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2024年6月は伏線回収の旅〜その③ピラミッドと有翼のライオン

旅の2日目のつづき。

今日もまた時間が足りない?
駆け足で若狭一宮上社(彦神社)と下社(姫神社)にお参りして、本日の(元々の)目的地へ!
でももはや、どれがメインでどれが伏線かわからない。

若狭彦神社
若狭姫神社

若狭から信楽まで、約2時間半のドライブ。
山道ばっかり…からの琵琶湖大橋を渡る爽快さと言ったら!意外とあっという間に渡ってしまったけれど。
そしてまたくねくねの山道からの、
駐車場からまた歩くの…

トンネルを抜けると…
またも神社のような建物が

やっと辿り着いたのは、MIHO MUSEUM。
今年初めてその存在を知ったのだけど、ルーブル美術館のガラスピラミッドで有名な建築家IMペイの作品、というので、これは行きたい!と思ったのが3月のこと…
まさかそこから2ヶ月ちょっとで来ることになろうとは、この旅自体もそうだけど、展開が速くて慄いている。
でも勢いにのれる時にのっておける環境と自分の身体に感謝。四十肩だけど…

ここ、ルーブルっぽい!
ここはメトロポリタンっぽい!(あくまで雰囲気)

こんな言い方をしてはなんだけども、日本の美術館っぽくない大胆な空間と展示方法にワクワクした。
一方で、最近歴史が気になる身としては、どこで出土したのかとか気になるけれど書いてないのが気になった…
が、余計なことは考えずあくまで「美術品」としての鑑賞を目的としているなら、そのつもりで観ていればいいのだ。

カフェで腹ごしらえしようと思ったけど
ほとんど売り切れ。
とりあえずカフェオレ…

もはやだいぶ疲れていて、閉館ギリギリまでいようかと思ってたのに予定よりも早めに退出しようとなる。
でもエントランスへ行くと、他にお客さんもいなくて写真を撮るのにバッチリな光景が現れた。

ピラミッドがいっぱい!その中に太陽!!

そうそう、MIHO MUSEUMを見つけたのは、「プロビデンスの目」をググってた時。
遡れば奈良旅のあと、万城目学の『鹿男あをによし』を読み返したくなり、そこに出てきた「サンカク」という言葉から、三角の中に目があるそれが気になったのだ。
三角はピラミッドのようでもあり、「プロビデンスの目」がピラミッドのてっぺんに描かれる場合もある。
ミホミュージアムに展示されてる作品の中に、エジプトの「ウジャトの目」というのがあって、謎に検索で出てきたのはそっちだったのだけれど、小さな作品であやうくスルーしそうになるくらいだった。
結局これも伏線に過ぎず、こっちがメインだったのか?入館直後のエントランスは人がいっぱいいて落ち着かない状況だったけれど、ちょうど誰もいないタイミング、まさかここで「目」に出会うとは。

お香水を汲んでミッションコンプリートと思いきや、終わりははじまりに過ぎないということだったのか?

余談?あるいはまた伏線かもしれない。
こういう立派なお庭に行く度よく庭師さんを見かけるんだけど、
ちゃんとした庭や公園では日常の風景なのでしょうか?
単に平日に行くことが多いから??
勉強になってありがたいことだけど、
もっとお庭の手入れに力を入れよというメッセージ?
木蓮?マグノリア?
蕾がかわいい…

同じ道を通るのがあまり好きじゃないから、少し時間はかかっても帰り道は信楽駅方面のルートで。
ちょっと寄り道もしつつ。

これも気になってる紫香楽宮跡
さらっと通っただけだけど

このあたりのあれこれを調べ出したらキリがないんだろうなぁ。
とにかくもう今日は休もうと琵琶湖畔のホテルに到着すると、まさかのお出迎えが。

フェルミトラクス!!

有翼のライオン像が駐車場側のエントランスから入った真正面に鎮座していた。
ピラミッドに水の女王(お水取り案件)…すべての発端となったファンタジー小説『鏡の中の迷宮』に登場する、黒曜石のライオン「フェルミトラクス」が、ここまで辿り着いたことをお祝いしてくれたみたいだった。
まさかのサプライズにびっくり。
つい話しかけて鼻をなでなでしてしまう。

この日は合計5時間近くのドライブでさすがに疲れた…
けど、明日でもう旅は終わり。
2泊なんてあっという間だ。
ちょっと物足りないくらいがちょうど良いのかもしれないけど。

つづく

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