【ななしふぇすどぅーいっと！】有閑喫茶あにまーれのアイドルとしての新たなスタート
先日開催された774inc.単独のイベント、「ななしふぇすどぅーいっと！」。774inc.初めての大規模イベントということもあり、当日はTwitterのトレンド入りも果たし、大変にぎわいました。
約8時間に渡るイベントで全編素晴らしかったのですが、今回は一番大好きなグループ、あにまーれについて思うところが多くあったので第一部にあたる「あにまーれとどぅーいっと！」について感想等を書いていきたいと思います。あにまーれがアイドルとして始まったな…と感じられる部分が本当に多く、今回はあにまーれがグループとしてパフォーマンスされている部分に注目して1曲ずつ触れていきますね。
どぅーいっとの内容はもちろん、あにまーれメンバーのイベント後の雑談の内容も少し踏まえていきます。練習の時のお話や裏話、他のメンバーに対する思いを聴いた上で視聴するとまた違った発見や感動があり、一層楽しめましたよ。ぜひ。
▼あにまーれメンバー９人の雑談をまとめたリスト
■あにまーれってアイドルなの？
「あにまーれってなんか面白いことしてる人たちでしょ？」という印象の方もおそらくいらっしゃるかと思います。しかし突然アイドル売りをし始めたわけではなく、今年に入ってからしっかりと準備をし、アイドルとしての道を進み始めていたのです。
まず今回のフェスが開催される前にあにまーれとして出演していた「えるすりー」というイベントの時に感じたことを少しだけ。「えるすりー」とは多くのバーチャルアイドルが出演するイベントで「まりなす（仮）」「GEMS COMPANY」「えのぐ」など本格的にアイドルとして活動されている方々が参加されていました。その中に「有閑喫茶あにまーれ」が参加することとなり、驚いたファンも多かったのではないでしょうか。
沢山のアイドルグループがオリジナルソングとダンスのパフォーマンスを披露される中、あにまーれは因幡はねる、宗谷いちか、日ノ隈らんの３名でAKB48のカバー曲とグループ唯一のオリジナルソング「ふぁんふぁーれ！」を披露しました。（直前に風見くく、柚原いづみも３D化はしていましたが、おそらくイベントの発表時期などから出演が難しく、３名に絞ったのでしょう）
その時のパフォーマンスをみてとても感動したのを今でも覚えています。先ほど挙げたアイドルグループたちと同じレベルのパフォーマンスだった、といえるものではありませんでしたが、（大変失礼で申し訳ないです）カメラが来ればファンサしてくれるし、お歌の合間にしっかりと盛り上げてくれるし…そこには「アイドル」しているあにまーれの姿があったのです。（あとMCがやたら上手くて大好評でしたねｗ）「アイドルとして、あにまーれやっていけるのでは…！！？」と元々アイドルアニメなどを好きでみていた私はこの日から「あにまーれのアイドル衣装がみたい！」「オリジナルソングがもっとほしい！」「もっとアイドル売りをしてくれ！」と狂ったように大騒ぎしていました。
イベントをみるまでは、今までアイドル売りをしてきたわけではなかったのに、なぜ急にアイドルが出演するイベントに…？と少し疑問に思っていましたが勝手に納得し、今後の活動への期待を膨らませたものです。（風見くく、柚原いづみの3D化が早かったこともあり、同じように期待した方も多かったのでは）
しかし、まさか3か月後というこんなに早い段階でその希望が叶うことになろうとは一体誰が予想できたでしょうか？それも、こんなにも大規模なイベントです。今思えば２月の新人デビュー前からこの方針やイベントの開催は予定されていたのでしょうけれど、本当にこの約１年間774inc.の運営さんたちは厳しいスケジュールと戦いながら素晴らしいプロデュースをしてくださったと感じております。本当に、本当に感謝しかありません。
■あにまーれとどぅーいっとスタート！！
そして迎えたフェス当日。まさに「全員主役！」な素晴らしいパフォーマンスばかりで1曲目の774inc.全員で歌うふぁんふぁーれ！から既に感動の涙が止まりませんでした。
