脇道から東大を目指してわかること

こんにちは。A-timeと申します。今回が初投稿になります。プロフィールに書いた通り、これから環境的に恵まれない中で難関大を目指す受験生の役に立ちそうな情報をいろいろと発信していきたいと思っています。

はじめに簡単な自己紹介をさせていただきます。

私は地方の田舎出身で、家も裕福ではなく塾も近くにないという環境で育ちました。小中学校は他の同級生と同じように地元の学校に通い、高校受験をして高校に進学しました。と言っても進学した高校は滑り止めで受けた私立高校で、第一志望の高校には不合格になったがゆえの止むを得ない進学でした(今となっては高校受験で失敗しなければ東大には受からなかったかも、と思っています笑)。幸い高校では自分と同じように高校受験に失敗しながらも高い志を目指す仲間に恵まれ、昔から漠然と憧れていた東大を目指すようにもなりました。しかし現役で受かる実力はなく、自宅浪人の1年間をを経てなんとか受かった形になります。受験に2回も失敗しているし、どう考えても東大生に多い受験エリートではありません。

とりわけ地方高校生が東大を目指すにあたり、大きな障壁となるのは、「周りに東大を志望する人がいない」ということや「塾に行かせてもらえるほど家庭が経済的に余裕がない」といった事柄ではないでしょうか。前者に関してはもちろん県下1の進学校に所属しているならば話は別でしょうが、そうでない人も多いでしょう。後者にいたっては、残念ながら人は生まれる家庭を自分で選ぶことはできないですから、どの家庭に生まれたかという時点で受験への有利不利がある程度決まってしまうと言っても過言ではありません。よく言われるのは「受験ほど公正なものはない」ということですが、これは真でも偽でもあります。偽と言える理由は、各受験生が立っているスタート地点があまりにもかけ離れているからです。全員が志望校合格というゴールテープに向かって走ると言っても、スタート地点が50m手前の人もいれば100m手前の人もいるわけです。

では、不利な環境から東大に受かるにはどうするか?それは固定観念に囚われないことです。別に周りに東大受験生がいようがいまいが、塾に行こうが行くまいが関係ないのです。なんとなく精神論に傾きそうな感じですが、多くの受験生は自分が不利な環境に置かれているのを口実に「逃げている」のではないでしょうか。こんな言い方は叩かれそうですが、私も逃げそうになったことは何度もあるので、あながち間違いではないと思います。もちろん、当人の努力次第でどうにでもなるという楽観主義を擁護しているわけではありません。というのも、世間には貧しい家庭の出身で、まだ幼い頃から家計を支えるために勉強よりも手伝いやアルバイトを優先せざるを得ない方もたくさんいらっしゃいます。そういった方たちは、経済的理由から高度の教育を受けることが叶わず、将来就く職業も低収入である可能性が高いです。たかが学生である私がこんなことを言うのはおこがましいと言うのはもっともな話ですが、私がこれまで読んだ様々な書籍の中で客観的に示されていたデータに基づくものです。つまり「貧乏なのは努力していないからだ」というのは物事の一面しか見ることのできていない偏狭で傲慢な考え方であるわけです。少し話が逸れてしまいましたが、私が言いたいことを要約すると「目指せる環境にあるなら目指せ」ということです。自分の在籍する高校、塾の有無は言い訳にしないでほしいのです。だって大半の人たちは高校に行かせてもらえるじゃないですか。それだけで十分恵まれています。私も恵まれている人間のうちの一人です。いつかは忘れましたが、大手予備校のある著名な先生がテレビで恩師から聞いた言葉を紹介していらっしゃいました。それは「勉強が嫌ならしなければいい。勉強は贅沢だから」というものです。勉強をやれるのにやらない、目指せるのに目指さない。それだけで目標を放棄するのは恵まれない人たちへの冒涜です。

自分にはあの大学は無理だ、と諦めかけている受験生の皆さん。

少し頑張ってみませんか?

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長々と言いたいことを書いてきましたが、このブログでは私や周囲の友人らの経験をもとに、東大に限らず(といっても難関大に限ります)勉強法や受験へのアプローチの仕方についてお伝えしていきたいと思っています。

世界史・日本史受験であったこと、加えて受験生への指導経験があることから、オリジナルの問題や大学の過去問解説を適宜織り交ぜるなどして有益な情報を受験生に発信したいと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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