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[Stonehearth:ACE]イベント-キャンドルダーク

キャンドルダーク(原語:Candledark)は、ハロウィンを模したStonehearth世界の行事である。フロストフェストに続いて、季節性イベントの第二段として実装された。


キャンドルダークとは

上記の通りハロウィン式のお祭りのことだが、元をたどるとこれは(フロストフェスト等と同じく)過去に制作されたユーザーMODの1つだった。以前からStonehearthをプレイしている人にとっては有名、人気のMODだったらしい。名前が分かっている作者はFroggy、フロストフェストの作者でもある。

このMODは実はSteamワークショップにも残っているが、既に更新放棄されていると思われ、長らく不安定MODのままになっている。このMODのアイデアをACEが巻き取り、ACE0.9.6.12にて、ACEの一部として再発表した。(なお元MODをACEと併用すると何が干渉するか分からないので非推奨)

ACE版キャンドルダークは、フロストフェストと同様にハロウィンシーズンの間のみ開放される……かと思われたが、下記のMODを有効化することでいつでもオープン可能なコンテンツになった。キャンドルダークをプレイしたくなったら下のMODを有効化し、要らなくなったら無効化すればよい。

ちなみに元々はフロストフェストをこの方式にしたいという話があった。時期的な問題でキャンドルダークのほうが実装は先になったが、フロストフェストも後に続きMOD化された。

キャンドルダークでできること

アイテムクラフト

キャンドルダークはハロウィンモチーフのお祭り。したがってハロウィン仕様の装飾品等のアイテムが多数追加される。それからハロウィンと言えば「トリックオアトリート!」もちろんお菓子もあるよ!
各職人にアイテムが追加されるが、ここでは一部のレシピのみ紹介する。

  • キャンドルダークのキャラメルキャンディー(料理人lv3:甘味料類x2、ミルクx1、辛味ハーブx1)…お菓子の一つ。ハロウィンでお菓子といえば、使い道はアレだよな。もちろん普通に食べることもできる。ちなみにキャンドルダーク関連の食べ物・飲み物はすべて設置しないと飲食できないので注意。

  • キャンドルダークパンプキンのキャンディバスケット(薬草医lv3:メガカボチャx1、丸太x1、繊維x1)…キャンドルダークのお菓子を優先的に保管できるストレージ。お菓子の管理に重要となる。

  • キャンドルダーク・ウォード(木工/陶工/石工lv3:石x1、丸太x2、メガカボチャx1、ソウルファイアx1)…ウォードというのはセントリーなどと似た意味があるらしい。ゲームでは近くの敵に持続ダメージを与える装置として機能する。ちょっと物騒ですね。使い方次第で後述するイベント襲撃で大活躍します。

シナリオイベント

町がティア2(暖炉アップグレード)に到達するとシナリオが発生する。
キャンドルダークについて何やら詳しそうなエルベザールという人物が町を訪れるところからイベントが始まる。ただしこの時点では「キャンドルダークとは何か」を教えてくれるだけ。この先に進めるにはキャンドルダークの節くれたソウルファイアの樹(エルベザールがくれる)を設置するというクエストを完了する必要がある。
設置するだけなら何も難しいことはないが、この先のイベントはかなり苛烈な襲撃を含むので心してクエストを完了しよう!ゴブリン酋長イベントが発生し始める時期でもあるので、運が悪いとゴブリン大部隊を相手に二正面をやる羽目にも……
ちなみにエルベザールも説明してくれるが、ソウルファイアの樹からはだいたい1日に1個のソウルファイアが収穫できる。ソウルファイアはウォードなどキャンドルダーク関連のクラフト材料になる。

さて覚悟を決めてソウルファイアの樹を設置した後。再びエルベザールから話があり、その中で町の近くに3つの篝火がスポーンする。会話中にカメラをパンしてくれるので位置をしっかり把握しておこう。以降のイベントは篝火3つすべてに火が灯っていないと進行しない。篝火へのアクセス経路がなければ、ハシゴを掛けたり橋を架けたりして道を作っておこう。(逆に一休みしたければ経路を遮断したりなんかして……)
なお篝火の点火には低質燃料が必要(暖炉などと同様)かつ定期的に点けなおすので燃料の在庫確保を忘れずに。

話の最後にはエルベザールからキャンドルダークのカボチャ畑をもらえる。これは設置するとカボチャのバスケットとメガカボチャを繰り返し収穫できるアイテム。1回の収穫につき高確率で1つはメガカボチャが採れる。ウォードをはじめ、メガカボチャを要求するレシピがそこそこある。通常のカボチャ農地よりよっぽど優秀なのですぐに設置するのが吉

エルベザールの後、続けざまにコックの幽霊が現れ、キャンドルダークのキャラメルキャンディーのレシピを教えてもらえる。つまりお菓子を作れるようになる。使い道は、だいたい予想も付いてると思うが後述する。

2人からのチュートリアルが終わってからがイベント本番。篝火に点火すると死者の国からお客さんがやって来るようになる。お客さんは大きく分けて2通り。無害な奴らと有害な奴らだ。
※ピースフルでプレイしている場合のみ画像のような選択肢が表示され、ピースフルモードを選ぶと「有害」なほうが登場しなくなる。兵士を育てていない場合などに活用してください。

