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【あなたの上達を阻むもの】

このブログを読んでいるあなたは、

ある程度は独学でやってきたけれど
または
レッスンを受けたりしてみたけれど
今イチ、もやもやがスッキリしない。

今までの練習量ならもっと上手くなってもいいはず

なんて考えているかと思います。

つまり、このブログを読むまでの目的が

「もっとゴルフが上手くなりたい」

ということに尽きるはず。

おそらく、多くの本や雑誌、普通の動画レッスンなどを観て勉強されてきたでしょう。

しかし、メディアに溢れているゴルフ情報の多くは、

個別性

を全く考慮しないレッスン媒体です。あなたが必要とすることは何なのか?

これを無視して、

勝手に学んで勝手に上手くなってね。
その後は責任取らないけど。

というメディアなのです。

様々に紹介されている各種の練習器具も同じです。

使い方がハマればバッチリ上達するのですが、
そもそもその練習器具、あなたに必要かどうかは、
説明書には書いていいません。

「これで3パットがなくなる」
なんていう見出しにつられて、パターマットを買ったけれど相変わらず3パットしちゃうし…

スライスが直る魔法のゴムバンド、
で練習したけれど、結局コースではスライスに悩む。

なんてこと、しょっちゅうありますよね。

そんなあなたに、これから

どんな上達方法が適しているか、

について考えてゆきましょう。

再確認です。
あなたが考えるべき上達のための方法は
「あなたが上手くなること」が目的です。

他の人が上手くなったかどうか、どうでも良いのです。


結局、本も雑誌も、動画レッスンも、練習器具も。
「合う」 ・ 「合わない」
が出てしまうので、その判断ができないのなら、
あなたがどんな練習器具を使って上手くなるのか、
どんな練習環境を選ぶべきか、
今回の選択肢からは外したほうが良さそうですね。

本は持っている、勉強のために読んでおく。
これはこれで良いことだと思います。

レッスンの副読本代わりに、
副教材代わりに、
本や動画で学ぶこと、練習器具を持つことは、
運動神経を高めてくれるのに一役買ってくれるので
積極的に採り入れていいと思います。

では、メインとなる練習メソッドを探したい。

どんなレッスンを選べば良いのか?

ということで考えてゆきましょう。

これから以下の文章は、レッスンに関する注意点として、

競技者としての実践現場
教育学的な検知
研究現場からの意見


という3つの視点がなければなかなか見抜けないものだということは、
予め申し上げておきます。

現代のゴルフレッスンを評価する3つの専門的視点

まずは、誰でも一度は経験があるはず…

友人(または知人)のレッスン

もうこれは、さすがに

「なしだな」

って、お感じになっていると思います。

ゴルフを始めたてのビギナーならまだしも、
そこそこゴルフのスキルが上がってきて、
友人に教わるということは、

自分と同等もしくは自分より上手いくらいじゃないと聞く耳を持てない…

と思うかしれませんが、
私がお伝えしたいのはそういうことじゃないんです。

実は、指導者としての観点で決定的な欠陥があるのです。

友人もゴルフを練習して、上手くなりたい。
という願望を持っているということです。

友人と練習場に行くときを想像してみてください。

教えてくれる友人も当然自分のクラブを持って行くわけですね。

ということは、
友人は「教えること」が主の目的ではなく、
「自分の練習のついでに」あなたにアドバイスをくれるのです。

そのような指導は、

「今、自分が意識していること」
をあなたに当てはめてアドバイスしてしまう

に終止してしまう、という危険性があるからです。

これは、ツアープロに「ワンポイントレッスン」をお願いする人にも注意してほしい点です。

ツアープロが、ゴルフ雑誌で公開しているワンポイントレッスンは、
大抵が、「今、自分が意識していること。」
です。

教えることを目的としているのではなく
自分がプレーヤーとして、上手くなりたい。
と考えているうちは、
相手のスキルを高めることにエネルギーを割くことができません。

では、

会社の上司や先輩、取引先の人

に教えてもらうのはどうでしょうか?

これも「上手くなる」という目的から変わってしまうので、
微妙です。

レッスンが変な方向に流れても
「仕事のため」
とか
「今後の付き合いのため」
と言う理由で、無理やりレッスンを受けるモチベーションに変えてしまうので、本末転倒になってしまうでしょう。

意見の相違や、
自分の要望を伝えにくい相手というのは、指導者には適していないのです。

ダダ(無料)で教えてくれるから、
という魅力はありますが、それなら独学で上手くなる方法を探したほうが、良さそうです。

タダ(無料)というと、

練習場にいる、いわゆる「教え魔おじさん」みたいな人はどうでしょうか?

