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とやま会議in射水に参加してきました。#122

こんにちは、佐伯です。
少しづつ暖かくなってきましたが皆様、いかがお過ごしでしょうか?
私も暖かくなると気分が良くなり活動的な気持ちになります。

さて、先日少し触れましたが2月17日(土)に「とやま会議in射水」に参加してきました。

コワーキングスペース:アグミライミズさんで開催されました。

私の働く原動力の一つは地元や地方を元気にしたいと言う思いです。
初めはその思いで市役所に入庁しました。
しかし、10年奉職しても思うような成果が出なかったので独立し今では自分でお仕事をさせて頂いております。

今回、独立して初めて地域の活性化に関する会議に参加しました。
本当に驚きました。
何が驚いたと申しますと、熱量の高さです。

開会の挨拶にクリエーティブ・フラワー・コーポレーション株式会社の代表取締役:松村様から「パーパース(情熱)を持って地域の課題に取り組みましょう」とお言葉をいただきました。

たくさんの人が集まり非常に有意義な時間でした。

10年間、市役所で奉職しましたが「情熱を持って」とおっしゃられた方は一人もいませんでした。
私はこの言葉を聞いただけで、今日、この場来て良かったと思いました。

内容が濃くて書ききれないので特に印象に残ったことをピックアップして書き残したいと思います。


①農業の可能性と新しい取り組みについて

まず初めに心に残ったのは射水市産業経済部次長:福井様のお話でした。
福井様は射水市産業経済部の次長職(市役所はトップが部長職なので事務方で2番目に偉い人です。細かいことを言えば水道管理者などもありますが割愛します。)を務めなが「いみず食香バラ研究会」の事務局を務められ、ご自身も食香バラの栽培と普及、商品化に力を入れておられます。

バラを使った香水やお茶の開発をされているとのことでした。

次長とは部長の補佐で、主に議会対応や他部署の折衝がメインのお仕事になります。はっきり申しましてかなりの激務です。
特に住民説明や議員説明の時には矢面に立つ必要があり、来る質問に的確に回答しなければ市の姿勢を疑われかねないリスクを孕んでいます。
そう言った重責を担いながらも個人として地域のために活動される姿は、元公務員として凄い方というのが感想でした。

色々とお話を聞く中で、農業や農業環境をどのようにマネタライズするのかをしっかりと軸に据えて活動されており既存の稲作中心の農業では多くの農家さんが窮乏し、後継が居なくなり日本の農業が危機的状況になる旨をお話し頂きました。

それを解決するための具体的な提案や、実際に行っている取り組みなどが非常に興味深かったです。
特にバラ摘み体験は広大なバラ園でお客様を招いてバラの香りに包まれながら自然の中で作業するという体験型のサービスを行っているとのことでした。
農業のサービス化は必須だと感じました。

実際に諸外国の富裕層はそう言った体験をしに各地の農村部に足を運ぶそうです。
物的な欲求よりも体験型のサービスの方が好まれていることもこの時初めて知りました。
こう言った富裕層の方が農業体験を通し富山に訪れて消費してくれる動線をどう描くかが大事だと感じます。
私自身は農業には従事していませんが、このような方々泊まる富裕層向けの宿泊施設を事業として取り組んでも面白いのではないかと感じました。

②安心して暮らすための知識

次にご紹介するのは氷見市で「スウプはやし」を経営しておられる林様です。

とっても活動的でかっこいい方でした。

非常にユニークな経歴をお持ちで、建築の専門家でもあり、英語が堪能で以前は氷見市で奉職されていたこともあったそうです。

現在は氷見市でスープ専門店を経営しながら地域課題の解決に取り組んでおられます。

話はコミティの重要性を中心に安全に、そして安心して暮らすためのポイントをお話し頂きました。
しかし、一番心に残ったのは災害の時の話です。

奇しくも先月、北陸では大地震が発生しました。
私の住む高岡市や氷見市も大きな被害を受けました。

林様のお話では建物を購入するときは必ず「ハザードマップを確認して下さい、そして古い昔の地図を確認して下さい」とお話しされました。

ハザードマップについては知っていましたが昔の地図は知りませんでした。
理由は今の土地が昔、海だったのか川だったのかを確認するためだそうです。
それは埋立地は元々の地面に比べて軟弱なことが要因ですが、それよりも「自然とは元の姿に戻ろうとする力がある」とお話しされていたことが非常に心に残りました。

宅地開発で川を不自然にまっすぐにし、海を埋め、山を削ることを人間は行っていました。
ですが自然は自然のままの姿に戻ろうとする、そのため地震などの災害が起きると真っ先に人工物が破壊されるとのことでした。

自然が悪いわけではありません。
どれも人間の都合に合わせて開発した結果です。
今、多様性と呼ばれ様々な境遇の方々も平等にそして合理的な配慮のもとに接しようという叫ばれています。
これは何も人間同士だけの話では無いかもしれません。

自然とも上手く付き合う知恵を我々は身につける必要があると気付かされるお話しでした。

③気づきの多い会議でした

本当に得るものが多い会議でした。
最もたくさん書き残したいですが、随分長くなるのでこの辺りにしておきます。
新しい環境に飛び込み、新しい方々とコミュニケーションを取るとこんなにも楽しいのかと心が震える時間でした。
次回も是非参加したいと思います。

それでは皆様、ご機嫌よう。



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