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「潮が舞い子が舞い」全キャラ解説

今回は潮が舞い子が舞いの登場人物を全員紹介していきます。2022年2月23日時点での既刊、つまり7巻の時点での全キャラです。今後新キャラが出てきた場合にこの記事を更新するかは未定です。

グループについて

まず大大大大大前提として、この漫画に登場するキャラクターたちはいくつかのグループに分けられます。そのうちの1個の例なんですが、そもそも皆さん”エレメント”ってご存知ですか?簡単に言うと、古代中国の占いである”占星術”における4つの成分のことです。私は知りませんでした。

で、そのエレメントですが、火・地・風・水の4要素とされています。この4つを元にして名付けられているキャラがいて、火の火川、地の土上、風の風越、水の水木となっています。作中でも彼らは仲良し4人組として描かれており、潮が舞い子が舞いには、このように共通点のある苗字を持つグループがあります。よって、以降はグループごとに分けて紹介を行っていきます。

全キャラクター紹介

2年4組の生徒たち

エレメント

水木みずき 祐樹ゆうき
この作品に明確な主人公はいないが、1話から出ていることや登場回数の多さから主人公を決めるとするならばコイツ。性格も純粋で気配りができる優男。弟がいるため面倒見が良い。百々瀬や雨窪、火川などと同じ団地に住んでいる。女子は苦手。家族に内緒でスーパーでバイトをしている。

ひかわ
高身長のクールなイケメンだが実際は普通のスケベな男子。水木同様女子は苦手。

風越かざこし
褐色&八重歯の元気キャラ。下ネタも男友達の前では気軽に言うが実際はヘタレで純情。水木火川同様女子が苦手。

土上つちがみ
低身長。真面目。かしこい。委員長(何のかは不明)を務めているため委員長とも呼ばれる。普段は温厚だが中畔にはなぜか弱い。かなりのオタク趣味なのでオタクグループにも属している。水木火川風越ほど描写は多くないが女子は苦手と思われる。

ナンバー

百々瀬ももせ かなで
男勝りでしっかりしている女子。物言いがキツいが友達思いで硬派。弟と妹の夢を壊さないために「サンタは実在する!」と必死で力説するほど家族思いでもある。水木らと同じ団地に住んでいる。特に水木とは幼馴染で仲が良く、クラスの友達からは恋仲なのではとよくからかわれる。長女なので一万田、バーグマン、中畔のようなタイプのわがままに弱い。

一万田いちまんだ
小柄で性格も子供っぽい。本と映画が大好き。カチューシャをつけている。直接吹き出しから台詞を発さず、百瀬や五十嵐が翻訳することが時々ある。

五十嵐いがらし
大柄で三白眼。「金」と「玉」が入った四字熟語を探すのが好き。皮肉やゴシップも好きで、時々柿境との絡みも描かれる。

アニマル

虎美とらみ ゆい
目つきが悪く苗字に”虎”と入っているが、実際はかわいいもの好き。その一方武器や怪物が沢山出てくるいかつい漫画・ゲームも好む。真っ直ぐな性格なので友達も多め。

犀賀さいが
気さくで男女ともに好かれている。胸も大きく美人。狐塚と一緒にかわいいものを探したり、大人しい男子をからかったりするのが大好き。

狐塚こづか
糸目で大人びている。犀賀と一緒にかわいいものを探したり、大人しい男子をいじったりするのが大好き。

カラーズ

黒羽根くろばね
ヤンキー(と思われているが見た目が怖いだけの)グループの中心的存在。いかつい見た目のせいでクラスに馴染めてないことを気にしている。根はめちゃくちゃ真面目で繊細。女子への耐性も無い。漫画好き。枇杷谷とは幼馴染で、よく漫画の貸し借りをしている。

白樺しらかば
ヤンキーグループ1番の変態。ボサボサ髪のマッシュで普段は目が隠れているが、実はオッドアイ。クラスの女子の形態模写ができる。漫画やゲームも好き。右左と趣味が合うため、最初は怖がれれていたが少しずつ仲が良くなっていっている。

