宅浪を選ぶということ

こんにちは。今回は浪人の中でもとりわけ宅浪についての私の考えを述べていきたいと思います。自己紹介でもさらっと触れましたが、私は宅浪していました。正直な話もう2度とやりたくないです笑 それだけ宅浪は辛かったです。もちろん「予備校に縛られたりしないから自由でよかった」という人もいますがごく少数だと思いますし、宅浪して志望校に受かるかとその確率は世間一般的に低いのではないでしょうか。宅浪してうまくいったと言う話はあまり耳にはしません。だから宅浪は推奨しません。予備校に通わせてもらえるなら遠慮なく甘えた方がいいです。

「じゃあ宅浪するつもりの僕・私には希望がないのか」とお思いになるかもしれませんがそうではありません。やり方次第ということです。個人的に宅浪中にしてよかったことをいかに列挙します。

①読書をする

宅浪生、時間が腐る程あります。さすがに全部の時間勉強するわけにはいかないですから、他の時間は自分の趣味に没頭するのがオススメです。私は浪人中に読書が趣味になりました。小説から教養書までいろんな本を読みました。その趣味は今も続いていて昨年は100冊ぐらいの本を読みました。ありきたりな趣味かもしれませんが、読書はかなりいいですよ。自分がどれだけモノを知らないかがよくわかるし、他人の考えに触れることで自分本位の考え方から抜け出すことができます。私もある程度勉強はできましたから、心のどこかで多少天狗になっていた部分もあったと思います。本を読んでいると自分の無知さに恥ずかしくなってきます。こんなバカな自分、イキっててごめんなさい、みたいな。読書に限りませんが、何かしら新しい分野を開拓するのは新鮮で心をリフレッシュするにはもってこいです。

②散歩する

趣味の中に入ってしまうかもしれませんが、難しい問題につまったり、ちょっと勉強が嫌になったりしたら散歩に出かけてみましょう。よく言われているのは「数学者は散歩している時が一番脳が活性化する」という話です。物事に集中している時と、ボォーッと物思いにふけっている時とで、脳の使われている部分が違うのが原因だそうです。何年前かの京大の英文にもそんな問題がありました。生き物を眺めるのも心が安らいでいいですよ。

③友達とこまめに連絡を取る

できたら浪人している友達と連絡を取るのがいいかも。大学に行っている友達だと大学生活の華やかな部分が目にうつってしまったりするので。直接会って話すとなおさらいいです。TwitterなどのSNSを活用するのも手かもしれません。ただしツイ廃にはならないよう注意すること。とにもかくにも自分の殻にこもりすぎないことが大切です。私は秋模試の結果が悪くて軽く鬱になりかけましたが、東京で浪人している友人とご飯を食べてに行ったらすぐに解消されました。それくらい友人の存在は大きいです。

④模試を多めに受ける

自分の実力を知るというのが模試の正しい使い方ですし、それ以外普通ないと思いますが、模試を受けるとなると田舎の人なら少し遠出しなければならないこともあると思います。それが良いんです。出かけるのって案外楽しいじゃないですか。また、普段の一人の勉強では縁遠い環境に身を置くのも精神衛生上良い影響があると思います。

⑤言い訳しない

模試でうまくいかなかった時、「まあ自分は宅浪だから伸びなくても仕方ない」と思うのは逃げです。私が気をつけていたのは、模試で失敗して落ち込んでいる時、「あれだけ勉強したのにできなかった」という弱音を口に出さないことです(何度か出してしまったことはありますが)。できなかったのには必ず何かしらの原因があるものですし、できないのは勉強量が足りない、もしくは勉強法が間違っているからだ、と自分を奮い立たせていました。宅浪だからといって自分を特別扱いしないこと。だいいちに言い訳したところで志望校には受かりません。

なんだかありきたりなことを書いてしまったように思えるのですが、浪人中は精神が不安定になりがちで、当たり前のことが意外とできていない可能性があります。成績のみならず自分の現状を正確に把握できるように努めてみましょう。

宅浪を含め浪人に不安があって相談したい方は遠慮なくどうぞ。

教材などの相談にも乗ります。

ただし、「どうやったら成績が上がりますか?」という質問には答えません。勉強法は自分で確立するものであって人に聞くものではないかもしれません。そのような質問をする人は大概、勉強法を確立するほど勉強していないことが多いです。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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