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湖北の風景11 賤ヶ岳古戦場

※仕事でいつもいつも横切っていたのに
行ったことがなかった、賤ヶ岳(しずがたけ)

リフトで登れるらしいので、
梅雨の気配を感じる前に家族で出掛けました。
お暇でしたら、さわやかな湖北の風景をお楽しみ下さい。

リフトがあるのは賤ヶ岳東側の
大音「おおと」という集落
生糸製の和楽器の弦が名産
中国の長安をモデルに作られた村らしい
(なんか格調高そう)
琵琶湖を足裏に例えると
親指の付け根あたりが賤ヶ岳
かわいくデフォルメされた七本槍たちの案内板
あなたの推し槍は?
一人乗りリフト
シートベルトなしでスリリング
奥琵琶湖側の青い湖
日本のフィヨルドと称されるのも納得
尾根を挟んで
木之本方面
余呉湖側
あの山を超えると日本海
余呉湖を囲むように陣が組まれていた模様
山頂 名もなき武将像
戦の儚さ、虚しさを伝える美学
戦敗者霊地
祈りを感じるエリア
ひこにゃんのなれの果て
石塔、石仏の寄せ集め
みんな前掛けしてる優しさ
武将の顔ハメパネルが沢山ありました。
頂上 神となった甚内さんの植樹
帰りもリフトでいい気分
帰りは奥びわスポーツの森に
子どもたちを放牧
シロツメクサのむせ返る香りと共に
木陰のベンチで過ごす午後

※賤ヶ岳(しずがたけ)
賤ヶ岳の合戦の舞台であり古くから山城の役割を果たしてきました。
賤ヶ岳七本槍の活躍で有名ですね。
歴史を知らなくても奥琵琶湖の絶景をリフトで気軽に楽しめる観光スポットです。
頂上では多くの人がマスクを外して5月の風を楽しんでいました。

賤ヶ岳の名の由来
『滋賀県の地名』によると、「行基が精舎を建立しようとしたとき山の賤(きこり)が白髪の老樵夫(ろうそま=老いたきこり)となって現れ、山谷に響く大音で精舎の守護神とならんといった。そこで大音(おおと)大明神として祀り、山を賤ヶ岳と称したという(輿地志略)」とあります。

→高僧を由来のエピソードにもってくるのは、だいたい嘘くさいですが、
「白髪の老いたきこり」というがイメージが湖西の「白鬚大明神」や「新羅」(シルラ)を思わせます。古代の大陸との交流と信仰に思いを馳せたくなるところ。

大音(おおと)という珍しい地名も「おお・ほと」=大きな谷、凹みあたりの転訛かしらと思ったり。
意富富杼王(おおほどのおおきみ)という継体天皇の祖先にあたる息長系豪族も連想する地名。
ちなみに継体天皇の諱(いみな=実名)は男大迹(ヲホド)

楽器の弦のことで音楽を連想しがちだけどね。

今回は湖北のかなり北部でした。
子供達も意外と楽しんでくれて、
晴れた湖岸道路をドライブするのは良い気分でした。

お土産(水のようにうまい)


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