《今日の新譜》金管六重奏 ペダルフルーゲルのための4つのスケッチ第1曲
《今日の新譜》金管六重奏 ペダルフルーゲルのための4つのスケッチ第1曲
ドイツ・ロマン派の旗手シューマンによる作品をお楽しみください。
ぜひこちらからYoutubeで全曲視聴してみてください。
参考音源
https://youtu.be/Cr-xwXm02Z4
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ
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金管六重奏 ペダルフルーゲルのための4つのスケッチ第1曲
ロベルト・シューマン
4 Skizzen fur den Pedalflugel, Op.58-1
Schumann, Robert
編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはHn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
オプションHn.のパート譜は同梱しています。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
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ロベルト・シューマン(Robert Schumann)の「4 Skizzen fur den Pedalflugel, Op. 58」は、シューマンによって作曲されたピアノ曲集で、
その名前からも分かるように、ペダルフルーゲル(Pedal Piano)と呼ばれる楽器のために書かれました。
これは通常のピアノとは異なり、低音のペダルを使って楽器の音を調整できる特殊なピアノです。
この曲集には4つの楽曲が含まれており、各楽章が異なるテーマと音楽的な特徴を持っています。
1.Nicht schnell und sehr markiert (C minor):
この楽章は「Nicht schnell und sehr markiert」と指示されており、C短調で書かれています。
指示通り、速くはなく、非常にマークされた表現が求められます。C短調の深い感情と重厚な和声が音楽に特徴を与えています。
この楽章は重要な主題を導入し、聴衆にシューマンの音楽の真髄を味わわせます。
2.Nicht schnell und sehr markiert (C major):
次の楽章も「Nicht schnell und sehr markiert」で、ただしC長調で書かれています。
この楽章は、前の楽章とは異なるキーで同様の指示を持つことで、聴衆に音楽的な変化をもたらします。
C長調の楽章はより明るく、陽気であり、シューマンの音楽の多様性を示しています。
3.Lebhaft (F minor):
この楽章は「Lebhaft」(活発)と指示され、F短調で書かれています。
シューマンはここで活気にあふれた性格を表現し、リズムとメロディが明るく、躍動的です。
F短調の音楽は感情的で情熱的であり、聴衆に感動をもたらします。
4.Allegretto (D♭ major):
最後の楽章は「Allegretto」と指示され、D♭長調で書かれています。
この楽章は明るく、軽快で、アレグレットの指示に従い、快活な音楽を提供します。
D♭長調の和声は美しく、聴衆に喜びをもたらします。
「4 Skizzen fur den Pedalflugel, Op. 58」は、異なるキーと表現を持つ各楽章によって、シューマンの音楽の幅広さと深さを示しています。
これらの楽章は、ペダルフルーゲルの特別な音響効果を活用しながら、聴衆に多彩な音楽体験を提供します。
シューマンの独自の音楽的アイデンティティがこれらの楽曲で際立っています。
「4 Skizzen fur den Pedalflugel, Op. 58」は、シューマンが新しい楽器であるペダルフルーゲルのために作曲した特別な曲集です。
各楽章が異なる性格と技術的要素を提供し、演奏家に音楽的な探求と表現力を求めます。
これらの楽曲は、シューマンの音楽的な実験と創造力の証であり、独特な音響を楽しむことができる魅力的な作品となっています。
彼は母親に宛てて次のように書き送っています。
「老いて堂々とした父なるラインの初めて見せる光景を、冷静な心全体で受け止めることができるように、ぼくは目を閉じました。
それから目を開いてみますと、ライン川はぼくの前に古いドイツの神のようにゆったりと、音も立てず、厳粛に、誇らしげに横たわり、
それとともに、山や、谷のすべてがぶどうの楽園である、花が咲き緑なすラインガウのすばらしい全景が広がっていたのです」
1829年5月、母ヨハンナに宛てたシューマンの手紙
彼は1834年ごろから精神障害の症状に悩まされるようになりました。1844年にライプツィヒからドレスデンへ、1850年にデュッセルドルフへと移住して
指揮者としても活動しました。この間、子供向けのピアノ曲を作曲するなど教育分野での貢献も残しました。
1853年にヨハネス・ブラームス(1833年 - 1897年)と出会い、「新しい道」と題する論文で若き天才として紹介しましたが、翌1854年に
ライン川に投身自殺を図りました。救助されたシューマンはボン近郊のエンデニヒの療養所に収容され、2年後の1856年に46歳でこの世を去りました。
アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/
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