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スイングプレーンという大発明

1958年。
このブログを書いているのが、2023年なので
今から65年前、
「モダンゴルフ」という
ゴルフレッスン書の金字塔とも言われる、
レッスン書が発刊された。

今、私たちは再版のハンディ版を読むことができる。

「モダン・ゴルフ」
塩谷絋 訳 ベースボールマガジン社

いまだに、出版されるくらいだから
「ゴルフレッスンを仕事にしようとする物なら誰でも一度は読むべき」
と言われるのも納得ができる。

もう古い

現代ゴルフには通用しない

ベンホーガンは極端なフッカーだったから、一般のゴルファーには不向き

様々な評価がされている。

私も、何度も読んだしその解釈に関して動画も出しているので、簡単におさらいしたい方は、
YouTubeの方でお願いします。

YouTubeチャンネルゴルフハックス
「ごめんなさいベンホーガン様①〜⑥」

もう古いと言われている、ベンホーガンの名著ですが、
いやいや、読んでみるとなかなか納得できる箇所もたくさんあるので、
捨てたもんじゃないです。

その中でもとりわけ「大発見」と言われているのが、

スイングプレーン

という概念です。

スイングプレーンに関しての説明は割愛します。
詳しくは、YouTubeの解説動画をご覧ください。

スイングプレーンの概念をスイングに取り入れるためには、
自分を客観的に見る感覚が必要です。

とりわけ、飛球線の後方から自分のスイングを評価できることが重要です。

自分を後方からの映像でイメージする能力が必要になります。

この能力のことを

メタ認知能力

と言います。

メタ認知能力は自分を
頭上から
正面から
飛球線後方から

など、様々なアングルからの投影画像をイメージすることができるのです。
※トレーニングによって、もっと他のアングルからのイメージもできるようになります。

頭上から
正面から
飛球線後方から

スイングプレーンとメタ認知がどのように関係してくるのかを、
考えてみましょう。

私たちは、職業ゴルファーとして自分のスイングを散々みてきました。

しかし意外かもしれませんが、
アマチュアゴルファーの多くは、日常的に自分のスイングを見ることが少ないのが、現状です。

例えば、レッスンで練習場に1日中いれば、
どんなゴルファーが、
どんな練習をやっているのかを見ることができます。

80打席あるうち、
スマートフォンやビデオカメラを使って、
自分のスイングを撮影しながら練習している人の数は、
せいぜい2〜3名程度です。

5%にも満たないのです。

一方、ツアープロの練習風景を覗いてみると、
ほとんどのゴルファーが、帯同キャディやコーチと一緒にスイング動画を逐一撮影しています。

そして、撮ったそばから見ながらチェックを入れて、次の動作に反映させていているのがわかります。

彼らは、今のポジションに登ってくるまでに、自分のスイングなど、何度も数え切れないくらい見てきたはずです。

しかし、それでも、随時チェックをしているのです。

逆に多くのアマチュアは、経験的にも自分のスイングを観察する機会が少ない上に、
普段の練習に取り入れることもしていないから、
スイング中の
クラブヘッドの動き
シャフトの動き、
身体の動き

を自分で正しく認識できていなと言えるのです。

その上で、自分のクラブヘッドが
スイングプレーンに沿って動いているか
を確認することもないのです。

自分のクラブヘッドがどのような軌道を通れば、
効率的にボールを叩くことができるのか、
それを客観的に考えると、
スイングプレーンを通ることが
いかに効率的かがわかるようになります。

でもアマチュアは、それに気づくことができない。

非効率、不自然なスイング軌道のフォームで振っていて、

「どうして当たらないんだろう」

って、日々悩んでいるんですね。

私に言わせれば、
一度でいいから、
自分のスイングを
見ながら、練習してみてよ。

って言いたくらいです。

まあ、
それができないから、
私たちティーチングプロの仕事が増えるのですが。

これも残念なことに、
私たちティーチングプロの本領を発揮する前に、
メタ認知的なスイングの確認で、
レッスンが終始してしまうこともたくさんあります。

それでも得るものは多いのですが、
本来であれば、
自分のスイングを逐一見ながら、
練習をしてくれれば、
もっとレッスンの効率は上がるのです。

なかには

「自分のスイングを動画で撮影したとして、
  どのスイングの形が正しいのかわからない」

という人もいるでしょう。

もっともな、ご意見だと思います。

その時に必要になってくるのが、

スイングプレーン

なのです。

とりあえず、飛球線の後方にカメラを設置して、
およそスイングプレーンのあたりにラインをイメージして、
その上をクラブヘッドが通っているか
を確認しながら、

バックスイングから
インパクトにかけて、

どのあたりで、プレーンを外れやすいのか、
などを確認しておくだけでも
とても有効です。

もっと詳しく、知りたい方は、
YouTubeチャンネルゴルフハックスで、
様々な認知能力の開発ドリルを紹介しています。

YouTubeチャンネル
ゴルフハックス

また、ゴルフハックスが開発した、運動学習を劇的に発達させるレッスンのメソッド、クロックスケールメソッドには、メタ認知を高める方法が紹介されています。

クロックスケールメソッド

スイングのイメージを作るガイドとして、
スイングプレーンはいまだに輝きを持つ、
ベンホーガンの大発見といえます。

もしも、
栃木県と群馬県の県境にお住まいで、
足利市、太田市どちらかの練習場に通える方には、
リアルなレッスンもご案内いたします。

クロックスケールを開発した、PGAティーチングプロのカネトモが、
直接レッスンしています。

ぜひ、興味がある方は、お問い合わせください。

カネトモのゴルフレッスン

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