見出し画像

変化を促す

近くの市場で衛生啓発をしました。「ゴミを通りに捨てないで」が主旨の啓発です。

市役所のベストを着て巡回し、ゴミが散乱しているところを指摘して、意見をぶつけあう、というものです。

この国の文化や教育を理解する必要はあるけど、行動変容は「ポイ捨てをするな」「ゴミ袋を使え」という規範意識だけでは難しく、楽しさ、危機感、責任感、有効感、といった要素も必要です。

今日は出たとこ勝負、現地語混じりで「日本から来ました。僕はマプトが好きです。汚いマプトは悲しい。一緒にマプトを綺麗にしましょう。」のようにやってみましたが、伝わっている手応えがありました。
現地語とボディランゲージの外国人は面白いよね。

あとは一人で何度も足を運びたいが、ガラの良くない市場なので単独行動できないのが難しいところ。数少ない、一人でできる活動なのだけど。


不思議なのは、強く意見をぶつけた後、すぐにお互い納得していることです。
あんなに言い合っていたのに、3分後には名前を聞き合って握手して別れる、日本では考えられない距離感、スピードです。

根底には資源の少なさがある、という仮説です。少ない資源を奪いあうには、自らの考えを主張し切る必要があり、それができたなら、あとは神のみぞ知る。みたいな。
考察甘いか。