばんは。
佐伯です。

毎週土曜日は食について様々な角度から検証していく連載を始めたいと思います。

私は仕事柄、様々な食品に関わることがあります。
一つの製品に生産者様やメーカー様のこだわりや信念など、様々な思いが込められております。
これが製品の美味しさや健康への配慮、地球への配慮など様々な面でも思いが反映されています。

今回も調子良く続いているトレーニングについて疑問を感じたことについて調べたので共有したいと思います。


①動物性タンパク質と植物性タンパク質について

日々トレーニングに欠かせないのがプロテイン。
昔に比べると驚異的においしくなりました。
私が学生の頃(およそ20年前)は無理して飲むものと言うのがイメージでした。
しかしながら、現在では企業努力もありどのメーカーさんのも美味しく、何より粉っぽくなくダマにならないのが素敵ですね。

ここで一つ疑問が湧きました。
プロテインの主な原料は清乳で、所謂牛乳です。

ところが世の中には大豆を原料としたタンパク質もあります。

これらは動物性タンパク質と植物性タンパク質に分類されますが、細かくは何が違ってどう効果があるのかがわかりません。

と言う訳でこの辺りについて調べてみました。

動物性タンパク質と植物性タンパク質の主な違い

  1. アミノ酸組成 :動物性タンパク質は「完全タンパク質」と呼ばれ、体内で合成できない必須アミノ酸を全て含んでいます。これに対し、植物性タンパク質は一部の必須アミノ酸が不足していることが多く、「不完全タンパク質」とされます。

  2. 消化吸収率 :動物性タンパク質は消化吸収率が高く、摂取したタンパク質が効率的に体内で利用されます。植物性タンパク質は食物繊維などの影響で消化吸収率が若干低くなることがありますが、適切な調理法や食品の組み合わせで改善できます。

  3. 栄養素の付加価値 :動物性タンパク質にはビタミンB群や鉄、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれています。一方、植物性タンパク質は食物繊維や抗酸化物質が多く、心血管疾患や糖尿病のリスク低減に役立つとされています。

と簡単にですが調べてたところこんな感じでした。
つまり先週の記事にも取り上げた必須アミノ酸(BCAA)が含んでいるのが動物性タンパク質、含んでいないのが植物性タンパク質と言うのがざっくりとした認識で間違いないかと思います。

BCAAを含むか含まないの違いがあるので用途が大分変わってきますね。
次はこれらの情報をもとにどんな場合にどれを摂取した良いのかを考察したいと思います。

②色々なタンパク質を上手に摂取する

さて、私のように日々トレーニングに励む人にはやはり動物性タンパク質が良いでしょう。

動物性タンパク質は筋肉合成において速効性があり、高いアミノ酸スコアを持つため、筋肉回復に効果的です。

筋力を増強するには筋肉の破壊と再生(何だか響きがかっこいい・・・)が大変重要です。
高いアミノ酸スコアを持つ動物性タンパク質は筋肉の再生時にとても活躍します。

より早く、より太く一本一本の筋繊維が動物性タンパク質を栄養にして再構成されます。

そのためトレーニングをしている方には動物性タンパク質がマストな選択になると言う訳です。


それでは植物性タンパク質はどうでしょうか?

植物性タンパク質は抗炎症作用があり、長期的な健康効果をもたらします。豆類やナッツ、全粒穀物などの植物性タンパク質は、多様なビタミンやミネラルを含んでおり、健康維持に効果的です。

つまり筋肉を鍛えないが健康維持に気を遣っている方、軽い運動はするけどゴツい筋肉はつけたくないと言う方には良いかもしれません。

③まとめ

動物性タンパク質と植物性タンパク質にはそれぞれの利点があります。
それぞれ自身のトレーニングの目標や運動習慣の有無に合わせて、適切なタンパク質を選び、バランスの良い食事を心がけることがとても大事だと言うことがわかりました。
何事においても継続的な摂取とバランスを保つことが、筋力増強または健康維持の重要なポイントになります。

それでは皆様、ご機嫌よう。

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