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世界陸連が2026年9月に「世界陸上アルティメット選手権」開催を発表

セバスチャン・コーが会長を務める世界陸上競技連盟が2026年9月にハンガリーのブダペストで世界陸上アルティメット選手権(World athletics ultimate championship)を開催することを発表しました。
https://worldathletics.org/competitions/world-athletics-ultimate-championship/2026/news/press-releases/world-athletics-ultimate-championship

従来の世界陸上・オリンピックといった国際イベントに比べて選手数を絞って、その分、一人の選手にスポットライトが当たるようにして、イベントを盛り上げる試みのようです。(種目をどの程度絞るかは言及されていませんでした)
・開催日:2026年9月11日から13日(2年ごと開催)
・開催地:ハンガリー・ブダペスト
・選手数:70カ国・約400人
・賞金総額:1000万ドル
・金メダル:15万ドル
・3日間の夜間開催(各3時間未満)
世界陸連は最近、パリ五輪の陸上競技優勝者に賞金5万ドルを授与することを発表しましたし(他のスポーツではまだ、五輪では賞金を設定していない)、他のプロスポーツに比べて陸上競技の人気が衰退していくのではという懸念からこのようなイベントを立ち上げているんだと推測します。
同じ個人種目であるテニスと比較しても、一人当たりが獲得できる賞金額はウィンブルドンとダイアモンドリーグファイナルでは2桁の違いがあります。陸上競技は種目数が多いので、どうしても個人に還元はしにくいですが、今回の新大会ではそれをどう打破できるかが見どころですね。
■テニスウィンブルドン(シングルス)
優勝:4億6000万円
準優勝:2億3000万円
ベスト4:1億2000万円
■ダイアモンドリーグファイナル
1位:460万円
2位:187万円
3位:100万円
4位:62万円

また、よりテレビ視聴に最適なフォーマットにすることでエンタメコンテンツとしての人気が高まるでしょう。陸上競技は各種目が同時進行で行われるなど、視聴者にとって分かりにくい点がありますが、そこら辺は参加選手を絞ることで1種目を丁寧に放映することが可能になると思います。まだ、日本での放送などは決まっていないですが、今後の情報を待ちたいと思います。



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