このブログをお読みのあなたでしたら、即却下でしょうね。

でも、私は意外かもしれませんが「ノー」と言い切れないと思っています。

まず、
「教え魔おじさん」は教えることに喜びを感じています。

自分が上手くなろうというモチベーションがすでに枯れてしまっているのかもしれません。

ある意味では、指導者としての資質があります。

専門性に関してなのですが、
ここが微妙です。

ただ、教え魔おじさんは親切ですから、過去にこれまでも他の誰かをレッスンしてきた経験を持っていることが多いです。

新米のティーチングプロよりも指導経験が豊富な場合があります。

レッスンする経験というのは、侮(あなど)れないもので、
PGAのライセンスを取得したばかりのティーチングプロよりも
レッスンが上手い場合が多々あります。

新米のティーチングプロは、
自分のゴルフのキャリアはそこそこありますが、
教えるというキャリアが決定的に不足しているので、
いざ、レッスンの現場に出ると
「教えることの難しさ」に困惑してしまうのです。

ということで、
教え魔おじさんは、下手なティーチングプロよりも「有りかも」ということになってしまうのです。

まあ、それでもあくまでもアマチュアです。

ちょっとゴルフが上手い程度では、専門性という観点で見劣りしてしまいます。

専門性の不足

ということで、
市民カルチャースクールのような「役所の健康課」が開催する
ゴルフスクール
も同様に、
ボランティアの「ゴルフ好き、教えること好き」っていう、
モチベーションだけ高い、
専門性が低い指導者

がほとんどなので残念ながら、あなたの期待には応えられないでしょう。

初心者、初級者には良いレッスンです。
大抵は無料ですから。

最近は、

ゴルフクラブを販売する量販店でインストラクターがレッスン

をすることも多く見られるようになってきました。

PGA、その他、指導者団体の有資格者が
ショップに勤め、
道具を販売しながら、
レッスンを展開する。
というパターンが多いようです。

クラブ(道具)に関する専門知識
販売店ならでは、営業戦略の一環としてレッスンをする
店舗が多いので、レッスン料金が比較的安いということも
メリットとして、挙げられます。

しかし、残念ながら私は
ショップのレッスンはおすすめできません。

理由は、
「ビジネス」の側面がレッスンの足を引っ張ってしまいます。

レッスンを受け続ける限り、
必ずショップにはゆくわけです。

その際に、営業的なプッシュ(売り込み)をかけないわけがないでしょ!?
というのは、当然考えつくことですね。

例えば、
あなたは道具を変えたくないと思っているのに、
販売店の都合で、一応は
「新しいクラブが出たんです。」
「すごく打ちやすいし、あなたに合ってると思いますよ」
って営業しますよね。

特に指導をしてくれている「いつもお世話になっている先生」のおすすめだから
購入率は普通の店員さんのオススメよりも
強力です。

ここに、指導者にとって
教えることとは別のインセンティブ(目的)が加わってしまうのです。

教えることをビジネスにするのは、
職業ゴルファーとして当然です。

また、ショップや企業がゴルフレッスンの事業に新規参入するときには、意外とプロの指導者を雇い入れることがなく、
自前の社員に辞令一つで、レッスンをさせてしまうことがあります。

会社の都合でレッスンを始めるとき

これも、専門性の欠落ですね。

レッスンの目的は「クライアントを上手にさせること」
特にあなたは「上手になりたくて」レッスンを受けているわけです。

目的を見誤らないことが、
目標達成のために重要なことだと考えています。

結局、レッスンを受けるのであればその指導者の資格の有無を見るのが手っ取り早いです。
PGA(公益社団法人日本プロゴルフ協会)
なら少なくとも指導者のゴルフスキルと
専門性はあります。
プロテストを通ったゴルファーですから。

PGA会員は50年以上に渡り信頼を築いてきました

さらに、プロテストを通った後も2年間の指導者養成カリキュラムを受けなければならないので、
指導の基本は身につけているでしょう。

しかし、ここでもカネトモのメスが入ります。

PGAの有資格者といえども、ビジネスの側面がないわけではありません。

先ほどのショップ店員のようにクラブを売ることが目的

となっている場合もありますが、

もっと注視しなければならないのは、
PGAティーチングプロでも自分のビジネスが上手くいくように
運営をしてゆきます。

例えば、個人だけの、パーソナルレッスンよりは
グループレッスンの方が同じ時間で多くの利益を見込めます。

どちらかといえば、グループレッスンを奨めてしまうという、
インセンティブが働きます。

しかし、教育の専門から考えたら、
マンツーマン(1対1)でのレッスンの方が圧倒的に深く学べるのです。

レッスンは個人レッスンの方が結果的にコスパが良い

個人レッスンは、指導者にとっては割が悪いのです。
だから、個人レッスンは価格を上げざるを得ないという流れになります。

そして、私がもっと危険だと思っているのは、
たとえPGAライセンスを持っているティーチングプロでも、
自分の指導方法の探求を諦めてしまうプロが大勢いる…
ということです。

例えば、レッスンを受けたことがある人ならわかるかもしれませんが、
インストラクターや指導者って結構「上から目線」だったり
「高圧的な態度」だったりということはありませんか?

