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海まち竹野ぶらり旅~豊岡さんぽ vol.12~

こんにちは。
Atelier nuuスタッフの石田です。
今回の豊岡さんぽは竹野編。

いつぶりの竹野かな?
思い出せないくらい久しぶりに竹野の町を訪れました。
いや、そういえば10年近く前に友人に誘われて一度だけジオカヌーをしに行ったことがあったのでした。
Uターンで豊岡に戻ってきて12年ほど経ちますが、インドア派で海水浴やキャンプを一切しない私にはこれまでほとんど縁のない町でした。

そんな私が今回なぜ海町の竹野に行こうと思ったかというと、Instagramで北近畿エリアのおすすめスポットをご紹介されているまさかずさんの投稿を見たのがきっかけです。
竹野をよく動画でご紹介されていて、それが刷り込み広告のように頭に残り、竹野いいかも!と行動に出たという訳です。
インスタって影響力のあるコンテンツだなとつくづく思います。

今回は同じ豊岡店スタッフの岡本さんと二人の豊岡さんぽ。
事前に行く場所をあまり決め過ぎず、気の赴くままに。というか、そうなってしまったと言った方が正しいかもしれませんが。

まずは海沿いからお散歩。

猫崎半島

関西屈指の透明度を誇る竹野ブルー。
お昼寝キューピーに見える?
しまじろう見っけ。

兵庫県の最北端で、日本海にニョキっと飛び出しているような形の猫崎半島。上から見ると猫が伏せているように見えるのでその名が付いたそうですが、横から見るとキューピーが寝転んでいるように見えるとか。確かにキューピーが仰向けになって丸い頭とお腹がポコっと出ているように見える気がします。
トレッキングスポットだそうで、まずは兵庫最北端にある灯台を目指してみることに。

灯台に向かう木々が鬱蒼と生い茂った小道に入ると、何やら嫌な匂いが。
「何かカメムシみたいな匂いしますね。」と話しながら足を踏み入れた途端、上からポトっ。
急いで引き返す私たち。
「、、、行くのやめましょうか。」

諦めの早さには自信あり。
虫が苦手な私たちには、トレッキングコースに待ち受ける虫騒動を想像して潔く諦めるのが最良の選択。
そうポジティブな言い訳をして、見てみたかったゾウの足跡の化石があるという岩場へ向かいます。

ゾウの足跡

足元が悪くても割とスタスタ進む岡本さん。
映えスポットかもと調子に乗って先端まで行ってみたものの
引き返すのが怖すぎて頭真っ白になっている瞬間。
ぼこぼことした穴が沢山。貝が空けた穴かな?

猫崎半島の西側の海岸には日本海形成の時代、火山活動が活発な時代の形跡があり、ゴツゴツとした岩場が広がっています。大昔にこの辺りには古代のゾウが暮らしていたらしく、足跡の化石が今でも残っているとのこと。
探してみるも、広すぎる!
ネットで調べても広範囲のエリアマップや、見つけた人の写真しか出てこず。矢印付きで「ココ→」って書いたエリアマップください。
近くに一人でいらっしゃった男性に聞いてみるも、その方も全く知られず。でも一緒に探してくださったのです。大阪からたまに竹野に来られているそうで、お時間を割いていただきありがとうございます。

残念ながら時間オーバーです。
本日二度目の断念で面目ない。
竹野観光協会の方がゾウの足跡の写真をご紹介されているので、今回はこちらでご勘弁を。
誰か見つけたらどの辺りのあるか教えてください。

まだ目的を何も達成しないままですが、切り替えてスイーツを食べることにします。

潮風ぷりん

魚の形の醤油さしが可愛い。
思い出の魚ちゃん。

猫崎半島にある奥城崎シーサイドホテル。
そちらで数年前から販売されている「潮風ぷりん」が食べたくて、数十年ぶりに訪れました。
小学生の頃に家族でよく訪れていて、今でも覚えているのは大浴場の浴槽の床にあった大きな魚のイラスト。小さかった妹がそれを見ながら「おとと、おとと」と嬉しそうに言っていたなあと懐かしい気持ちになりました。

竹野産の塩からできた塩キャラメルソースをかけて食べる潮風ぷりん。
口に含むとジャリっとする舌触り、そして口に広がる甘じょっぱさが癖になる美味しさ。
歩き疲れた身体に、甘くてさっぱりとしたプリンが染み渡り、エネルギーチャージ。

実はこのプリンで散歩終了の予定だったのですが、さすがに二度の断念で終われない!という訳で、急遽予定変更。
竹野の町中を散策してみることに。
行き当たりばったりもさんぽの醍醐味。

竹野の路地

路地から覗く海。
焼き杉板の外壁。
路地 × 猫は鉄板。

路地ってテンション上がりませんか?
初めての土地だと向こう側には何があるのかな?と童心に返ってわくわくしてしまいます。そういえば豊岡さんぽの第一回目でも好きな路地を紹介していました。路地巡りしたい。

竹野の路地は海町らしく焼き杉板が外壁に張られた家屋が立ち並んでいて、ノスタルジックな雰囲気に今日一番テンション上がりました。
進むたびに何か面白いもの無いかなとキョロキョロ。路地といえばの猫にも出会えて幸せ。

そろそろ帰ろうかと歩き進めていると、一軒のお店を発見。

はなふさ

1841年創業の「しょうゆの花房」
全国でもかなり珍しい再仕込みという手法で
通常の倍の2年かけてじっくりと育てられた醤油。
ご飯のお供「するめ糀漬」を味見をする岡本さん。

店構えから小さなスーパーマーケットかな?と思いながら恐る恐るドアを開けてみると、店内には色んな種類の醤油がずらり。
店内の一番目立つ所にある綺麗な白い瓶に入った醤油が気になり見ていると、店主の方が出てきてくださいました。

一押しとしてご紹介してもらった売れ筋No.1のさしみ醤油どこかで見たことあると思ったら、いつも自宅で使っている醤油でした。
味見をさせてもらった時に馴染みのある味がしたのでアレ?と思ったらやっぱり。
父親が醤油やソースにはかなり五月蝿いのですが、さしみ醤油は昔から決まって花房さんでした。豊岡市内のスーパーにも置いているので豊岡市民の間では親しまれたお味ではないでしょうか。
さしみ醤油はとろみがあって濃厚な甘み・旨みがあります。慣れ親しんだこの味がやっぱり一番。
焼肉にもおすすめとご紹介してもらったので、今度自宅で試してみよう。

よくよくお話を聞いていると、なんとARTPHEREのニューダレスを使ってくださっているそう。ユーザーの方だと知ると一気に親近感が湧いてきます。
たまたま入ったお店で偶然の出会いに感謝です。


竹野さんぽ。
予定が狂いまくってしまいましたが、ハプニングやら、新しい発見やらがあって結果的オーライだと満足しています。
臨機応変?行き当たりばったり?もまた思い出に。

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