[Stonehearth:ACE]収納と運搬

アイテムの収納場所、ひいてはゲーム内のアイテムの流れを考えるページです
※ここでは収納場所の意味で「ストレージ」という言葉を使います

ストレージの種類

Stonehearthには大きく分けて3種のストレージがある。

通常ストレージ

これといった機能を持たない普通のストレージ。ゲーム最初でも作れる収納ゾーンはここに分類される。
全種のアイテムを入れられるもの(収納ゾーンや木箱など)と、特定種類のアイテムを指定して入れるタイプ(木樽や石のタンクなど)に分けられる。後者は入力ストレージとは違うので注意
後者は基本的にレシピが膨大な料理人のためのもので、中間材料なんかを入れておくのに役立つ。よく分かんなければとりあえず作らなくていい

入力ストレージ

アイテム種類を指定するタイプのストレージで、日本語だと「木の供給ラック」「石の供給壁棚」など供給の文字が入っているのが特徴。優先ストレージでもあり、ハースリングは先にこのタイプのストレージを埋めてから通常ストレージへの運搬に移ろうとする。
ゲーム内テキストにも書いてあるように職人の作業場所近くによく使う材料を置いておくのが基本の使い方。優先ストレージであることを生かして次のような使い方もアリ

  • 放牧地の中や近くに動物のエサを貯めておく

  • 建築予定地に建材(丸太やレンガなど)を集めておく

  • 林(罠場)の近くに苗木や木の種を集める

出力ストレージ

日本語だと「木の生産品棚」など生産の文字が入っているのが特徴。
職人が生産したアイテムを置くのに使い、それ以外では使われない。
他のストレージと違い、アクセスできる職人(職業)を指定できる。

ストレージアイテムの一覧は別記事にまとめました。

ストレージフィルタ

▼収納用アイテム、または収納ゾーンをクリックするとこういうウィンドウが表示される。

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石のチェストのストレージフィルタ(ウィンドウ中央部)。
指定したアイテム種類をチェストの中に格納できる。

黄枠の中がストレージフィルタとか呼ばれるやつ。各ストレージにはここでチェックした(背景が青い)種類のアイテムだけを収納できる。
基本的に複数の項目をチェックできる。ただし「液体と乾物」を保管するストレージ(樽/タンクなど)では1つしか選択できない。

右上にあるフォルダとフロッピーのアイコンは、フィルタ状態のロード・セーブを表す。つまり、一度設定したアイテムフィルタを、別のコンテナにも適用したり、他のセーブデータに使いまわしたり、といったことができるようになる。ただし、ロードできるのは同じフィルタを持つコンテナ同士に限る。

既定の保管庫」チェックボックス(ないストレージもある)をONにすると、そのコンテナが既定の保管庫とみなされる。既定の保管庫についてはこの記事の少し下に。

内容物」タブには、ストレージに入っているアイテムの一覧が表示される。ここでアイテムをクリックすると、アイテムそのものをクリックした状態になる。消費アイテムの場合、そのまま使用することもできる。(いちいち取り出してどこかに設置する必要はない)

既定の保管庫

画像2
▲既定の保管庫一覧が、この画面の下部に表示されている

既定の保管庫とは、交易などイベントでアイテムを入手したとき、そのアイテムが自動で収納されるストレージのこと。ゲーム開始時はデフォルトで「木の荷車」が既定の保管庫になっている。
既定の保管庫を設定していない場合、または容量が一杯になった場合などは、アイテムはデフォルト通り旗の周りに散らかる。

十分空きのあるストレージを設定しておくことで、購入したアイテムなどをストレージに「再運搬」しなくて済むので便利。特にアイテムが食料など腐るものだった場合は、ストレージに入れていた方が足が遅いので有用。

既定の保管庫はその特性上、容量一杯になりやすい。恩恵を受けたければ時折容量をチェックしたほうがいい。またはフィルタで全てのアイテムを保管しない設定にしておくのも手。(アイテムがそのストレージに入る種類のものであれば、フィルタに関係なく保管はされる。その後、労働者の手が空き次第持ち出してくれる)

