「楽しい」と「愉しい」の違いとは?
みなさんこんにちは。群馬県高崎市のコンサートサロン「アトリエミストラル」のオーナー櫻井です。
最近、アトリエミストラルの理念やビジョンをなんとか言葉にしたいなぁといろいろと言葉探しをしていて気づいたことがあったので、シェアしたいと思います。
1.アトリエミストラルを表す言葉
アトリエミストラルはどうありたいのか?何をしたいのか?どういう立ち位置でいたいのか?使命はなんなのか?ということを考えています。
気になる言葉を拾っていく作業をここ2~3ヶ月していくなかで「楽しさ」「豊かさ」「ときめき」などの言葉に自分が反応していることが分かりました。
要するに、アトリエミストラルに来てくださる人や演奏してくださる人に「楽しさ」や「豊かさ」を感じてもらいたい、「楽しさ」や「豊かさ」を提供する場でいたい、ということなのですが、ふと「楽しい」には「愉しい」と書く言葉もあるなぁと思い、調べてみました。
2.「楽しい」と「愉しい」
「楽しい」には外側から入ってくる楽しさ、明るく満ち足りた気持ち、ウキウキするような気持ちという意味があり、与えられたことに対して得られる気持ちのことらしい。
一方で「愉しい」には、内側から湧いてくるもので、自分自身の気持ちや思いから生まれるたのしい状態という意味があり、与えられるものではなく自分自身の考え方でいくらでも変わるという仏教的な考え方にもつながる言葉だそう。
3.アトリエミストラルの目指す「たのしい」とは…
音楽を提供する場であり、演奏する人、聴く人が集まるアトリエミストラルは、一見すると「楽しい」場所を目指す方が分かりやすいと思うのですが、私の心に引っかかったのは「愉しい」という言葉の方でした。
どうやら、外側から入ってくるもの(音楽)は一つのきっかけであり、お客さまや演奏家が内側から湧き出る何かしらの感情を持ち帰っていただきたいと、オーナーの私は思っているらしいのです(他人事みたいですが)。
それが「愉しさ」に代表される「心ときめく想い」や「憧れ」「何かしらの決意」や「リフレッシュ」「癒し」なのかもしれません。
4.何を感じるかは人それぞれ
生のコンサートは、お客様一人一人がなんらかの感情を内に秘めて持ち帰るります。一緒に来た人と語り合ったり、レビューをみたりする前に。
リフレッシュできたという言う人もいれば、知的好奇心を刺激されたいう人もいる。新しい体験を求める人もいれば、懐かしい音楽に昔を思い出す人もいる。
そういう多岐にわたるお客様にどう対応していくか、どの程度まで踏み込むか提供側としてはその線引きがとても難しい。
5.今までやってきたことの中にヒントが
すぐには言葉にできないけれど、実は無意識に今までやってきたことの中にヒントはあるかもしれない。それを見つけたいと思う今日この頃です。
いつもながら「中間報告的レポート」でした。最終報告はあるのか?笑