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夏みかん

今年も夏みかんの季節がきた。

昨年の3月。緊急事態宣言が出て、お稽古事も会場が使えなくなり、演奏会も会場が閉まるからと急にキャンセルになった頃。お出かけも友人と会うこともできなくなった私は夏みかんと仲良くなった。


おばあちゃん家の夏みかん。すっぱいけど美味しくて、美しい色。
タワシで磨くと驚くほど鮮やかになる。
思わず脚立に上って追加分を収穫に行った。背伸びをしたら手の届く下の方の実より、南側の太陽によく当たっているところの方が甘いと祖父に教わった。

幼い頃、鳴門オレンジのピールが大好きだったことを思い出して、折角の無農薬だから皮まで大事に味わおうとレシピを調べて作ってみた。
何度も試作を繰り返して研究した。
ちなみに最初に調べたのは効率的な剥き方だ。
頭とお尻をストンと落とし、皮に4〜6箇所切れ目を入れると分厚い皮も指を痛めず剥けるしキレイ。
薄皮もナイフで中心の方の一辺を切ると簡単。
今年は「オレンジカッター」という新たな道具をゲットした。なんと100均で。
手順は同じだけどすごく楽で早い。

昨年はピール、ゼリー、ハチミツレモンならぬハチミツ夏みかん。もちろんマーマレードやレモンカードを参考にカードも作ってみた。
今年もピールとゼリーからスタートした。
スコーンが好きだからカードも作りたいなぁ。

夏みかんと触れ合っている時は柑橘のとても良い香りがする。グレープフルーツに似ていて、もう少し苦味があってキリッとしたような。
柑橘特有の親しみと寄り添い、心を持ち上げてくれるようなアロマテラピー効果もありそうだ。

#エッセイ #夏みかん #おうち時間

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