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いたこの話

いつもはあまり占いも信じなければ、超現実主義な仙人こと、姉の私。
霊能者と言われる人は、恐れ多くて、今までお会いしたことがなかったのだが、ひょんな出会いからご縁が繋がって、同じ年の、それはそれは可愛らしいヒーラーさん(いわゆる、みえる人)に予期せぬかたちで出会った。

ヒーリングって受けたこともなかったのだが、まぁ、人生で一度くらい体験してみてもいいかなと、お試し気分でその可愛いヒーラーさんのセッションを受けることになった。


なかなか良いセッションで、ヒーリングの偏見が薄らいだとき、ふと、過去生では「いたこ」みたいですよ。とコメントされた。

ほぉ、私は霊能力なんて縁遠い人だと思っていたけど、そうなんですか、面白いですね、とまぁ、そんな感じで会話は弾んだ。



帰宅後。

パンク系の妹に「過去生でいたこなんだって」といったら、妹は現代っ子なので「いたこ」を知らず、「何それ?」と反応。

こ、これは面白いじゃないか、と思った仙人。
「えーーーー。イタコ、とはな。イカとタコのあいの子なんじゃよ。だからイタコと呼ばれておる。ふぉーっふぉっふぉっふぉっ。」

と、言ってみた。仙人予想は、イカとタコのあいの子なんて、そもそも生物学的にありえん話だし、しかも、私の過去生がイカとタコだなんて、そんなあほな話があるはずがないわけで、おそらくきっとばれるだろうと思っていた・・・・がしかしっ!


「へぇー。そうなんやぁ。いたこって、イカとタコのあいの子なんやぁ」
とがっつり信じる。

自分の過去生がイカとタコだと信じられてしまい、焦る仙人。隣にいた女子高生ぽみこ(母)も、さすがに「なんでやねん!」とつっこむ。

女子高生ぽみこ(母)が、懇切丁寧に解説し、事なきを得たのだが、あまりの純粋さに感動。 妹曰く、仙人の真顔で真剣に説明されると、本当にそんなものがいるのかもって、いつも思うらしい。

そういえば、仙人の好物は確か「イカとタコ」なので、あながち、過去生の「イカとタコ」も間違っていないのかもしれない。

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