赤桐あかぎり
ヤンキーグループの中でも圧倒的ないかつさ。図体がでかく顔も怖いが、すぐに落ち込み弱音を吐く黒羽根を「眠てぇことたれんなよ」と励ますなどの優しさもある。実は1話から登場しているキャラでもある。

小金井こがねい
ヤンキーグループ唯一の普通な見た目のキャラ。常にニヤニヤしていて小柄。漫画とゲームが好き。

フルーツ

柿境かきざかい
兄の影響で昔のゲームや漫画などにも詳しい、広く深くのオタク。つげ義春などの漫画が好き。非モテで異性に興味津々。モテないことを愚痴り独特の持論を展開するが、他人のことを悪く言うことは決してない。友人の枇杷谷からは「お人好しすぎる」とも言われる。コミュニケーション能力が低いわけではなく、むしろ車崎の幼稚なイジりに対し自虐を交えつつ軽い注意をするなどと、大人な対応をすることもある。ちょくちょく五十嵐との絡みも見られる。

枇杷谷びわたに 真奈美まなみ
SF映画や漫画が大好きな硬派なオタク。周りにどう思われるかより自分の好きなものを追求している。子供っぽい見た目と芯のある中身のギャップが魅力。好きなB級映画監督を語るときや幼馴染の黒羽根に話しかけられたときについ口が悪くなってしまうようなツンデレでもある。漫画ではつげ義春や大友克洋作品などが好き。両親は食堂を営んでおり自身も店に立つ。そのため料理が得意。

柚下ゆのした
お団子ヘアでスタイルも抜群な上に程良く天然な美人。しかし天然ゆえの純粋過ぎる発言で時々柿境や右左を傷つける。ゲームの中でもFPSゲームが特に好きで、武器の中で1番強いのは銃器だと思っている。柿境たち以外のオタクグループとも交流がある。


3D

右左うさ 功太こうた
根は真面目だが中二病な男子。世間で言われていることの逆を言いたがる。ある日の放課後をきっかけに、虎美・犀賀・狐塚の3人から頻繁に絡まれるようになる。特に柚下や前島、虎美の前で格好つけたがる節があり、それを犀賀たちに見つけられる度にイジられて顔を赤くしている。中学の後輩である後谷からも一方的に絡まれることが多々ある。

前島まえじま
丸メガネをかけた小柄な男子。ギャルゲーを沢山持っている。性癖が独特。最初に挙げたエレメントの水木や火川たちとも仲が良い。オタクグループ4人組の中では特に右左と仲が良く、時々喧嘩をするが2人で遊びに行くこともある。メガネを外すと実は・・・

土上つちがみ
冒頭でも紹介した委員長こと土上。前島と仲が良く、ギャルゲーの貸し借りをすることが多い。

柚下ゆのした
前項でも紹介した天然の柚下。右左のイキった発言をしっかり受け止めたり右左の成長を笑顔で見守ったりと、母親的なポジションになっている。が、実際右左のことをどう思っているのかはよく分からない。

シュミ

釣岡つるおか
滝中学出身の人気者グループの一角。優しくて話も面白い人気者だが、実は”八方美人だ”と陰口を叩かれていた過去もある。車崎と仲が良い。喧嘩しがちなメンバーらを嗜めるポジションに居るが、旅屋にだけは何故か厳しい。旅屋と旅屋の兄と何かがあるそうだが、詳しくは明かされていない。

車崎くるまざき
余計な1言やデリカシーに欠ける発言が多く、気が強い縫部や旅屋と言い合いになることが多い。泣き虫。釣岡を慕っている。高校生になってからは小説しか読んでいないと豪語していたが実は漫画が好き。ネコなどの動物も好き。

旅屋たや
気が強くいつもハイテンションなギャル。美人で誰とでも話せるため男子からも人気。歌野と仲が良くダブルボケのコンビネーションは抜群。釣岡との関係性はただの友人ではなさそうだが、詳しくは判明していない。

