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潜在意識が仕向けた個展開催というイベント
個展には、新作だけではなく、過去の作品も展示することにしたと前々回話しました。年が明け、洗い出し作業をやっています。
すでに売れてしまったものを除いても、引き出しやファイルの中にとどまらず、パソコンやクラウド上にもたくさんの作品が。すっかり忘れていたものもありました。
好きで描いているのに「私の絵は評価されない。価値がない」という感情でいっぱいになり、しまいっぱなしにしていたのです。それらを一つ一つ拾い上げることは、自分を受け入れる作業になりました。
自分を楽しませたくて個展開催に向けて創作し始めたけれど、もしかしたら奥底に、自分をもっと受け入れたいという思いがくすぶっていたのかもしれない。これを書きながら気付きました。
過去の作品を見ているうちに、可能な限り「救済」したくなってきたのです。間に合わせで100円ショップのフレームに入れようとした時、違和感を覚えました。
100円ショップのフレームが悪いということではなく、100円という価値のものに作品を入れたくないという抵抗に気づいたのです。この感情が自然に生まれたことを嬉しく思いました。
ずっと自分を受け入れきれなかった私が、生み出した作品を額装するという形で受け入れていくことで、少しずつ、正当に自分を扱えるようになってきている気がします。
潜在意識で、人に認めて欲しいと思っている状況は、自分が自身を認めていないことが反映していると学びました。以降、過剰な自己否定は改善されたと思っています。
初めての個展開催は、私の潜在意識が仕向けた「ワーク」なのかもしれません。
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