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〈週刊ARK / 1月4週目サマリー〉
こんにちは。ARK trade information (Twitter:@ActiveArk)です。本日は1月4週目のARK社の成績とその内容をご報告したいと思います。
本レポートは無料でお楽しみ頂けますが、記事作成継続のためにも、価値を感じて頂いた方はサポート頂けますと幸いです☺️
1月4週目/ARK社の成績
・ARKK(破壊的イノベーション);137.44 146.08(先週比▲6%)
・ARKF(フィンテック) :52.13
(先週比▲4.5%)
・ARKQ(自動技術、ロボット) ;87.25
(先週比▲3.7%)
・ARKW(次世代インターネット);158.81
(先週比▲3.7%)
・ARKG(ゲノム) ;101.93
(先週比▲7.8%)
→ARK ETF は先週比下落となりました。株価が大きく増減した銘柄について、ARKがコメントしていますので、見ていきましょう。
Nano Dimension (NNDM)
月曜日にディープラーニングの専門家であるEli David博士を取締役会に任命したためか、株価は15%以上上昇しました。
Yeahka Ltd (9923 HK)
Citiが目標価格を引き上げた後、月曜日に20%以上急騰しました。Yeahkaは、中国の独立系加盟店の決済プラットフォームです。
ZhongAn Online (6060 HK)
香港でデジタル保険事業を運営するためのライセンスを取得したというニュースを受けて、株価は月曜日に16%急上昇しました。
ZhongAnはオンラインのみの保険会社で、過去数年の間に急速に拡大してきました。
Agora, Inc. (API)
火曜日に株価は16%上昇しました。これは、同社の顧客の一つがクラブハウス(ドロップイン型の音声チャットソーシャルプラットフォーム。ここ数ヶ月で急速に規模を拡大)であるという認識が高まったためでしょう。
中国での事業が8割以上を占めるアゴラは、大規模なライブ動画や音声エンゲージメントを可能にするAPIベースのリアルタイムコミュニケーション企業になります。
ExOne (XONE)
ExOneは火曜日、オークリッジ国立研究所(ORNL)とセラミック金属部品のライセンス契約に合意したとのニュースが流れた後、16%以上株価は上昇しました。
ORNLは、ExOneのM-Flex 3Dプリント機でセラミック金属部品を3Dプリントする特許取得済みの方法を独自に開発しました。
今回のライセンス取得により、この技術を商業利用して、コリメータや遮蔽装置などの部品を印刷することができるようになります。
Workhorse (WKHS) and Virgin Galactic (SPCE)
火曜日に株価はそれぞれ30%と16%上昇しました。バイデン大統領は今週、政府による電気自動車の購入を支持するコメントをした事も要因しています。
Hims & Hers Health Inc (HIMS)
「タブー」とされていた高感度な疾患のヘルスケア革命を目指す遠隔医療企業のHims & Hers Health Inc.は、特別目的買収企業(SPAC)のOaktree Acquisitionとの合併完了を発表したことを受けて、株価は木曜日に27%上昇しました。
主要ETF / ARKKの成績(1月4週目)
・ARKの保有株数動向は、ARKのマーケットに対する考えを推測出来るのでいつも注視しています。
・今週は一部を除き、概ね先週比±0% or ▲1%の保有株数となり、前週比で購入量を落とすのは、大統領選前の12月5週目以来となります。
WSB(wall street bets)による“GameStop事件″により株式はリスクオフの流れですが、ARKもリスクオフの動きをとっているのかもしれません。
・その中でも先週比大きく買われた銘柄は、NTDOY、NVS、PCAR、FATEとなりました。また新規銘柄として、BEAMが追加されました。ゲノム関連が多いですね。
(個人的な所感)
先週Teslaが$900付近まで上昇した際、ARKはTesla株を売っていましたが、今週株価が$800近辺まで落ちた際は買い増しをしています。
過去の目標株価は$4000(分割前なので、現在株価で$800)。これに対して、ARKは近々新しいTeslaの株価をレポートするとしています。
目標株価をARKが引き上がればTeslaの株価も上昇するはず。短期的にも、中長期でも面白いタイミングかもしれません。
ARK週間レポートの抜粋
こちらの記事を参照しています。今週は4つのショートレポートが出ていますが、その内2つのレポートをご紹介します。
1.バーチャルリアリティ(VR)が中国で台頭してきている
対象銘柄:Xiaomi、Baidu、iQIYI、JD
今週中国の著名なコンピュータビジョン企業であるSenseTimeが、VR初のアーキテクチャとハードウェアの標準を発表しました。
中国電子標準化協会では、Xiaomi、Baidu、iQIYI、その他いくつかの企業や学術機関がSenseTimeと協力して規格を策定しました。
色の彩度を処理するためにハードウェアの改良が必要な事を考えると、VRやARは非常に初期の段階にあり、大規模な活用事例を模索している状況です。
(話は変わり)11月中国のシングルスデーのショッピングフェスティバルでは、QiyuのVRヘッドセットがJD.comで売上1位を獲得しました。
数週間前、iQIYI IntelligentはシリーズBラウンドで数億元(数千万ドル)の資金調達を行い、市場最大のVR専門会社となりました。iQIYI Intelligentは、iQIYIとQiyu VRヘッドセットメーカーが支援した独立系VRスタートアップの会社になります。
2. オールスター主導のスタートアップが、自律型電動車時代のPaccar(トラックメーカー)の生存確率を高める
対象銘柄:Tesla
※ Aurora…Amazonが出資する、自動運転技術を手掛ける米新興企業
※ Paccar…アメリカ ワシントンにあるトラックメーカー
今週、AuroraはPaccarと提携し、「今後数年以内に」自律走行型トラックを作成し、展開することを目指しています。
Auroraは、元Googleで自動運転車の最高技術責任者(CTO)を務めたChris Urmson氏をはじめ、Teslaでオートパイロットの責任者を務めたSterling Anderson氏、Uberの先進技術グループの創設メンバーであるDrew Bagnell氏らが率いるスタートアップ企業になります。
ARKの意見では、トラックメーカーとして高い評価を得ているのPaccarは、Auroraが電気自動車や自律走行型トラックの数をスケールアップさせることに役立つと考えています。
その結果、Auroraの自律走行システムは、おそらくTeslaを除く他のほとんどのトラックメーカーよりも、訓練される機会があると考えております。
AuroraとPaccarの双方にとって重要なことは、完全統合された自律走行車は、外部委託による自律走行システムを内包したトラックよりもはるかに優れた性能を発揮する可能性が高いということです。
ARKの調査によると、自律走行車への移行期には、輸送業界は劇的な統合が生じると思われます。自律型電動トラックは、貨物輸送のコストを1マイルあたり12セントから約3セントに引き下げます。また鉄道価格を低下させ、4000億ドルの鉄道関連の固定資産を危険にさらす可能性があると予測しています。
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