歌野かの
ネコっぽい顔立ちで不思議な雰囲気のハイテンションギャル。絵が上手い。旅屋とのコンビネーションが抜群。普段はふざけているが、旅屋たちが喧嘩になった時は釣岡と2人で仲裁に回る常識人枠。

縫部ぬいべ もえ
読モをやっている高身長の美人。少女漫画が好き。口が悪いが防御力はゼロなので、ちょっとキツく言い返されると号泣してしまう。たまたま刀禰に着替えを覗かれたことをきっかけに刀禰のことが気になるようになった。

ブキ

刀禰とね 勇之助ゆうのすけ
ガリ勉グループ内1番の常識人かつツッコミ役 かと思いきや、あまりにも真面目すぎて逆におかしいところもある。大人しそうに見えるが厳しく的確なツッコミをハイスピードでするので、初めて会話するクラスメイトを驚かせる。普段の5人でつるんでいる時はただツッコんでいるだけだが、他グループと会話する場面を見ると実はかなり気配りができる人物であることが分かる。恋愛経験が一切なく女子は苦手だったが、バーグマンや縫部などと少しずつ関わるようになる。槍原と同じ美術部所属。

剣持けんもち
ガリ勉グループ内で1番騒がしい。背は小さいがぽっちゃりしているお調子者。女子が大好き。斧生と言い合いになった時に「証拠あるのか証拠証拠」と言ったりドリンクバーを全部混ぜて刀禰に飲ませたりと子供っぽい言動が見られる。一方、ファミレスで老人が水を溢した時に咄嗟に助けることもでき、そんな素直さを刀禰たちも認めている。実は滝中学出身。

槍原うつぎはら
高身長で糸目。ガリ勉グループ内では刀禰をからかいつつ見守る保護者的なポジションにいる。女子が苦手なのかどうかすらも分からないミステリアスな人間。美術部所属だがあまり部活には行っていない様子。

弓立ゆだち
短髪メガネで無口無表情。かなり卑屈でネガティブ思考。姉と二人暮らししている。女子が大好き。

斧生おのお
口元に黒子がある。「めんどくせえ」が口癖で、いつもムスッとした顔で横を向いている。女子が大好き。実は滝中学出身。

テンキ

晴原はるはら
ぽっちゃりしている女子。体型を気にしている。友達思いだが感情を言葉で伝えるのが苦手気味で、心の声で叫ぶことが多い。58話まで水木のことが若干苦手だった。

雨窪あまくぼ
高身長でちょっと怖い雰囲気だが実は優しい。水木たちと同じ団地に住んでいる。いつも雲出の無茶振りに付き合う健気なところもある。

雲出くもいで
小柄だが物怖じしない性格。登場人物の中でも関西弁が結構きつめ。マイペースで雨窪と晴原をいつも振り回しているが、「こうして3人でいるのが楽しい」と全く照れずに言えるほどさっぱりしたところもある。

サイズ

大垣内おおがいと
小柄な女子。病的な潔癖症で、そのことについて中畔とよく口論になるが仲は良い。

中畔なかぐろ
水木のことが大好き。「ぐろろろ」などの独特の鳴き声(?)を発する。マイペースに騒ぎ皆を困らせてばかりいるが、大垣内と小笠原がそれ以上の変人なので3人で居る時はまともなツッコミ役に徹する。土上がライバル。

小笠原おがさわら
大柄でぼーっとしており、たまに口を開いたかと思えば意味のわからないことを言う。

真鈴バーグマン

真鈴まりんバーグマン㊛
一見したところおしとやかな洋風の美人。実際は日本育ち日本国籍無宗教の日本人。アメリカ名だが北欧の血筋らしい。気を許した相手の前では大声で関西弁も交えまくし立てる。1人だけ隣町の中学出身なこともあって、友達がいない孤高の美人としてやってきたが、学食で相席したことをきっかけに百々瀬とよく話すようになる。また、雨宿りをきっかけに刀禰とも関わりを持つ。「欲」や「矛盾」などの哲学的な話題を好むが、褒められたら素直に喜んだり、百瀬が他のクラスメイトと仲良くしているのに嫉妬したりと、実際は普通の可愛い女子高生。百々瀬の前で大声で騒ぐ姿や自分のペースで刀禰を翻弄する姿など、様々な角度からのバーグマンを見ることができる。

