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未来を考えるのが好きな人。 仕事:会計系起源の某コンサルのAI関連部門に勤務。実質何で…

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未来を考えるのが好きな人。 仕事:会計系起源の某コンサルのAI関連部門に勤務。実質何でも屋。 favs:AI、Metaverse、人材育成、組織改善 スタンス:個人の意見発信やメモ置き場としてnoteを使用しています。 プロフ写真:Stable Diffusionで生成

最近の記事

生成AIに関する論点についてのお話 その3(社会展望)

勉強会で生成AIに関するレポートを作成・お話しする機会に恵まれたので、そのときの内容を共有します。本編はその3です。その1、2をもとに、今後の社会展望への妄想を膨らませてみます。 その1はこちら:生成AIに関する論点についてのお話 その1(開発段階) その2はこちら:生成AIに関する論点についてのお話 その2(利用段階) 構造の変化教科書的に考えてみる これまで生成AIとして主に文章生成や画像生成に焦点を当てて見てきた。また、その入力としては文字を想定していた。しかし、

    • 生成AIに関する論点についてのお話 その2(利用段階)

      勉強会で生成AIに関するレポートを作成・お話しする機会に恵まれたので、そのときの内容を共有します。本編はその2です。その1に続いて、生成AIに関して議論されている利用段階における論点を紹介します。 その1はこちら:生成AIに関する論点についてのお話 その1(開発段階) ④生成AIの利用における他者への攻撃に関する議論 生成AIは他者への攻撃に使用される可能性がある。フィルタのない犯罪用途の生成AIが開発されていることは以前の記事で述べたが、一定のフィルタを持つChatG

      • 生成AIに関する論点についてのお話 その1(開発段階)

        勉強会で生成AIに関するレポートを作成・お話しする機会に恵まれたので、そのときの内容を共有します。 生成AIに関する主要な論点生成AIの応用やベストプラクティスは今まさに模索されているところであるが、既に多数の実装やビジネスへの適用も始まっており社会的な影響が顕在化してきている。 生成AIを利活用するうえで発生するリスクや倫理的な問題に関する対応等の「”守”の側面」と技術のタスクや実業務への適用による効率化や変革等の「”攻”の側面」を比較すると、”攻”の展開が非常に速いと

        • 嘘を嘘と見抜ける人でないと生成AIを使うのは難しいと感じた、という話

          日常化したリモートワーク。仕事を終えて一息つく。机の左奥にバファリンプレミアムDX、右手にはヘパリーゼHiプラス、右奥にはマージョンアクトEX。肝臓を労ろうとヘパリーゼを手にして開ける直前、さっき台所でQ&P Kowa iドリンクを飲んだことを思い出し、一日に2本は飲みすぎと自戒する。肝臓もつらいが目がもっとつらかったんだから仕方ない。そう思いながら机にヘパリーゼを置き直したとき、ふと気づいた。「第2類医薬品」の文字。あれ、さっき飲んだQ&P Kowa iドリンクは「指定医薬

        生成AIに関する論点についてのお話 その3(社会展望)

        • 生成AIに関する論点についてのお話 その2(利用段階)

        • 生成AIに関する論点についてのお話 その1(開発段階)

        • 嘘を嘘と見抜ける人でないと生成AIを使うのは難しいと感じた、という話

          生成AIの開発・利活用ガイドライン作成にトレーサビリティの考え方がヒントになるのでは、という話

          生成AIによるコンテンツが増加する生成AIは広く活用され、APIを通じてさまざまなアプリに実装されている。判断や予測を行う従来のAIに加え、生成分野でも大きな貢献が期待されている。 ChatGPTやStable Diffusionを試してみて、正確性等の面で問題がないわけではないが意図して粗を探そうと思って頭を使わなければ見逃してしまうほどレベルの高いものを生成することができると理解している。 生成AIは今後ますます浸透し、生成AIを使用して作り出したコンテンツの割合はいっそ

          生成AIの開発・利活用ガイドライン作成にトレーサビリティの考え方がヒントになるのでは、という話