見出し画像

わたしが石けんをつくる理由③

わたしが石けんを作る理由②で、手作りナチュラルコスメを作り始めたところまでお話ししました。
こちら

アトピーが改善し、ナチュラルコスメで肌のケアを始めると、肌の状態は依然と比べて劇的によくなりました。
それは自分の肌の状態に合わせて、自分で作るコスメだから。
例えば紫外線を浴びたら、いつものケアに鎮静効果のある精油を使ってケアをするとか、状況に応じて使う化粧品を変えることができるためです。

そうやって、肌に合うものを選んでいく中で、最後まで合うものを見つけられなかったのはシャンプーです。
市販のシャンプーを使うとおでこの髪の生え際や、うなじあたりがいつもかゆい。
シャンプージプシーとしてさまよっているときに、石けんシャンプーのことを知りました。
確か、石けんでシャンプーすると髪が増えるというのを見て興味を持ったのです。

石けんシャンプー。
最初は無理と思った。
だって、石けんだよ?
いかにも髪の毛ごわごわになりそうじゃない。
そういうイメージしかないよ。

それでも背に腹は代えられん。
恐る恐る1本買って使ってみたら、思ったほど髪の毛がバッサバサになることなく、クエン酸をリンスがわりにすれば、まあ、使えないこともない。
髪を乾かしてしまえば、ふつうのシャンプーで洗ったのと大差ないかんじ。

それならば、石けんって自分で作れないのかな?という思いが沸いてきます。顔を洗うのも石けんだし。
調べてみると、手作り石けん教室が職場の近くにありました。
善は急げ。
すぐにレッスンをお願いしました。

最初にオリーブオイルの石けんを作りました。
白い普通の石けん。
危険な薬品を使うから、難しいのかなと思っていたけど、意外と簡単。
そして、めちゃ楽しかった。
石けんでデザインができることも知り、かわいい石けんも作ってみることに。
あっという間に石けんのとりこ。

石けんは生地を型に入れたら、1日は保温する必要があります。
1日経ったら型から出して使いやすい大きさにカットする。
カットするときにどんな断面になるのか、切ってみないとわからないからめちゃくちゃ期待が高まります。
だいたいの予想はついていても、カットするときのワクワク感はいつも同じ。
そして使えるようになるまで1か月間精油のいい香りに包まれながらゆっくりと解禁を待つ。
このね、待たされるところがいいんですよ。
どんな石けんになるのか、ずーっと期待が高まった状態でいるから常に石けんのことばかり考えています。

石けんはオイルの配合を変えることでシャンプーになったり、薬品を変えて液体になったり、結構自由自在に作りたいものが作れます。
石けんで髪をあらうことで、いつもかゆかった髪の生え際がかゆくなくなりました。
かゆくないって本当に快適。
髪が増えたかどうかはよくわからないけど、石けんとの出会いによってわたしのQOLは高まりました。

そういうわけで、ナチュラルコスメ、手作り石けんを私はおすすめしています。
ただ、ケミカルコスメ全部を否定しているわけではありません。
ケミカルの化粧品は常温で長期間保存できる。
夏場に腐ったりしないのはとても重要なこと。
特に暑い日に旅先に化粧品を持っていくときなんて、ナチュラルコスメでは難しい。
それに、紫外線が非常に強い場所ではやはり強めの日焼け止めは使ったほうがいいと思う。

植物療法で薬箱の中身は半分を白いお薬、半分は緑のお薬を推奨していると書きました。
化粧品も同じ。
ナチュラルにすることにこだわりすぎると逆に辛くなるから、自分が心地よく感じる程度に取り入れていければいいのではないかなと思っています。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?