今回はあにまーれがアイドルグループとして始まったな、と感じられる部分について書いていきたいのでシャッフルユニットやソロは割愛しますが、どれも本当に素晴らしいものばかりでした。
■Cantare!/有閑喫茶あにまーれ
（あにまーれ全員）
今回初めてフルで披露されるあにまーれオリジナルソング「Cantare!」。ショートバージョンが発表された時からメンバーたちが「この短さでは伝わらない！」「早くフルで聴いてほしい！」と口を揃えて仰っていたことに納得できる素晴らしいものでした。
曲や歌詞がとても良いのはもちろん、開幕の自由演技（ポーズ）や可愛らしい振付など個性たっぷりなあにまーれらしい姿を堪能することができます。
これは多くの方が雑談枠のお話で仰っていたことなのですが、ふぁんふぁーれ！含むあにまーれのオリジナルソングの振付はメンバーがみんなで考えたそうです。あまりダンスが得意でないメンバーは提案したりすることが難しかったそうですが、皆で集まってわいわいと盛り上がること自体が楽しかったと皆さん仰っていました。（ねるちゃんとくくたその案が多いとのこと）（ねるちゃんの雑談で振付の面白いお話がたくさん聞けるのでぜひｗ）
▼冒頭30分に含まれますので、チケットを購入されていない方でも下記のリンクよりみることができます。今回初公開となるアイドル衣装で可愛らしく歌い、踊る姿は必見です。
（Cantare!の始まりの部分にリンクしてます）
本当にずっとずっと、こんなに楽しいあにまーれとの時間が続いてほしいと思える最高の曲です。後にねるちゃんが「あにまーれがこの９人で良かった」と仰るシーンがあったのですが、この曲の歌詞とリンクしていて改めて聴くとまた歌詞が心に響きました。「ふぁんふぁーれ！」も間違いなく神曲ですし、新曲の「Cantare!」も間違いなく神曲です！
■劣等上等/ギガP feat.鏡音リン、鏡音レン
（宗谷いちか、日ノ隈らん、風見くく、羽柴なつみ）
9人のメンバーを2組に分けて披露するパフォーマンスの1曲目。「可愛い曲を歌います！」と強調していたのに、驚くほどカッコイイパフォーマンスを披露されてしまい震えました…！カメラワークもとても良い…！
可愛い組とカッコイイ組に分かれ、「どちらにも所属しない日ノ隈がこっちになった！」とらんちゃんが仰っていましたが、正直カッコいいメンバーの中に可愛らしいらんちゃんの動きや歌声がとてもよいアクセントになっていて、こちらにらんちゃんがいてくれて本当に良かったと感じました。「お前も緑だろ」もめっちゃよいｗ（提案したのはそやさんだそうｗ）（また、これは後になって気付いたそうですが、ショートヘア組とロングヘア組で自然に分かれたというのもなかなか面白いですよねｗ）
そやさんとくくたその歌やダンスの上手さを引き立てる演出も素晴らしかったです。このお二人の歌やダンスは簡単に真似ができるレベルではなく、お二人を切り取って魅せてくれたことに納得しかありません…！そやさん曰く、くくたそがメインになってみんなにダンスを教えることが多かったそうですが、くくたそはもちろんそやさんのダンスもとてもかっこよかったです。お二人が背中合わせになる部分や立ち姿など全てが本当にかっこよく、流石だなと…！らんちゃんと羽柴が歌っている後ろでとんでもないステップをキメていたりするのもただただ驚きました。（サビの部分）（アレ真似したら絶対後ろにひっくり返る自信ある）
羽柴とらんちゃんのパートは曲が少し落ち着くこともあり、ダンスも控えめではあるのですがお二人の掛け合いが緑組独特の雰囲気を出しており、これは他のメンバーには真似のできるものではなかったと思っております。羽柴の高音の調子もよく、めちゃくちゃ綺麗に出ていましたよね。（高音の曲が続いたせいか、後のMonsterで低音が出なかった…と嘆いてはいらっしゃいましたがｗ）白柴組の歌みたでも周知されていることですが、羽柴の歌声は本当可愛らしいお声の方と見事にマッチします。
