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読書記録『歴史思考』

歴史を学ぶ面白さを教えてくれる1冊。

COTENラジオを聴き始めて、歴史は暗記するものじゃないことを知りました。
ひとり1人の物語(ストーリー)があって、それが複雑に絡み合っている…
そんな視点で歴史を学ぶと面白い。

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— 印象に残った言葉・感想 —

悩みの原因は僕たちの社会にある常識や価値観なんです。

〜中略〜

僕らの「当たり前」が当たり前ではないと分かると、みなさんを苦しめる悩みの前提が崩れます。

『歴史思考』p11

歴史を学ぶと常識や価値観が当たり前じゃないことを知れる。
価値観は絶対的じゃなくて、時代や場所によって変わるもの。

いくつもの価値観があることを認める。
価値観に絶対的な善悪がないことを理解する。

その中で自分に合った心地いい価値観を大切にしていきたい。


存在した時点で人生は99%成功

人間は誰でも生きているだけで周囲にものすごく影響を与えているんです。

『歴史思考』 p39

歴史にとって、人の「行為」よりも「存在」が大事である。


1番興味深かったのはアン・サリヴァンさんの話。

ひとり一人が存在していたことで、小さな影響を与え合っている。
誰か1人でも欠けていたらヘレン・ケラーの奇跡は起きなかったかもしれない。

自分がどこで誰に影響を与えて、逆に自分がどこで誰から影響を受けているのか…
人が存在していることの大きさを知りました。。


僕たちが考えるようなこと、直面するような悩みは、昔の人たちがあらかた考え尽くしている。

『歴史思考』 p173

「古典」に対して苦手意識がありました。
哲学や倫理学、ちょっと勉強してみようと本を読んでも、内容を自分の中に落とし込めない感覚…
古典から学べることは多いだろうと思いつつ、何度も挫折をしてきました。

今なら、古典を面白く学べるんじゃないかなと思ってます。

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