もっとやるよりも、少しやめてみる
ベースになっているアレクサンダー・テクニークについて
今回は少し書こうと思います。
アレクサンダー・テクニークって何でしょう?
端的に言えば「ボディワーク」とも言えますが
嫌がる人もいます(笑)
もう少し違う言い方をすると
頭と脊椎のあり方に着目した
自分全体をより良く使う技術
・・・余計わかんないですね(笑)
でも、海外では芸術系の大学などでカリキュラムに入っていて
ダンサーはもちろん、音楽家や俳優などのアーティストたちが
自身のパフォーマンスを向上させるために
あるいは、心身のヘルスケアのために学んでいます。
自分をより良く使うためのポイントは
「やめること」。
何もしないわけじゃなく
”やりたいことを邪魔している何か”
これをやめるのね。
私たちは、ダンスに限らずどんなことに対しても
「何かをやる」ことで解決しようと考えてきました。
弱いから筋トレ
硬いからストレッチ
下手だからもっと練習
もっと、しっかり、ちゃんとやる・・
それでどのくらい解決したでしょうか。
もっとガチガチになってしまったり
一部が良くなっても、また違う問題が起きていませんか。
アレクサンダー・テクニークの考え方は
やりたいことの邪魔になっている余計なこと
身体に合わないことを
「やめてみたらどうかしら」という”引き算”です。
身体は本来は全体が協調して動けるし
自然にバランスを取るようなシステムも持っています。
上手く動かないとしたら何かが邪魔をしている
それをやめれば、本来の動きができるよね!
そういうこと。
レッスンでもダメなところ探しはしません。
「止まっているところを見つける」
こちらでも書きましたよね。
もしそこを止めなかったら
今やってる余計ながんばりをやめてみたら
動きはどう変わるかな?
そんな視点でレッスンをしていきます。
あなたがダンスを教えるときにも
こちらの視点で考えていけたら レッスンの質も変わりますよね。
生徒さんは、ダメ出しを怖がる必要がなくなります。
そのためにはあなた自身が
アレクサンダー・テクニークを使ってみること。
実際にどんなふうにレッスンが進むのかは
ぜひご自身で体験なさってください。
AT Danceのレッスンはこちらでご案内しています