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12ヒーラーズと歩く12の軌道(6) アグリモニーと射手座

バッチフラワーレメディを携えて歩くホロスコープの旅。

双子座➡︎蟹座ときて獅子座にいくと思いきや、相変わらず予測不可能な私の軌道。
そしてまたずいぶんと時間が空いてしまいましたが、
蟹座の支配星「月」の居場所、射手座へ旅に出ることにしました。
そもそも予測不可能なのは月が射手座にあるから、とも言えそうです、
それでもって蠍座の天王星がコンジャンクション。

気分の浮き沈みの激しさが目立つようになったのは火星期に入ってからだけど、
それは同時に火星のある蟹座を支配する「月」の影響が大きくなっているということなんだろうか?

太陽を生きられていないのだから、火星はどう使ったらいいかもっとわからない、と思っていたけれど、どうも、火星は火星で言いたいことがあるようで。
射手座に対する憧れの要素も強いけれど手に入らないものを追いかけるのではなくて、今ここにいることをもっと大切に感じたい。
未来に希望を持ち続けられるのが太陽射手座かもしれないけれど、月はどうもそうは行かないみたいだ。それとも火星-月の135°が効いているのかもしれないな?
真っ只中だからこそ、フラワーレメディを使いつつ、サバイブしていくほかないのだ。


射手座の軌道 アグリモニー ∞ バーベイン ∞ スイートチェストナット


私のホロスコープ、射手座には月と海王星があります。

12の軌道の歩き方
【基本編】

・ホロスコープの[①太陽②月③アセンダント④水星⑤土星⑥チャートルーラー⑦1ハウスにある天体]のサインが該当するコミュニケーションフラワーの、マイナス指標が出てきていないかチェック。合わせてプラス指標も参考にする!
・コミュニケーションフラワーをメンテナンスレメディとして取り入れる。
【応用編】
A:上記①〜⑦に該当する軌道のコンペンゼーションフラワー・ディコンペンゼーションフラワーの症状が出ていないか合わせてチェック。その状態になっていたら要注意。
B:基本編に従ってチェックしたけど該当しない、でもうまく働いていないと感じるレメディの軌道を辿り、ホロスコープと照らし合わせてみる。該当するサインや天体が、重要なハウスにあったりアスペクトを形成している可能性がある。

射手座


射手座のコミュニケーションフラワー アグリモニー

Aから始まるアグリモニーは、38種類あるバッチフラワーレメディの1番最初のコードがついてるレメディです。

いつもにこやかで機嫌良く楽しそうで社交家で...
そんなふうに見えたらレメディなんかいらなそうなんだけど、
その明るさで辛さや闇を覆い隠してしまっている人に働きかけるのがアグリモニー。
その悩みや苦しみを人に話せるのなら苦労しないのだ。
人って本当に複雑だなぁ。

アグリモニーのマイナス指標
・自分の問題で人に負担をかけたくないので、問題は自分の心の中にしまっている。
・他の人に胸の内を打ち明けるのが怖い
・カウンセリングの場でさえ、初めは多くのことを隠していた
・深い関係を持つのが不安なので、できれば表面的な関係を保ちたい
・よろこびを思いっきり表現することができない
・自分の感情を抑制すると息がとまり、深呼吸ができなくなる
(『バッチフラワー ニューセラピー Ⅰ 12の軌道』より)

これらが一般的なマイナスの性質だとして、ディートマー氏はもっと深いところに切り込んでおり、わーまさにその通りだ、と、感心しました。
一方でそうやって「外側」の答えに感心することによって「内側」の不安を打ち消したり、本心に蓋をしてしまうのも、アグリモニーの危険なところです。

質問されても問題を回避する、大したことないとあしらう。内面の不安を落ち着けるために、(表面の問題よりももっと難解な)本を読んだりセラピーを受けてみたり、あらゆることを試してみようとする。
結果、癒されるのではなくてより強固な仮面が出来上がってしまう...

私の場合のそれは「月」の作用なので、ちょいちょい仮面が剥がれてまた作り直さねばならないということになる。いや、仮面は外していい。


アグリモニー状態は、家族の死やパートナーが離れていった後などに起こることがあり、

個人的な心の葛藤を精神的に消化する作業

でもあるけれど、同時に

感情の根本的な抑圧が始まることもあるでしょう


それは身体にも現れるから、痛みすら感じにくくなっていく。
抑圧しているから、小さな感情の動きに気づけない、
その気づけない感覚が次第に大きくなっていくことにも、気づけない...
そうすると何も感じられなくなっている。
より大きな刺激を求めるようになっていくのは、ポジティブな感情を感じられるように、あるいはネガティブな感情を感じることのないように。

そうすると、何もしていない時間が落ち着かない。
ワーカホリックになったり、お酒やドラッグに逃げたり、
奥の方の漠然とした不安や悩み事をもっと小さく押し込めようとする。

その小さなものが自分に跳ね返ってくる時には、
まるで矢のように鋭く痛いところに突き刺さる。
たとえばそれが、他者に向かったら、、と思うと、
人との距離感をとりたくなったり、深く関わることを避けたがる。

アグリモニーが、その人をより「誠実」にしてくれる可能性がある

そうなんだ、弱いところもさらけ出していい、素顔のあなたを見ていたかったんだ。


コンペンゼーションフラワー バーベイン

なんと、バーベインは私の太陽と水星のコミュニケーションフラワー。
月がアグリモニーな状態からコンペンゼーションフラワーに陥ると、
太陽のネガティブ状態が出てくる??
その状態との違いを見分けるのは難しそうだな...
頭で理解するだけというのは間違いやすそう、
今はじっくり感じてみるしかない。


