見出し画像

【実質0円大学生活のすすめ】第52回:デジタルデバイスを使いこなす(5)パソコンはまだ必要?02

前回、多くの大学生がパソコンではなくタブレットを使っていることを紹介しました。今回は、その最大の理由とパソコンの未来を考察してみます。

パソコンは直感的な入力が苦手

パソコンの最大の欠点は入力デバイスに制限があることです。標準的かつ伝統的な入力デバイスはキーボードです。タイピングによって文章を入力し、補助的にマウスを使うスタイルが一般的でしょう。

それに対して、タブレットは指またはApple Pencilなどのスタイラスペンが標準といえます。画面に直接書き込めるタブレットは、紙とペンを使ったときとほぼ変わらない表現の自由度を持っています。

キーボード操作のような指先だけの動きではなく、自由に手と腕を動かして表現できるのです。このような身体性は、より直感的で創造性を刺激する効果があります。

さらに、iOSのSiriなど音声による読み上げをテキスト変換する機能も充実してきています。キー入力と比べるとまだまだ精度は追いついていませんが、それでもキーボードの存在感が年々低下しているのは間違いありません。

パソコンはまだ必要か?

すこし前までは、ドローイングやCADに使うグラフィック系のアプリはパソコンに優位性がありました。しかし、iPad proなどのようにパソコンと同等かそれ以上のスペックのプロセッサーを積んでいるモデルが登場して、状況が変わりました。

このハードウェアの可能性に合わせて、既存のアプリがタブレット向けに進化してきているのです。その結果、グラフィック分野でもタブレットを使ったパソコンと遜色ない作業が可能になってきています。

パソコン世代にとっては、モニターとキーボードとマウスは知的作業には不可欠の存在でしょう。他方、スマートフォンやタブレット・ネイティブたちにとっては、パソコンは前時代の遺物扱いになっているようです。

どうやら、パソコンの時代は終焉しつつありますね(笑)。

今日のまとめ

-知的生産活動に不可欠であったパソコンが、時代の流れに飲み込まれようとしている
-手書き入力などの直感的な操作が特徴的なタブレットは、デバイスの高性能化に伴い、ますますその存在感を増していくことだろう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?