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変わらないもの。

今年もNコンが終わったらしい。
かつて私も出場したNHK杯全国高校放送コンテスト。
放送部にとっての甲子園そのもの。

高校を卒業して10年が経つけれど、
毎年恩師のいる高校に講師として招いてもらっている。

その度にあの時の沸る気持ちが蘇り、
どうしても指導には熱が入る。

そんな縁で、熱心な子には大会までにも何度かアドバイスを求められることがある。

そんな中の1人、
今年の朗読エースの子は本当にすごかった。

音声を送ってもらい、
それに文章でアドバイスを返す。
彼女は毎回私の言ったことを完璧に直してきた。

自分のクセや滑舌を矯正することが、
2分の原稿を集中して読み切ることが、
どれほど難しいことなのか。

私自身痛いほどわかっているからこそ、
彼女の血の滲む努力を感じて胸が熱くなった。

そして先日。
全国大会の決勝のステージにまで行けたと報告をくれた。

何千人もいる中の、
たったの10人にまで残れたと。
それでも悔しい気持ちがあります、と。
なんてかっこいい子なんだろう。

私は、彼女が、彼女の力で掴み取った結果だと確信してる。やっぱり努力は実るんだよ。

何があっても、私はそう信じていたい。

もう本当に嬉しくてね。
自分の過去も思い出しちゃったりして。
だって私の原点はやっぱりここだから。

そんなこんなで、3年前にNコンWEBにインタビューしてもらった記事を引っ張り出してきました。

もう、ラジオ局アナウンサーではないけれど、
この頃と根っこの想いはあまり変わっていません。

出会いと縁に感謝して、
大切に言葉を紡いでいく。

どうか願いが叶うなら。
後輩にとってかっこいい先輩でありたいし、
過去の自分にも胸を張れるよう、
芯のあるかっこいいアナウンサーでいつづけたいです。

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