指導者の「上から目線」は実は、ビジネス上の戦略によるところが多々あります。

少し飛躍の例ですが、例えば、

「ラーメン屋の評判を知りたい」


と思った時に、
ある人は、「あのラーメン屋は美味しいよ」
っていう意見を言ったとします。

また別の人が、
「あのラーメン屋は、ダシに合わない太麺を使っているから美味しくないし、
具のチャーシューも、下味の付け方が中途半端だからなんとなくラーメンの味全体がぼやけちゃうんだよ」

なんて、
批評的な意見を聞いたら多くの人はどう思うでしょうか?

批判的な指摘は時に、説得力を増す効果があります。

これをゴルフに置き換えて、

あなたのスイングに対して
「いいスイングですね、
私のレッスンを受ければもっといいスイングになりますよ」

っていう、セールスをされるのと、

「あなたのスイングには重大な欠陥があります、
私ならその欠陥を直すことができますよ」

っていうセールスをされるのでは、
どちらが、購買意欲を掻き立てると思いますか?

人は、批判されると妙に心が動いてしまうものです。
だから、
経験的に多くのティーチングプロやインストラクターはレッスン始める前、
特に出会って最初に高圧的、
上から目線で、
あなたのゴルフスイングについて、
批判的な態度を取ります。

指導者個人の性格の問題も多少ありますが、
上から目線、高圧的な態度が取れる関係性を作ってしまうと、
後のレッスンがやりやすくなります。

一度関係性を構築してしまえば、
その後は、比較的、素直に話を聞いてくれる状態が作れるので
指導者自身が楽なのです。

「理解できないのはあなたのせい」
「上手く打てないのはあなたのせい」

という、スタンスを作れてしまうのです。

私は、
高圧的な指導者
セクハラをする指導者
物販で高額なクラブを売る指導者

を、はっきりと否定します。

クライアントにも、
「私を疑って下さい。」
「私に反論・疑問があればどんどん言って下さい。」

と普段から、自分が立場に甘んじていないように自戒を込めて話をしています。

ティーチングプロなら、
指導力で話を聞いてもらえるように場を作りなさいよ!
セクハラは、職業倫理から即否定!
ティーチングプロならレッスンで稼ぎなさいよ!

と考えています。

では、どんな教材・レッスン・環境があなたのゴルフのスキルを効率的に高めてくれるのでしょうか?

私が、おすすめするのは、

短期集中型のキャンプ式レッスン

です。
実績のあるティーチングプロやツアープロコーチが、
それぞれのメソッドを軸に、
集中的に学べるレッスンのプログラムが組まれていることが多いです。

良いことばかりですが、
当然、宿泊費用や実際のコースを使用する施設利用料等がかかるので、
金額的な負担は高まります。

国内のキャンプでも、
有名なツアープロを育てたコーチのキャンプで、
4泊5日程度の合宿形式で、
50万円〜というサービスも少なく有りません。

更に、短期集中型のプログラムなので、
いつでも、どこでも参加できるわけでは有りません。
スケジュールや開催地の問題が起こってきます。

しかし、それだけに効果を実感しやすいので、
参加した人の満足度は、
基本的に高いのです。

ゴルフレッスンは、「3日坊主ビジネス」と言われるほど、
効果を出すためには長期間、こまめにレッスンを受け続けてもらう環境を作った方が良いのです。

短期集中は残念ながら、印象は強いものの、
技能の定着という観点からやはり見劣りします。

そして、この短期集中型キャンプの最大のデメリットは、

あなたの必要としているスキルでないメソッド

であるという可能性が極めて高いのです。

ゴルファーにとって、身につけておくべき要素や観点、専門的知識というのは、
大きく分けると18種類(項目)以上あると言われています。

運動学、
ルール、
物理学 etc…

もし、あなたが学ぶべきではない、
それほど必要のないメソッドだった場合、
参加したコスト(費用、時間、労力)のパフォーマンスは下がってしまいます。
ただし、決して、無意味では有りません。
参加すれば必ず良い効果を得られると思いますが、
あなたのスキルを高めるのに必ずしも最大の効果が得られるわけではない、ということです。

さあ、ココまでであなたは
ゴルフが上手くなるために、どんな環境を選びますか?

それぞに一長一短があるので、
どれぞれのいいところをなるべく取って、
コストパフォーマンスが最大になる選択肢を探したいものですね。

コスパを追い求め続けるゴルファーに満足してほしい、と我々ゴルフハックスが心に決めていることがあります。

それは、金額を購入の動機にするときの注意点です。

つまり、
「ほしいんだけど、ちょっと金額が高いんだよな〜」って思わせる商品は良い証拠、
「安いから、お得だから今は欲しくないかもしれないけど、絶対買っておくべきなんだよ」って思わせる商品は悪い証拠

という格言があります。

私たちが、提供するレッスンはそんな、価値がわかる人、
クラスの人に届く様なコンテンツを作ってゆきたいと思います。

教育学を修め、
PGAのライセンスを持ち、
レッスンの現場に立ち続けるティーチングプロでありながら、
再現性を高めるための試行錯誤を重ねた、
日本ゴルフ学会所属の「ゴルフ指導の研究者」が考案した
科学的にゴルフのパフォーマンスが高まるトレーニングメソッドに興味がありませんか?

上達の扉を開けるのは自分の行動です


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