くくたその宴会芸（本人談）がこれでもかというくらい披露されていたのも見どころでした。イケボでの掛け声やカワボ（ロリ系）から大人のお姉さんボイス、ハリネズミを感じるハジけたお声などなど…あれだけ激しいダンスをしながらなぜこんなことができるのか…本当恐ろしい方です。（破壊力高すぎてボコボコにされました…。しゅき…。）
あにまーれとどぅーいっとが始まってまだ２曲目なのに完全に、「フロアが沸き上がりました」。盛り上げとしても完璧でしたし、まさに全員が主役なパフォーマンスにこの後の期待が高まるばかりでしたね。
■サンタさん/ももいろクローバーＺ
（因幡はねる、柚原いづみ、白宮みみ、瀬島るい、飛良ひかり）
先ほどの４名とは対照的な可愛さに全振りしたパフォーマンス。これぞまさにえるすりーで思い描いたアイドルとしてのあにまーれの姿だ…！！と大変驚き感動しました。しかし、正直こんなにもクオリティの高いものを仕上げられるとは、思っておりませんでした。揃える部分が本当にきれいに揃っていたり、難しいフォーメーションの移動を完璧にこなしていたり…。誰がみてもこれはガチのアイドルです！
知っての通り元はあにまーれはアイドルグループとして売り出していたわけではありませんし、おそらく皆が初めからこれだけのパフォーマンスをできる能力を持っていたわけではありません。ねるちゃんの普段の雑談でこの５人がよく集まってダンスレッスンに行っているというお話がありましたが、頻度もすごかったですし楽しくもみんなヘトヘトになるほど厳しい練習をされていたそうです。ダンスの先生を見つけてきて、自主的に人を集めるねるちゃんやそれについていく皆さんの熱意を感じ、とても可愛らしいパフォーマンスだったにも関わらず感動の涙が止まりませんでした…。先の４名のチームも自主練でスタジオを借りたりしていたらしく、こうして２つに分かれることになっても皆が一丸となって一生懸命に頑張っていらっしゃっる姿にあにまーれの強い絆を感じます。
サンタさんでもまさに全員が主役なパフォーマンスがとてもよかったですね。リーダーであるねるちゃんがセンターをしっかりとこなし、可愛らしいパートをこなしつつファンサたっぷりな白宮、ひかりちゃん。綺麗な歌声をしっかりと聴かせてくれる瀬島。そして何と言っても自由奔放にベイ筋を鍛え、楽しそうにはしゃぎまわるいづみちゃん…！！ｗ（最高の自由演技でしたｗ）
ねるちゃんの雑談で特にサンタさんについては多く触れられていましたが、本当すべてがうまくハマったパフォーマンスでしたよね。クオリティの高さも含め、もうこれはガチガチのアイドルイベントで披露しても他に引けを取らないものだと思います。ここまでのクオリティのものができてしまうこと、本当にすごい、すごい…と驚きました。(あと本当にみんなとてもかわいい、かわいい…)
■お願い！シンデレラ/CINDERELLA PROJECT
（あにまーれ全員）
歌詞が響きすぎる上に、演出も含め最高でした…！
「夢は夢で終われない」「動き始めてる輝く日のために」
「はじまるよ新たなストーリー描いたら」「私だけじゃ始まんない」
今までのあにまーれのことを思うと、涙ぜずにはいられません。まさに今回があにまーれ9人のアイドルとしての始まりだと感じさせてくれる曲でした。初期メンバー３名を先頭に３組にグループ分けされたメンバーが中心のステージに集合する演出は鳥肌モノです。
人数が多くなればなるほど当然合わせるのは難しくなるにも関わらず、振付もとてもきれいに揃っており、本当に皆さんとても練習されたんだなと感動しました。個々の配信でも取り上げられていましたが、ダンスの練習をする際に誰かが覚えにくいところや入りの難しいところは、掛け声を出し合ったりして練習を繰り返されていたそうです。本当にこうして一つになったあにまーれを肌で感じられる素晴らしいパフォーマンスです。
■ふぁんふぁーれ！/有閑喫茶あにまーれ
（あにまーれ全員）
OPでは全員で歌いましたが、今回は初めて披露される9人でのパート分け…！感動しないわけがありません。初期メンバー３人で分けていたパートに新メンバーたちが続きます。こうして9人の歌として完成したふぁんふぁーれ！が聴けただけで本当に生きていてよかったと思います…。９人になって一層元気になった掛け声には思わず笑顔になってしまいますし、ほんと、いろんな感情が沸き上がって来ますよね。。。
