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夜中、母親が救急車で病院に行きました…


そろそろ寝ようかな…と思っていたところ

実家から電話がきました

夜の電話で、良い内容なことはないので、だいたいの察しはつきました…

母親の体調が悪くて救急車を呼ぶから、一緒に来て欲しいと

うちから実家までは歩いて10分程度

いそいで支度をして、歩いて実家へ

私と父親が一緒に救急車に乗り、母親は実家の近くの救急病院へ運ばれました

処置室の前の椅子でしばらく待っていると、中に呼ばれて状況の説明を聞きました

血圧が高いので、下げる薬を飲んでしばらく様子をみてください
血圧が下がって体調が戻るようなら帰宅していいです

両親はもう結構な高齢なので、このまま入院になるかも…と思っていたので、帰っていいの?って思いました

さいわい、しばらくすると回復して帰れそうでした

お金を払い、いざ帰ろうとタクシーを呼ぼうとしたら、全然電話が繋がらない!

いくつかの会社に電話をしましたが、どこもダメ

タクシー会社によっては、営業時間外だったりで…

時間は夜中の1時半

外を見ると、さっきまで降ってなかった雨がザーザー音をたてていました

家を出る時、雨は降っていなかったので、傘を持っていません

詰んだ…

病院から実家までは歩いたら20分程度

けれどこの雨の中、救急車で運ばれた年寄りが歩けるのか
そもそも傘もない

こんなとき、車がないって本当に大変です…

何度もタクシーを呼ぼうとしてみましたが、全くつかまりません

病院の受付の方に、傘を貸してもらえないか聞いてみたら

貸し出しできる傘はありません
そういうことはしていません

と言われてしまい…

受付の前の椅子で、雨がやむまで待つのか
もしくはタクシーがつかまるであろう、朝まで待つのか
(朝7時から営業のタクシー会社もあった)

雨はやむ気配がない

そこで、私がまず実家まで歩いて戻り、3人分の傘を取ってくる、ということにしました

夜中の2時

土砂降りの雨の中を、小走りで実家に戻るアラカン…

実家にあった傘を3本と杖を持って、再び病院へ

途中にある新聞配達店が明るくて、ふと中を見ると新聞にチラシを挟む??作業を何人かの方がされていました

新聞配達は朝が早いのは知っていましたが、こんな時間から本当にご苦労さまです

そして両親と私の3人で、雨の中をゆっくり歩いて帰ってきました

私が自分の家に戻ったのは3時過ぎ…

すっかり濡れてしまったので、またお風呂に入ってあがった頃にはもう4時近く

目が覚めてしまって、寝られなくなってしまいました


傘も貸してもらえないのかと
世の中の厳しさを思い知りました…

たぶんそんなことをしていたら、ちゃんと返しにくる人がどれだけいるかわからないし、何本傘があってもキリがないからだろうけど

保険証などで身元がわかっているのだから、ちょっとくらい貸してくれてもな…なんて思ってしまいました

車を持っていない者が悪いと言われればそうなのですが

救急隊の方、病院の先生、看護師さん
優しく対応下さりありがとうございました

母親が入院するほどではなくて、良かったです
 





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