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エマニュエル・イワノフ インタビュー記事より

みなさんこんにちは。群馬県高崎市のコンサートサロン「アトリエミストラル」のオーナー櫻井紀子です。
さて7月15日(土)に開催されるエマニュエル・イワノフピアノリサイタル高崎公演に先立ちまして、イワノフのインタビューが「月刊ピアノ」に掲載されました。
その中から抜粋してお知らせします。

Q:今回の日本ツアーでスカルラッティを選曲した理由は?
A(イワノフ):ナクソスからスカルラッティのソナタ全曲録音を依頼され、リリーズを予定しています。音楽界ではバロック恩田区のスカルラッティの曲をモダンピアノで弾くことについて議論がありますが、私は現代楽器で弾くことによって、作品に新しい息吹を吹き込むことができると考えています。

Q:7歳からピアノを始められたそうですが、子供時代のイワノフさんはどのような生徒でしたか?
A:正直言って悪い生徒でした(笑)
故郷のブルガリアではモスクワ音楽院出身の素晴らしい先生にピアノを習っていたのですが、私は自分の興味のあることに夢中で、基礎的な勉強を真面目にやっていませんでした。そもそも私は指揮者になりたくて、ピアノは指揮者になるためにとりあえず選んだ楽器でした。一日中、指揮者になったつもりでベートーヴェンやマーラーの交響曲を聴いていました。

Q:その後ピアニストの道に進むわけですが、特に影響を受けた教えはありますか?
A:10歳のころにピアノの道に進むことを決めたのですが、そのころ習っていたクルテフ先生にピアノの演奏における基本的なこと、音の響きや表現の大切さを学びました。ピアニストになることを大海原へ漕ぎ出すことに喩えるなら、大海原への旅立ちに必要なことをすべてその先生から学びました。

Q:現在はイギリスの音楽院で?
A:イギリスの先生からは大きな表現と、理論的な整合性を持つことを学びました。一番大切なのは、自分が創り出している音を『聴く』こと。単なるピアノの音としてではなく、オーケストレーション(=音の組み合わせから編み出される表現)として、私の音がいかにして鳴り響き、相手に伝わるかということを、いま一番深く学んでいます。

最後に
前回来日したとき、日本のお客さんの温かい拍手に感激しました。今回再び演奏の機会をいただけたことに感謝しています。


エマニュエル・イワノフ ピアノリサイタル 高崎公演チラシ


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