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【地域の話】実家仕舞いと庭仕事について#345

皆様、こんばんは。
佐伯です。

今日も快晴とまではいきませんが、涼しく過ごしやすい1日の富山県でした。
日曜日は大抵決まって息子を連れて離れて暮らす実家の父に会いに行きます。
普段は忙しく中々連絡を取ることが出来ないですが、週に1度だけでも孫の顔を見せ、一緒にお昼ご飯を食べたいと思って続けています。

もちろん私もサービス業なので土日に仕事があることがあります。
毎回確実に行ける訳では無いですが、なるべく行くように心掛けています。
意外と子どもと過ごせる時間が多くない事は認知されていますが、親と過ごせる時間は更に少ないです。

ましてや息子と父が一緒にご飯を食べて同じ時間を共有できることなんて更に限られます。

だから、このような時間を大切にして作って行きたいと心掛けています。

この様に考えるようになったのは、やはり母が69歳の若さで他界した事です。
元々、市役所時代に生活保護のお仕事をしていたことから死とは身近な存在でした。
昨日まで元気だった方が翌週に会いに行くと亡くなっていたなんてことは稀にあります。
ましてや高齢者であれば老衰や病気で弱って最後の瞬間に立ち会うことも多々ありました。

ですが、母が亡くなるという事は殊更私に死と残された時間について考える機会を与えてくれました。

そう言った経緯から父との時間を大切にしようと思っているところです。


そんな父も76歳と後期高齢者です。
かつて出来ていたことが出来なくなってきたり、気力が衰えたりと心配になることも多くなりました。
私と姉としては人の目の届くところで穏やかに生活して欲しいと思っているのですが、父としては母との思い出の家を離れることは中々出来ないそうです。

ですが、いつかは必ず訪れます。
その時になって慌てては父の望みも叶えてあげる事はできません。
少しづつですが、家の事や葬儀の事などどんな風にして欲しいかを聞いています。

そして、もし父が他界した後の実家は無人になります。
家というのは人が住んで初めて機能する建築物です。
空き家は恐ろしい勢いで朽ちていきます。

なので今日みたいな過ごしやすい日は少しづつですが片付けをします。
実家仕舞いです。

これも生活保護担当時代の経験ですが、亡くなった方の家を片付けるというのは大変な労力と費用が掛かります。
例え1Kのアパートであったとしても家主を失った部屋から家財を片付け退去するには最低でも3人程の人手とゴミを回収して処分してくれる業者の手配が必要です。
軽く十万単位の費用が必要になってきます。

人の生きていた痕跡を片付けるというのは残された人にとっては大変な重労働です。
ましてや思い出の詰まった実家であれば更に時間が掛かるでしょう。

不謹慎と思われる方もいるかもしれませんが、父が存命中に少しづつ少しづつ思い出を整理しております。

そして、高齢になると庭仕事も中々困難になってきます。
今日は簡単にですが庭も清掃してきました。
今はまだ綺麗に整備されていますが、これを維持することは中々骨が折れるなと感じています。
だからこそ、荒れ果てる前に維持をすることにしました。

普段から農園で仕事をしているので割とスムーズにできていることがありがたいです。

本日は少しセンチメンタルなお話しでした。
実家仕舞いという作業は、単に物を片付けるだけではなく思い出も整理し、心穏やかにその時に備える事なんだと思います。

時間はお金で換算できない人間にとって1番貴重な財産です。
今という時間を最大限に満足できるものにして日々を過ごしたいと思います。

それでは皆様、ご機嫌よう。

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