ホラー論(おまけ)~私がリングを好きな理由~

たまにはこんなnoteを書くのもいいかなと。
私は映画『リング』が好きです。
元祖Jホラーといえば、『リング』って感じしますよね。
1998年に公開された、中田秀夫監督の映画です。(中田監督と私は誕生日が同じ。)
今でもなお続編が作られ、またハリウッド版リメイクも数々されるなど、ホラー映画の神髄とも言える『リング』ですが、私が一番好きなのは最初の松嶋菜々子さん主演のリングです。

リングに惹かれた理由

私がそんなリングに惹かれたのは、簡単に言えば、【迫りくる恐怖と徐々に解かれていく恐怖の謎】の話と表現の仕方に痺れたからっす!!w
説明があほ臭いですねw
リングってそれこそ、【貞子の呪い×テレビやビデオといった日常】がキーになってると思うんですが、その表現の仕方が好きなんです。

あんまりネタバレっぽいことは書きたくないのですが、見たことある人は分かると思いますが、リングは幽霊が出てくるシーンってあんまりないんですよ。ほとんどは謎を追求するのに時間を費やしてるんです。
で、何が怖いって、奇妙なところなんです。
あのビデオといい、デンデンデンデン~と迫ってくる感じの音楽といい、変な死に方といい、奇妙なんです。
井戸ってところがまたいいですね。昔から井戸には言い伝えみたいなものがあります。番町皿屋敷とか有名ですね。水自体にそもそも信仰的な意味があったり、怖さの根源となることがよくあります。

そんなこんなで日常と恐怖を強く結びつけてるところがわかりやすく、シンプルに恐怖を感じることができるのがとても好きなんですね。
呪いなんてすぐにパッとはしないんですが、呪い⇒井戸⇒ビデオと結びつけることで日常に呪いをもたらしてる、そんな風に自分の目には映ったんでしょうね。

わびさびホラー

初代リングこそ、わびさびホラー(勝手に名付けました)だと思うんです。
大胆な演出もなく、徐々に見えない何かが迫ってくるんです。
大した理由もなく化物がそのまんま目の前に現れた人を殺すホラーもいいとは思うんですが、私は日本のわびさびホラーの怖さも好きなんです。

近いうちに書こうとは思ってますが、【不安】も恐怖の大事な要素で、リングはまさにその【不安】を思わせるシーンがたくさんあるのです。
「井戸に落ちたら・・・」なんてまさにそうですね。

2019年5月24日『貞子』公開

そーゆーわけで長くなりましたが、私は『リング』が好きです。
今年の5月に『貞子』という映画がやりますね。
ここ最近リングシリーズ?は少し路線がずれてきてるように感じますが、とても楽しみにしております。
原点の恐怖として表現されていたらとても自分的にはうれしいですね。

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