【実質0円大学生活のすすめ】第53回:デジタルデバイスを使いこなす(6)共有パソコンは「使えるマシン」なのか?
前回からの「パソコンつながり」で、今回は大学の共有パソコンについて「作業に使えるマシン」なのかどうか、実際に使ってみた経験から解説してみます。
共有パソコンのスペック
ほとんどの大学では学生用に共有パソコンが用意されています。パソコン室にデスクトップ型が並べられているタイプと、ノートブック型を貸し指すタイプがあります。
とはいえ、学生数の多い大学では全員分が用意されているわけではありません。その場合は交代で使うことになります。利用時間が60分程度に設定されていて、それが終わると強制的にログオフになることが多いようです。
パソコンのスペックは、はっきり言うとあまり期待しないほうがよいでしょう。数百台単位でPCとモニター・キーボード・マウスを揃える必要があるため、最低限のスペックのマシンが選ばれるのは仕方がありません。学校によっては、ネットワークに負担を掛けるという理由で、共有パソコンでの動画視聴が禁止されているところもあります。
実際、まともに使えるのは次のような作業です。
重たい作業は専用パソコンで
共有パソコンには、残念ながらPhotoshopなどのadobe系のアプリはそもそもインストールされていません。そのようなグラフィック系のアプリはマシンスペックが要求されるため、共有パソコンでは厳しいのです。
ライセンス料の問題もあるため、芸術系大学でもない限り、すべての共有パソコンにインストールすることは現実的ではありません。グラフィック処理作業専用パソコンが数台用意されることになるでしょう。このパソコンであれば、動画編集なども十分にこなせます。
専用パソコンにはハイスペックなマシンが導入されます。オールインワンタイプのiMacなどがよく使われるようです。台数が少ないので、予約制になることもあります。提出期限が決まっている作業で使いたいときには管理部門に空きスケジュールを確認しておく必要があります。
今日のまとめ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?