「あにまーれがこの９人でよかった」「あにまーれ大好き！」ねるちゃんはじめ、初期メンバーの言葉が本当に心に響きます。そやさんの振り返り雑談でもぶっちゃけられていましたが、実際ずっと仲良しなだけで順調にやってきたグループではないのです。喧嘩も沢山されたでしょうし、メンバーの脱退も少なくはなかった。不仲だとか、オワコンだとか言われた本当に辛い時期もありました。それが今楽しそうに、本心で今のあにまーれが大好きだ、この９人で良かった、と初期メンバー３人が言ってくれるのです。それはとても、とても嬉しいことです…！
結成当初と方針が大きく変わったこともあり、今のアイドル売りに対してらんちゃんはどう思っているんだろう…？と思っていたのですが、その点について雑談でお話してくださっていました。実際らんちゃんがお歌枠をするようになってくれたのもつい最近のことで、元は「お歌は苦手だからやらない！」と仰っていました。が、今回のフェスやフェス前に開催された歌謡祭に参加したこと、皆で何かを作り上げるということは本当に楽しい！と言ってくれていたのです。イベントが決まった当初はやはり苦手なことばかりでプレッシャーも感じていたようですが、本人が楽しめたということをきけてとても安心しました。こうしてどんなことにも歩み寄ってくれるらんちゃんの存在にあにまーれはずっと支えられ続けていますよね。改めてらんちゃんありがとう、ありがとう…という気持ちでいっぱいになりました。
こうして今回のイベントをきっかけに一つの輪になれたあにまーれ。「さあ輪になれあにまーれ」という歌詞がとても刺さります。
ねるちゃんの雑談でお話されていたことなのですが、この曲をイベントなどで披露したことは数あれど、実は今まで3人でしか披露したことしかなく、「輪になれた」ことは一度もなかった。それが今回９人でやっと大きな輪になることができたのです。涙ながらに語るねるちゃんをみてから改めてみると、一層心にくるものがあります…。本当に、本当に今のあにまーれがこの９人で良かったね…！！！！なかなか表でメンバーに対する本心を語らないねるちゃんが、こうしてはっきりと仰ったのですからやはり今のメンバーでこのような活動ができていることがとても嬉しいのでしょう。こうしてあにまーれメンバーとの距離が縮まっただけでも、今回のイベントの意味は十分にあったと感じます。それだけではない多くのものを得たあにまーれ。新たな始まりにふさわしい本当に素晴らしいイベントでした。
■終わりに
正直もっと多くのメンバーの雑談でのお話やソロ、シャッフルユニットにも触れたいところではありますが、語りだすと本当にキリがないので今回は「あにまーれのアイドルとしての新しいスタート」という部分にのみ注目してみました。あにまーれに入る前からの夢を叶えた白宮、パトねるのデュエット、イケボ組などなど…全編通して本当に見所しかない素晴らしいイベントでした。
そしてなんと！この素晴らしいイベントを繰り返し見られるチャンスが…！！！！ 1/3までの受注生産で現在Blu-rayが販売されております！この感動をもう一度楽しみたい方、訳あって今回配信やアーカイブが見られなかった方、おそらくこの機会を逃すともう見ることはできなくなると思います。ぜひ、ご購入をご検討ください！
最後に、イベント終わりに皆が感動の涙を流す中、決して泣くことはなかったという羽柴の言葉をお借りします。（必死に涙こらえていたらしい…）「ここで泣いたら終わりみたいじゃん！」そうです。終わりではなく、これは新しいあにまーれの「始まり」なのです…！始まりの瞬間を一緒に見届けられたこと、本当に嬉しく思います。これからもさらに活躍されるあにまーれを一層応援していきたいものですね。
※1/28 追記
イラストやっと出来上がったので差し替えました！前のシルエットだけのもの▼
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