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別に7番アイアンが悪いわけじゃないけど...②

私がなぜ、9番アイアンをレッスンで多用するのか、疑問に思う方も多いのです。短いレッスン時間で、なかなか説明する時間がないので、ブログで書きます。

①フルスイングに使用されるクラブとしては一番短いクラブであること。
②ピッチショット、ピッチ&ラン、どちらも使用できること

ティーチングプロ、指導者、インストラクター向けに書いていますので専門的な書き方が入ります。
※途中不明な点は、直接ご質問ください。なるべくすべてお応えします。

①フルスイングに使用されるクラブとしては一番短いクラブであること。
ウェッジでスイングを覚えるよりも9番アイアンがより良いと考えられるのがこの理由です。ウェッジでフルスイングをしないことはありませんが、バウンスが強調されたデザインのウェッジはフルスイングには不向きな面もあります。
バウンスが発明されるより以前は、9番アイアンを「Niblick(ニブリック)」と呼び、ウェッジとして使っていました。

【イラスト】サロン紹介ページ55昔のアイアン

②ピッチショット、ピッチ&ラン、どちらも使用できること。
ピッチショットは、イメージでいうと「フワッと打ってボールをピタッと止める」ショットです。
コッキングの解放(スナップ)と腕のローテーションを使って、ボールを浮かせつつ、スピンをかけるショットです。
クロックスケールのスイング幅でいうところの「9時-3時スイング」や「10時スイング-2時スイング」あたりです。
ピッチ&ランは、イメージでいうと「チョコンと打って、ボールを転がして寄せる」ショットです。
リストワークをあまり使わないので、短いグリーン周りからの寄せで使用されることが多いです。
クロックスケールでは、「7時-5時スイング」や「8時-4時スイング」がこれにあたります。

【イラスト】クロックスケール全容DL用

長いクラブはふり幅を抑えたコントロールスイングには、不向きです。コントロールスイングは、クラブの長さがとても重要だからです。
かといって、ウェッジは、フルスイングには不向きな面があります。

どちらのメリットもデメリットもカバーしてくれるのが9番アインということになるのです。
皆さんもぜひ、スイングづくりに9番アイアンを使用してみてください。

振り幅を抑えたコントロールショットからフルスイングまで、教え方の基本的なメソッドを、皆さんで作ってみませんか?
オンラインサロン「ゴルフレッスン研究所」では、ティーチングプロ、インストラクターだけでなく、大学教授、研究者、クラブメーカーやトレーニングの専門家が知恵を出し合って、より効果的な指導メソッドを作ってゆきます。今、流行の最新のゴルフメソッドや道具の解説、練習器具やデバイス、アプリ開発も順次行っていきます。

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