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私たちは食べたもので出来ているvol.30#281

皆様、こんにちは。
佐伯です。

毎週土曜日は食について様々な角度から検証していく連載を始めたいと思います。

私は仕事柄、様々な食品に関わることがあります。
一つの製品に生産者様やメーカー様のこだわりや信念など、様々な思いが込められております。
これが製品の美味しさや健康への配慮、地球への配慮など様々な面でも思いが反映されています。

さて、毎日暑い日が続きますね。
特に昼下がりの外は尋常では無い暑さです。
皆様もくれぐれも熱中症にはお気をつけ下さいね。

前回は「」についてお話ししました。

それを調べているうちに旬の野菜、特にこの季節の食材は体を冷やす効果があると分かりました。
自然や人間の体というのは絶妙なバランスでできているんですね。
」のものを食べて体を冷やし、快適に過ごす工夫が備わっているなんて面白いですね。

というわけで今回はどんな食材がどんな理由で体を冷やしてくれるのかを深掘りしたいと思います。


①体を冷やす効果が期待できる食品たち

まずはどんな野菜や果物が体を冷やしてくれるのかを見ていきましょう。

野菜
キュウリ:水分含量が非常に高く、体温を下げる効果があります。
トマト:水分と栄養素が豊富で、体を冷やすのに適しています。
ナス:夏野菜として、体を冷やす効果があります。
レタス:水分が多く、サラダなどに取り入れると効果的です。
ズッキーニ:水分が多く、体を冷やす作用があります。

果物
スイカ:水分含量が非常に高く、暑い季節にぴったりです。
メロン:水分と栄養素が豊富で、体を冷やす効果があります。
:水分が多く、体温を下げるのに適しています。
:夏の終わりから秋にかけて体を冷やす効果があります。
バナナ:カリウムが豊富で、水分バランスを整える効果があります。

ご覧のとおり見事に夏野菜や暑い地域の野菜や果物が並んでいます。
キュウリやトマトが体を冷やすのは知っていたのですがズッキーニや柿も同じ効果があるなんて驚きです。

次は、なぜこれらの食品が体を冷やす効果があるのかをお話ししたいと思います。

②夏野菜と体温調整について

さて、上記の夏野菜や果物たちのどんな成分が具体的に体を冷やしているのかをお話ししたいと思います。

  • 水分含量が多い:夏野菜は水分含量が高いものが多いです。例えば、キュウリやトマト、スイカなどはその代表例です。これらの野菜や果物を摂取することで、体内の水分補給が行われ、体温を調整する効果があります。

  • カリウムの含有量:夏野菜にはカリウムが豊富に含まれています。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、水分バランスを整える役割を持っています。これにより、体温の調節がスムーズに行われ、結果として体を冷やす効果が得られます。

  • 成分の効果:一部の夏野菜には、体温を下げる効果のある成分が含まれています。例えば、キュウリにはククルビタシンという成分が含まれており、これが体温を下げる助けになります。

  • 消化の促進:夏野菜は一般的に消化しやすく、胃腸に負担をかけません。消化がスムーズに行われることで、体内での発熱が抑えられ、体温の上昇を防ぐことができます。

  • 季節の適応:夏野菜は、暑い季節に自然と育つものであり、身体が暑さに適応するために必要な栄養素や特性を備えています。自然のサイクルに従って、夏に摂取することで体が冷却され、快適に過ごすことができます。

体温調節にはやはり消化と排泄が深く関係しているとわかります。
夏を快適に過ごすにはやはり体温調節をいかにして上手に行うかがとても大事なことだとわかります。

③まとめ

今回は食品を用いて夏を涼しく過ごすためのお話を致しました。
しかし、食べるというのは生活の一部です。
全体を見れば、他にも運動をして汗をかきやすくするための体作りをして体温調整を機能しやすくするなど様々な方法があります。

ですが、これほどまでの酷暑。
無理のない範囲で色々と試してみて、疲れたら空調の効いたお部屋でゆっくり休んで下さい。
何事も程々が肝心です。

それでは皆様、ご機嫌よう。

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