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【あとりえ料理】ローストビーフ

ローストビーフを焼けるようになったら
一人前の料理人と認められた証

昔のレストランではそう言われておりました
とある有名なシェフの自伝ではその時フーシェット(コックさんが使う調理用フォーク)が震えた・・・なんて話もあります

自分は15歳の見習いの時から焼いております
もちろん最初は師匠や先輩が横に付き見様見真似でしたが
何も知らないからこそ出来たのでしょう。
この経験はその後移ったレストランで同年代の料理人に大きく差を開けて
肉料理のポジションに入ることが出来る決定的な経験となりました
その時は本当に師匠に感謝しました

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クラシカルなフランス料理のご馳走で思い浮かぶのがローストビーフとステーキでしょう。特にサーロインのローストビーフはグレートアップな披露宴でのメイン料理のイメージが強いのでは無いでしょうか

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今は低温でじっくり焼くのが主流のようです
自分の教わったのはがっちり焼き色をつけて
180度のオーブンで周りに野菜と牛脂で包み込みながら焼く方法でした

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添えてあるのはヨークシャードプディングにベリーのソースです

余談ですが自分の師匠はローストビーフが得意でした
今から35年前に既にいろんな部位のローストビーフを焼き上げ
立食パーティーなどでお客様の前で切り分けて
いろんなソースで取り分けて提供してました
焼くのが上手なだけでなく
演出も上手で切り分ける姿はかっこよく憧れたものです

汝にサーの称号をあたえよう


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