【実質0円大学生活のすすめ】第17回:科目等履修生として利用できるお得なサービス(2):学生割引料金
科目等履修生は「学生」なのか?
大学・大学院では、さまざまな身分で所属して学べる環境が提供されています。一般的な学生を始めとして、聴講生、研究生、そして科目等履修生などです。 それぞれのカテゴリーによって選考基準は異なりますが、いずれにせよ大学側が指定する基準をクリアすれば、入学が許可されます。
正式に所属しているのですから、カテゴリーに関わらず等しく「学生」です。もちろん、科目等履修生も学生扱いになります。ただし、以下で説明しますが、学外では学生とみなされないこともあります。
科目等履修生に「学割」は有効か?
「実質0円大学生活」の学費回収の有力な方法の一つは、この学割制度の活用です。科目等履修生は多くの施設で学割の対象となっています。映画館・美術館・劇場などのチケットカウンターで身分証を提示すれば、「学生料金」で楽しめるのです。たとえば、一般料金と比べると以下のような価格差があるため「実質0円化」に大きく貢献します。
なお、外国の美術館などでは学生は無料になることが珍しくありません。たとえば、フランス・パリのオルセー美術館やピカソ美術館などでは、芸術系専攻(音楽・美術・建築など)の学生は無料だったので、留学中は時間に余裕があると足繁く通わせてもらいました。
残念ながら日本ではそのようなケースはほとんど見かけません。東京・京橋のアーティゾン美術館くらいですね。石橋財団に感謝です!
無料ではないですが、ガルニエのオペラ座の講演なども、講演開始時刻を過ぎると、学生料金なら数ユーロで天井桟敷席に案内してもらえます。
場合によっては割引対象にならないこともあります
文化・芸術関連であれば多くの施設で割引が有効ですが、以下のようなケースでは対象にならないこともあります。
チケット窓口の担当者によって判断が分かれることもあります。同じ美術館の同じ展覧会だったとしても、ある日は学生料金だったのに、違う日に行くと一般料金になったりすることもあるのです。まあ、割引が効かなかったときは、運が悪かったと思って諦めましょう(笑)。
第17回まとめ
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