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5/14 いにしえのうた 第1回 天使が奏でる音楽 終演しました

みなさんこんにちは。群馬県高崎市のコンサートサロン「アトリエミストラル」の櫻井です。

5月14日に開催された「いにしえのうた」第1回 天使が奏でる音楽~リュート  の公演は大好評のうちに終演いたしました。

お客様の半分ほどはリュートを生で聴くのは初めて。永田さんの丁寧で簡潔、かつ分かりやすいトークで徐々にリュートについての理解を深めるお客様は、とても熱心に集中力をもって聴き入ってくださいました。

リュートのフォルムの説明をする永田さん

プログラムは16~18世紀のフランス、イタリア、イギリス、オランダのリュートのための曲を集めたもので、会場であるアトリエミストラルにはリュートの優しく繊細な音色が広がり、空間が一気にルネサンスにタイムスリップしたようでした。

リュートという楽器はそのフォルムが独特で、音も小さく繊細なので、どうしてもそちらの方に目と耳が行きがちなのですが、永田さんの演奏は、フレーズ感がよくわかり、特にその終わり方やテーマの移り方がとても丁寧で、「キュン♡」とするポイントがいくつもありました(笑)。CDなどで聴くとリュートやギターなどの楽器は、どうしても「弦をはじいている」感が目立ってしまいますが、生演奏では楽器そのものの「鳴り」に加え、会場に広がる響きが元々の音を包み込み、とても柔らかく、温かく感じられました。

約1時間半の演奏の後、なんと、お客様が自然と永田さんの周りを取り囲み、リュートについて次々と質問を投げかけ、永田さんが丁寧に答えていた光景が印象的でした。

お客様の質問に答える永田さん

フラットな床、お客様との距離が近いことが特徴でもあるアトリエミストラルならではの光景で、オーナーの私はその様子を一人で嬉しくなって眺めておりました。

アトリエミストラルの主催公演では、お客様が帰られた後に会場で、演奏家の方とスタッフ、そして演奏家と親しい方と簡単な打ち上げをするのですが、そこでの話がいつも「濃い」(笑)
古楽界隈やクラシック界隈の「ぶっちゃけ話」や真剣な「作戦会議」、コンサートをしていて思うことや、お客様視点をどのように取り入れるか?などで盛り上がり、そこでいくつもヒントをいただきました。

今回、ひとまず10周年記念のコンサートの第1回を終了することが出来ましたが、これからの課題も見えてきました。その課題に対して前向きに取り組んでいく気持ちが湧き上がってきたということは、ミストラルにとっても私個人にとっても、いいことだと思っています。

素敵な演奏を披露していただいた永田斉子さん、お越しいただいたお客様、ありがとうございました。

そうそう、2020年に導入した共鳴板の評判がとてもよかったです。木で作られた楽器と、スプルスという木材を使った共鳴板は、響きの面はもちろん、当初想定していなかった「視覚効果」がとても素敵な効果を醸し出してくれていました。

リュートと共鳴板の色が同じ!

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