日の目を見た個人情報〜
昨日、京都国際マンガミュージアムに行って漫画を一気読みしようと思ったのだが、時間が足りなくて読破できなかった。そこで、今日は地元の某大手漫画喫茶チェーンに行ってきた。
そこのお店は初めてであったが、大昔、東京に勤めていた頃に使ったことがあったものの17年位前で会員証はとうの昔にどこかに行ってしまった。なので、入店した時に新しく作るつもりでいた。店員さんに「初めてですか?」と聞かれたので「いえ、大昔に来たことがありますが会員証はなくしてしまいました」と伝えると、「調べますので、免許証を見せてください」と。
半信半疑で免許証を渡し1分ほど待つ。パソコンと睨めっこの店員さんが「お客様の会員番号がわかりました。無料で再発行いたします。」ちょっとびっくりしてしまった。ちなみにどこの住所か尋ねたら、千葉の住所であった。新卒で勤めた会社の寮の住所だ。
17年間この漫画喫茶チェーンのサーバーに眠っていた僕の個人情報が目覚めた瞬間である。もちろんそこにはもう僕は住んでないが、携帯番号は今も同じ。免許証の番号も同じ。今回利用するにあたり、現住所を新しく登録し直したのだが、ちょっと怖くなった。17年もの間、消去されることもなく、僕の個人情報がサーバーに保管されている。しかも。バイトか社員かもわからない店員のお兄ちゃんがヒョヒョイとパソコンを叩いたら出てきたのだ。
自ら退会するまで、もしかしたら、永遠に消去されることなく保管されるかもしれない。当の本人が死んでしまっても個人情報はここの漫喫運営会社のサーバーに眠ったまま。それはそれで生きてた証かもしれないけど、やっぱりちょっと怖いと思った。
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