THE MAYTH ライブレポート Keep and Walk fest 20220507 大阪 心斎橋火影

今回はこれ。

やべーの呼んでんでいただけましたね。
明るいポップなーとかでは無く、THE MAYTH からすると黒めでモッシーなイベント。
15周年の節目に出演させて貰えたこと
嬉しく思います。

個人的には EDGE OF SPIRIT 衝撃でした。
完全にその場を食い尽くすステージ。
感動して、怖くなって、凄すぎて…
目を逸らしたくなったからかもしれませんが、
私から見た視界はちょくちょくぼやけてました。
自分とステージの間に砂嵐があったような。
何回も色んなバンドのライブを観てきたけれど
これは初めて経験しました。


私は何かを学んで吸収してやろうと言う姿勢で
観やすい位置から目を丸くして
全く動かず観ようと思ってたのですが、それでも
気付けば頭振ってたし腕上げてたし
魅せるタイトな演奏パートではしっかり食らってしまって天を仰いでました。

これはなぜなのか。考えました。


棒立ちの客にも食らわせれるってことは
ライブに違和感がなく
ミスらない(ミスを客に届けない)かつ
メンバー全員の足し算を超えるものが
客席に投げられてるから。

例えばバンドメンバーが5人だとして
1×5=5を客席に投げられるバンドは
誰かがミスった瞬間に1つの1が0.5とか0.3になっちゃって
合計では2.5や1.5の演奏をフロアに投げることになる。
そうなると観てる側として
我に帰っちゃうタイミングを貰う事になります。
大満足のライブを観た時私は時間が経つのが早く感じる事があるのですが、恐らく我に帰るタイミングが貰えないことによる現象の一つなのかなと思いました。

演奏が当たり前にできて1。
これ以上を個人でどれだけ積んで1.1や1.5を叩き出せるのか。
そしてバンドでの相乗効果、倍率をどれだけ上げれるか
上げたままやり切れるのかが
勝負だなと感じさせられました。



個人的に別の形の感動を食らったのはWaterweed。

Deep Insideをやらなかった。
時間が押してたとかで曲を減らしたのかもしれない。
イベントの空気感とかで
元々セットに入ってなかったかもしれない。
でも、近々でアニメのエンディングになってて
(恐らく)一番知名度の高い曲をやらなかったのは
マジでシビれました。
今の私が同じ状況ならその選択肢、多分選べない。
過去も今も変わらない自信というか
気概というかスタイルというか…
多分今の私にはまだ分からない
何かがあるなと感じました。
メチャクチャに刺さりました。


セッティング&小話

セッティングの写真なしです。
前日に、スマホのカメラ部分が水没してしまって何撮ってもサウナみたいになってたので撮りませんでした。
あれは本当に困った。
現在既に新品交換しましたが、防水では無く耐水。
電話時耳に当てる部分やスピーカー部分に蛇口とかの水を当てると全然アウトだそうです。
初めて水没を経験しましたが、気をつけます。


今回のイベントに出演してみて、
演奏自体特に不備不満ありませんでした。
直リハ(出番直前にリハーサルしてそのまま出番を迎えること)だったのですが、火影はPAさんも話しやすく
中音も抜群にやりやすくスムーズなリハが出来て
逆に本番を心配する程だったのですが、
やり易さ変わらずに本番を終える事ができました。

手応えとしては、ありました。
お客さんもしっかり見てくれて、初めは棒立ちだった方も終わりの方では頭振ってくれたり手を上げてくれたりしてた。
THE MAYTH がやってることは間違ってないという
確信も大丈夫。
今できることは出来たはずだし、だからこそ感じた
次同じ状況になったら雰囲気作り、闘う空気とか
もっとやれるという反省もあった。

まだ足りない。個人はもちろん
バンドとしての威力、今出せる最高得点をもっと引き上げ
叩き出せる得点をもっと出さないと。
反響をもっとデカくして、バンド内もお客さんも
狂わせられるか、飲み込めるかがこれからの課題です。



Keep and Walk 15周年おめでとうございます。

ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。



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