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イチコウサツ
学部生の頃、指導教官から「○○に関する一考察という論文の題名はつけないこと」って言われたことがあります。
教授はエンタメを意識していたのでしょうか、「面白味がなさそうな題名だから」という理由でした。
今回のブログは「ティーチングプロの指導方法から見る『Dプレーン理論』の普及に関する一考察」っていう感じです。...ほんとに面白味がなさそうですね。
「研究室と現場を繋ぐ」というのが私の目標ですから、#edutainment(エデュテインメント)の観点から少しかみ砕いてレッスンで使われるテーマにメスを入れてみたいと思います。
今回のテーマは「 #インテンショナルフック 」です。
Q.インテンショナルフックを打つためのアドレスは
1.オープンスタンス
2.スクエアスタンス
3.クローズドスタンス
どれがふさわしいでしょうか?
以下、Dプレーンに関する詳細な説明を省く為、表現が雑な解説が続きます。不快な方はページを離れてください。
ちなみにPGAのティーチングプロが一度は通る教科書「PGAゴルフ基本教本」では、「クローズドスタンス」を基本としています。
一方、Dプレーン理論では球を効率的にフックに曲げるためには、
インパクト時の
クラブパスはいわゆる「インサイドアウト」に振り、
クラブフェースは「打ち出し方向よりも左」を向いている
事がポイントです。
インサイドアウトの軌道で球とクラブをコンタクトさせるためには、ボールが右サイドにある方が自然です。
では、右サイドに置いたボールを打つ場合、ボールの打ち出し方向はどのようになるのでしょうか?
画像のように、大きく右に飛び出してしまいます。
※画像はドライバーのスイングですが、基本的な軌道構造は他のクラブと同様です。
つまり、少しオープンスタンスに構えてあげないと球の飛び出し方向が右過ぎて、フックをかけたくらいではターゲット方向まで戻らないのです。
ちなみに、球の打ち出し方向はスイング軌道の影響を受け、
球の曲がりはクラブのフェースの向きに影響を受ける。
ということをレッスンでいっている人がいまだに多いのですが、これはどうやら誤りです。まだ、Dプレーン理論を読んだことも、聞いたこともないのでしょう。
ここで、ティーチングプロがどれくらいDプレーン理論を読んだことがあるか、がわかるわけです。(普及に関する一考察....)
クラブパス(軌道)もクラブフェースの向きも、どちらがどちらに、、というのではなく、どちらも相関が深いので注意が必要です。
消去法でいっても、クローズドスタンスとスクエアスタンスは、クラブパスがフックに曲げるのには非効率的なアドレスであるといえます。
※インテンショナルフックを打つためのスタンスの説明で、ティーチングプロを試すための質問にしないようにご注意ください。(私のアンチが一層増えるだけです)
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