太陽が発揮されているときは、熱意や喜びに満たされているけれど、
他者を巻き込もうと過剰に動き回ろうとするとバーベイン状態に陥る。

アグリモニー状態を補償するバーベイン状態とは、
過度に活動的だけれど自分の内面を隠すためであって、
極端に外交的ではあるけれど、他者と共同できる状態ではない...
それはアグリモニーで補償できなかったマイナス面から意固地になっている状態なんだろう。

なるほど、振り返ってみれば自覚ありまくり。
それを押して無理をしまくり、
結果としてスイートチェストナット状態に陥っていたかもしれません。


ディコンペンゼーションフラワー スイートチェストナット

・思いがけない運命の打撃、あるいは出口がないように見える状況
・やれるだけのことは全て試してみたが、いま完全に絶望している
・唯一の抜け道が自己崩壊と破滅にしか残されていないように思える
・心の痛みを自分の胸にしまっておく
・苦しみの限界に達している時も感情をコントロールしている
・変えることのできない運命にまだ立ち向かおうと絶望的な闘いを挑んでいる
(『バッチフラワー ニューセラピー Ⅰ 12の軌道』より)

「アグリモニー」の「月」を持っている私。
読んでいるだけで、とても苦しそうな心の状態だなぁと、今は客観的に見ている。
しかし、「生まれつきの素質が、究極の状況においてその人がどのように反応するかを決定づける」のだとしたら、例えば「環境」などの条件においてこの状態に陥る可能性が大ありなので注意が必要。

同じ絶望状態でも周りに吐き出すことができているならば「ゴース」
混乱を体現しているならば「チェリープラム」
あきらめが強く出ているならば「ワイルドローズ」...
自分では見極められないかもしれなくて、いや、自分で見極める冷静さのようなものがあるのが、スイートチェストナットなのかもしれず、気づいたからにはまだなんとかできるのではないかと、どうにもならない状態に立ち向かおうとし続けてしまう。

八方塞がりの状況に見出す抜け道が、希望の方向である場合もあれば、
スイートチェストナット状態だと「自己崩壊と破滅にしか残されていないように思える」。
もしも射手座に太陽を持っている人がこの状態に陥ってしまったなら...
その苦しさは想像を絶するものだろう。。

勉強になるなぁ〜と読ませてもらっている、marialiteさんのnoteに書かれた、スイートチェストナットのお話。

ハッとした部分

小さくまとまろうとする心 に効く

なるほど、射手座は楽観的なのが良いところでもあるけれど、もっと大きな目標を目指してるから小さなことは気にしないのであって、だけどアグリモニー的に本心を隠したり、バーベイン状態で他者を説得して賛同を得ようとしたり、そうして本来の目標を見失ってしまうと、すっかり失望状態になってしまう。

その目標だって、絞りこみすぎなくていいし、たった一つでなくていい。ただ一つひとつにしっかりと狙いを定めて、たくさんのものを得ていくような、大きな理想を描いていていいのだ。


私は射手座に月を持っているから、

むしろ軽い感じで人生に取り組んでいく必要がある。(中略)単に空想に浸っているだけでもいいが、おそらく初めての国を旅行し探検するとき、とりわけ調子が良くなるーもしそれが不可能ならば、せめて街の中の行ったことのない場所でもいい。
『占星術と神々の物語ーホロスコープの中の原型』

月はポジティブで楽観的な射手座の性質に憧れを抱いてしまう。
でも太陽のような大きさはないから、同じ方向を目指すことはできたとしても、どこかで追いつけなくなってしまうんだろう。
なんなら海王星もあるから、その裏に苦しみを抱えているならば寄り添ってあげたいとも願うんだけど、バーベインでもアグリモニー状態でもなく何にもない私であっても、心をオープンにできなければ、その人を癒すことはできないのだろうなぁ。
そうまずは、自分が癒されていなければ。

と、ついつい大きな理想を描いてしまうのも海王星の作用かな?
本当に目を向けるべきは自分の内側だってことに気づきつつも、
思考や頭の方に気が行って身体が疎かになっています。
一秒でも一瞬でも、身体に意識を向けるようにしています。
「月」は身体でもある。

内側を守るために外側の防御を固める。
身体をガチガチに硬直させて心を守っているのが、蟹座の火星かもしれません。
攻撃は最大の防御、というように、怒りという感情も身を守ろうとしていた火星かもしれません。
その火星が射手座の月に135°で働きかける。
自分への攻撃性、心や身体に制限をかけてしまう。

先日クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを受けてきたのですが、
身体の組織が柔らかい印象を受けました、というプラクティショナーさんの言葉がとっても意外でした。
極端に体は固いし肩凝りもひどいし、いつも全身がこわばっているように感じているのです。
でも、射手座は「柔軟宮」。そっか、実は柔らかいのかもしれない。
それを守ろうとする蟹座火星も、外側は固い甲羅に覆われているけど、中身はきっとふにゃふにゃなのだ。

太陽獅子座も、明るく強くなければいけない、という思い込みを作っていたかもしれません。
こうでなければ、はきっとマイナス指標。
獅子座のコミュニケーションフラワー「バーベイン」のプラス指標は「落ち着きと広い視野」です。

月に必要なのは穏やかな安心感。
それを感じられたなら、射手座が求める本心からのよろこびを探していくことができるのです。

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