既定の保管庫は複数設定可能だが、複数ある場合にアイテムがどのストレージに入るかは不明。

保管場所(ゾーン)について

ゲーム最初の倉庫として設置することの多い「保管場所」だが、実はこれを使用するのは推奨されていない。理由は主に2つ。

  1. 保管したアイテムの腐敗(劣化)が早い
    一般的にアイテムは「冷蔵コンテナ<その他のコンテナ<保管場所<(未保管)地べたのアイテム」の順で腐敗スピードが上がる。例えば、木箱に入れた食べ物より、保管場所に置いた食べ物のほうが早くに腐ってしまうということ。保管場所は基本的に雨ざらし吹きさらしなので、イメージはしやすいと思う。住民に食料を行き渡らせるため、また食料資産を高めて「日々の更新」を有利にするためにも、コンテナを作って早めにそちらをメインの保管庫にするべき。

  2. 保管場所を使用することでゲームが重くなる
    ACE公式直々に、ゲームが重くなる原因の一つとして指摘している(コンテナに入れるとアイテムは隠れてしまうのに対して、保管場所のアイテムはすべて描画する処理が必要なためだと思われる)。ゲームが序盤で動作も軽いうちは問題ないと思うが、ハースリングが増え始める頃には、必ず保管場所は削除するようにしよう。

  3. あと、強いて言うならタイル効率も悪い

ACE0.9.5バージョンアップで「木のワゴン」を追加したり、コンテナ内のアイテムを直接使用できるようにしたりで、保管場所を最初から最後まで設置しなくても済むようなアップデートが入っている。保管場所は基本的に一時的な使用にとどめ、メインの保管庫にはしないようにしたい。

運搬作業

Stonehearthの運搬は、大きく2タイプに分かれる。1つは労働者などほとんどの人が通常行う運搬作業で、もう1つは職人がアイテムをクラフトするために材料を集め、また生産したアイテムをしまう作業である。

通常の運搬

地面などに散らかっているアイテムを適当なストレージにしまうのが基本。この「掃除」の他に、優先度の低いストレージから高いストレージ(入力ストレージなど)に移し替えたり、出力ストレージのアイテムを他のストレージに移したり、ストレージフィルタを切り替えるなどして保管対象でなくなったアイテムを別のストレージに入れ替えたりすることも含む。

順序としては、優先度の高いストレージをできるだけ埋めてから、徐々に低いストレージを埋めるように運搬が行われる。
優先度が高い順にストレージを並べると、燃料を使う作業台とか冷蔵庫が最高で、次いで他の入力ストレージ、それから通常ストレージという感じ。

便利だからといって優先度の高い入力ストレージを一度に置きまくると、それらへの運搬に一時的に手を取られることになる。これはつまり通常ストレージへの運搬がストップし、思うようにアイテムが片付かないという落とし穴にハマることがある。
回避するためには、入力ストレージの利用はなるべく必要最小限にとどめること

職人による運搬

職人には生産品の材料を集め、できあがった生産品を運ぶという運搬作業がある。

材料を集める(入力)
現在位置
から最も近いアイテムを材料として拾う。このときの作業台の位置はあまり関係ない。

生産品をしまう(出力)
優先的に出力ストレージに入れる。なるべく近いストレージを選ぶ。出力ストレージが埋まっている場合は他のストレージが選ばれる。通常ストレージも埋まっていればその場に落とす。

作業台などのごく少数のレシピを除き、職人は作業台でクラフトする。ということは、材料の位置も、出力ストレージの位置も、作業台の近くにあったほうが移動の手間が省ける。
そのため材料を搭載した入力ストレージ、出力ストレージを作業台の周りに固めてしまうのが基本の考え方(作業台には作業場所があるので、それを塞がないように!)。出力ストレージに関しては、1個あたりの容量が小さく、職人やレシピによってはすぐに埋まってしまうため、職人1人に複数割り当ててもいい。

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