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【地域の話】イベント出店をして気づいたこと。手作りのものはよく売れる#178

皆様、こんにちは。
佐伯です。

実は私、この土日に初めて一般のお客様向けのマルシェに出店して参りました。
今までは展示会には何度もありましたがやはりBtoBとBtoCでは大きく違う点があり、特に初日はだいぶモタモタになっていました。

初日です。ディスプレがあっさりしていたので2日目には変えました。

非常に貴重なアウトプットの機会だったので、書き溜めたメモを整理しながら数日に分けて皆様と情報共有できたらと思い記事にしました。

また、出店時に気を付ける点なども記載しようと思うのでこれからマルシェに参加使用と考えている方の参考になれば幸いです。

それではお付き合い頂けたら嬉しいです。


①手作りスイーツは人気。完売してました。

まず初めに手作りの食べ物は強いですね。
特にスイーツは激つよです。

同じ日に出店していたプリン屋さんは2日連続で完売していました。
私も食べてみたかったのですがあまりの人気に購入できませんでした。

実は今回参加したイベントはジュニア向けスポーツイベントの一環としてオファーがあったのです。

なので子供からそのご両親まで一堂に参加されていたのですが、甘い手作りプリンは最強でした。

自宅に帰って冷静にどこにプライマリティ(価値)があったのか考えてみました。

①プリンは美味しい。手作りなら更に美味しそう。
②生ものだから急いで食べないと。
③今日しか出店していないかも。

佐伯亮祐の独自の考察

価値というのはお客様の心の中にある振れ幅なんだと私は結論付けました。
なぜなら客観的な事実に基づいたものよりも主観の方がより強く訴えかけると感じたからです。

確かにこちらの人気のプリン屋さんは地元氷見市で厳選した素材を使用し作っていると広告用の旗に書いてありました。

しかし、お客様は殆ど見ていませんでした。
皆様、目の前に陳列してある冷えていて綺麗な色の美味しそうなプリンに釘付けでした。

②具体的にイメージできることが重要

ここから先は思考実験です。
プリンは多くの方が味や食感がイメージできると思います。
だからこそ、目の前に「今だけしか買えない、すぐ食べなきゃ」と言う追加の要因が加わるとパワーアップするのだと考えます。

では主語が「プリン」ではなく、「どこかの国の激うま伝統お菓子」だとどうでしょう?

砂糖がまぶしてあれば「甘い」と想像できます。
油で揚げてあれば「カリッとしている」と想像できます。
しかし、トータルでそのお菓子が美味しいのかはイメージできません。

もし世の中に類似したお菓子があれば「こんな感じ?」とぼやっとはイメージできると思います。

そのことを踏まえても「プリン」と言う強烈なイメージに勝ものではないでしょう。

③入り口は明確に

今回わかったことの一つは売れるものとはお客様と私たち売り手がイメージを共有することができる点だと言うことです。

売り手の私たちからしてみると、「こんな素敵な商品がありますよ」と勧めたくなりますが空振りに終わります。

なぜなら、お客様にとっては見知らぬ大勢いるお店の一つが勧めてきたよく知らない商品でしかないからです。

大事なことは、初めは「ここのお店に売っているものは美味しい」と言う信頼感を如何にして構築するかと言うことだと思います。

そのためにもプリンのような普遍的で美味しいお菓子はとてもパワーを持っていると言うことだと私は考えます。

もし、今後マルシェに出店することを検討している方は商品選びの際にお客様とイメージを共有できるか?と言う視点を持つと良い結果が返ってくると思います。

それでは皆様、ご機嫌よう。

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