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インテンショナルフック(スライス)

インテンショナルフックやインテンショナルスライスというのはフックやスライスなど曲がるボールを意図的に打つことです。

レッスンでは「教える必要があるか、ないか論争」がしばしば勃発します。アマチュアゴルファーの意見を聞いてみるととても興味深いことに、ストレートボールに対する強いあこがれはあるのに、曲がるボールにはあまり興味がないようです。

18ホールでストレートなボールを打つのは何回あるのでしょうか?上級者でもおそらく前ショットの5割以上は、左右どちらかに曲がるボールを打っています。着地地点の形状、戦略的なリスクを考えれば、ストレートなボールを打ち続けることは、必要とされない技術なのです。
むしろ、傾斜や風、芝生によって、ボールは曲がりやすいのです。

それでも練習場を覗いてみると、多くのゴルファーが懸命に真直ぐなボールを打とうと練習しているようです。練習場には、コースのような傾斜はなく、人工芝なのでストレートなボールを打って当然。と考えるのでしょう。

私は、中級以上のレッスンではインテンショナルショットは必須科目としています。ボールが曲がる仕組みがわかれば、コース上の球が曲がり易いシチュエーションで起るトラブルやミスの予測が立てられるからです。

インテンショナルショットの体系的な指導方法は#藤本光一郎博士が、ご自身のゴルフコンサルティングの中で紹介している内容が効果的だと思いますので、興味のある方はそちらをご参照ください。一度、藤本博士のコンサルやセミナーイベントにご参加されるとより理解が深まると思います。
(※私は藤本光一郎氏と利害関係にありません。)
少ない投資額で、50倍以上の稼げるネタが得られます。本人の感想です。
すこし脱線しますが、私はティーチングプロとして、トレーナーとして様々なセミナーや勉強会、スクールに参加したり、教材やツールを購入してきました。良い買い物かどうかを決める基準は投資額の50倍以上のリターンがあるかどうか、で判断しています。
例えば10万円のセミナーがあったとしたら、そこから商品(サービス)開発をして、500万円以上の売り上げが出せたかどうか、事後的に判断しています。セミナーを受けた後って、なんだか学んだ気になって、自己満で終わってしまうことがあるので、必ず、ベネフィットにつながっているかどうかを検証するようにしているのです。

下の画像でケーススタディしてみましょう。

【広告】サロン紹介ページ53インテンショナルと戦略

スライスが出やすい状況だと知っていれば、あとは、曲がり幅を考えればよいのです。
グリーンセンターを狙うのであれば、グリーンの左端を狙って、スライスをイメージしながら打てばよいのです。
つま先下がり&左足下がりのライからストレートボールを打つ場合は、フック系のボールを打つイメージが必要になります。
つまり、真逆のイメージで攻めてゆくことになります。
物理的に、フックを打つことは可能なので「運悪く」フックが打ててしまえば、つまり逆球が出てしまえば、大ピンチに陥ってしまいます。
左に林が迫っている状況で、画像の赤線をイメージすることはとても心理的な負担を強いる戦略になるのです。

100切を目指す人も、シングルプレーヤーも、戦略の基本は安全運転です。
ただでさえ、パットでドキドキしながら「入れゴロ、外しゴロ」に一喜一憂するのですから、心理的にプレッシャーのかかるショットは少なく抑えたいものです。
※スポーツメンタルの面から考えると、競技中に気分の情緒的な上下(高揚も消沈も)は避けることが高いパフォーマンスを発揮するのに重要です。

インテンショナルショットは、
・メカニズム
・打ち方
・環境要因

を覚えてしまえば、とても有効なツールです。

上級者を指導する人はもちろん、初心者を教えるうえでも「なぜ、スライスが起こってしまうのか」にきちんと、回答が出せるようになるので、ぜひ覚えておきたい、技術ではないでしょうか。

インテンショナルについて、自信をもってレッスンができない人は、ぜひ、私たちのゴルフレッスン研究所に遊びに来てください。コロナの影響で、スタートアップが遅れてしまいましたが、間もなく情報リリースできますので、そちらもお楽しみにしてください。

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