大人たち

先生

那智なち
2年4組の担任教師。背があまり大きくなく顔も子どもっぽいが、言動はかなり大人びている。生徒と摩耶からいじられがち。浜と中学高校時代の友人。名前の由来が山の方なのか戦艦の方なのかは不明。

摩耶まや
2年4組の副担任教師。世界史担当。生徒と一緒に騒いだりセクハラまがいのことをしたりと、教師とは思えないほど自由奔放。その親しみやすさから「摩耶ちゃん」と呼ばれ生徒から慕われている。湖港と高校時代の友人。名前の由来が山の方なのか戦艦の方なのかは不明。

団地の人々

湖港こみなと
団地で水木の隣の部屋に1人で暮らしている。実は漫画家だが、そのことは水木しか知らない。煙草とお酒が好きな大人な女性。摩耶と高校時代の友人。

はま
水木たちと同じ団地に住む無職の大人。漫画やゲームに詳しく水木や火川たちとよく話している。人付き合いは苦手だが湖港や近所の老人たちによく絡まれる。那智と中学高校時代の友人。

水木母
水木の母親。

右左母
右左の母親。息子のことをこーちゃんと呼ぶ。

浜の母
浜の母親。息子のことを倅と呼ぶ。

街の人々

マスター
刀禰のおじ。バーを経営しているメガネで高身長の老人。かなりのオタクなのでバーには漫画が沢山置いている。

タッさん
刀禰のお祖父ちゃん。つまりマスターからしたら父親。本名が帯刀(たてわき)なのでタッさんと呼ばれている。「令和の80代」を自称するほどパワフルなで、その人柄から町内の老人に限らず摩耶たちにも慕われている。

御崎みさき
水木と同じスーパーで働いている。水木より年は上だがバイト歴では
後輩。埼玉から自分探しのために関西に来ており、関西人への偏見がかなり強い。いい加減なことばっかり言って羽坂や水木を困惑させるが、飲み会で水を人数分頼んだりタクシーを止めたりと普通の気遣いもできる。

羽坂はさか
水木と同じスーパーで働いている大人しい女性。酒にはあまり強くない。

平野ひらの
水木と同じスーパーで主任をしている強気な女性。酒に強く、よく羽坂を誘ってバーや居酒屋に行っている。

後輩と弟・妹たち

氷室ひむろ 静子しずこ
高校1年生。水木や百々瀬とは幼馴染。クールで物静かな美人だが、心の内は水木への恋心で溢れている。後谷と一緒の時や心の中では饒舌なのに現実では緊張してあまり喋れないため、水木も氷室の気持ちに全く気づいていない様子。水木と同じスーパーでバイトをしている。

後谷うしろだに
高校1年生。同学年の男子をガキ扱いする強気な女の子。中学が一緒の右左先輩のことが大好きで会う度にからかっているが、実は照れ屋で超純粋。氷室からは「ウブな乙女ちゃん」と評される。右左をからかうためにわざわざエロ本を用意するも、自分のほうがテレて顔を赤くしてしまうこともあるほど。

水木 拓海たくみ
水木の弟(次男)。小4。兄のことが大好きだが自分から積極的に甘えたりできない年頃。

水木 大地だいち
水木の弟(三男)。いつも元気。分別がつかず、浜の前で「あ、無職の浜さんだ!」と言ってしまうこともある。

百々瀬 はじめ
百々瀬の弟(長男)。中2ということもあり反抗期気味で、大地たちと一緒に帰るのを恥ずかしがり、姉にもつんけんした態度をとる。

百々瀬 彩音あやね
百々瀬の妹(次女)。小4。水木や拓海、大祐らとよく遊んでいる。

百々瀬 大祐だいすけ
百々瀬の弟(次男)。水木や拓海、彩音らとよく遊んでいる。


最後に

グループ分けやプロフィールを記載する際に参考にしたサイトのURLを貼っておきます。
さぶなっくさんのnote

Wikipedia


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