▲ピースフルでのみ表示される選択肢。ピースフルモードを選ぶと襲撃が発生しなくなる。
この選択は後から変更することができない。

ここからはそれぞれのお客さんの【要求】を処理していくことになる。報酬の中にキャンドルダークのクラフトレシピがあり、これを使うたびに一つずつ、キャンドルダーク関連アイテムのレシピをアンロックできる。アイテムの順番はランダムだが、被りはない。全てのレシピをアンロックするとシナリオは完了となる。
お客さんについての詳細は下のセクションに書きます。

友好的な訪問者

無害なほうのお客さんである。無害といっても死者の国からの訪問者なので、敵対の意思はないもののまあそういう格好をしている。訪問者にはゾンビ、スケルトンなど何種類かいるが、要求はいたってシンプル……そう、ご存知「トリックオアトリート」!ハロウィンでは仮装した子供がお菓子をねだるが、キャンドルダークではホンモノがお菓子を要求する!

ゲームでは文字通りにトリックかトリートを選べるようになっている。なお選択肢は「トリート」の方が先に来るのでよく見て選ぼうね

トリートを選択すると、お菓子を1個渡して(=消費して)お返しを受け取れる。このお返しには必ずキャンドルダークのクラフトレシピが含まれる。
ここで渡せるお菓子はキャンドルダークのキャラメルキャンディーなど、イベントで作れるお菓子のみ。普段から作れるデザートは含まれない。説明文に「お菓子として渡せる」ことが書かれているので、よく確認しておこう。
お菓子を1個も持っていない状態でトリートを選択しても、トリックのほうが発生してしまうので注意!キャンドルダークパンプキンのキャンディバスケットにお菓子を保管するようにすると在庫が分かりやすくなる。ぜひご検討を。

さて上記のようにお菓子を忘れたり、敢えてマゾヒズムを発露しトリックを選択すると、訪問者の種類に応じて様々なイタズラが行われる。前にも書いたが訪問者には敵がい心があるわけではないので、直接深刻な被害を及ぼしてくることは基本ない。まあ……だいたい許せるんじゃないか?
ゾンビだけは直接的な被害がある。状況次第ではスケルトンも危険。

襲撃

※ピースフルでは選択肢次第で発生しない。
こっちは有害なほうのお客さん。分かりやすく町を滅ぼしに来る厄介極まりない奴ら。襲撃イベントの一つ。登場する敵はほとんどがキャンドルダーク固有MOBという特別仕様である。
この襲撃で登場する敵は、イベント関連アイテムや関連クラフトの材料をドロップすることがある。その中には「トリート」に使えるお菓子が含まれる他、運が良ければメガカボチャなどのレアアイテムも入手できる。

この襲撃の部隊は、3つある篝火のどれかの周りにスポーンする。ランダム性はあるが町への侵入経路を予想しやすい。というわけで通り道の適当などこかにキルゾーンを設定し、そこで戦えるようにしてみよう。その後の襲撃がいくらか楽になるぞ!イベント初期からやる必要はないが、追い追い考えるようにするとグッド。

公式が言うにはキャンドルダークは襲撃メインのイベントで、実際襲撃について書くことは多いので、襲撃についての諸々のことは別のセクションに続きます。

BGM変更

厳密にはキャンドルダークの機能ではないが、キャンドルダークをイメージしたサウンドが追加されている。
ゲーム内設定の「サウンドオーバーライド」から変更可能。

キャンドルダークの襲撃について

3段階の襲撃強度

襲撃の強度は大きく3段階に分かれている。まず1段階目、つまりイベント初期の襲撃では、ゲーム序盤くらいの強さの敵しか出現せず、はっきり言って弱いので(ピースフルでまったく兵士を育ててなかったとかでなければ)楽勝できるはず。
この時点で「なんだこんなもんか」と高を括っていると、この先でえらい目を見ることになる。できればこの段階で壁を張って敵の侵入経路を制限したり、交戦位置を見極めたり、キルゾーンのだいたいの位置を設計しておくと後で役に立つ。

イベント開始から日数が進むと襲撃の強さが2段階目に入る。その直前にエルベザールから忠告が入る。曰く、ヴァンパイアが町を狙い始めるらしい。つまりこれ以降の襲撃にはヴァンパイアが参加するようになる。友好的なヴァンパイアはこれまでに来ていたかもしれないが!
ヴァンパイアは単体でそこそこ強い敵だが、中でも脅威度がべらぼうに高く設定されている。黄金の鉄の塊で出来たナイトでも一、二発殴られると逃げ出してしまうようになるのだ。これの何が問題かというとヘイト管理が難しくなると同時に、騎士が逃げ回るせいで戦場を固定化しづらくなる。
できればこの段階中にキルゾーンの構築を完了するのが望ましい。これ以降も襲撃は激しくなる一方で、戦闘時間も長引きやすく、建築要員などが戦場(予定地)に入り込む隙がどんどんなくなっていくためだ。

さらに日数が進むと襲撃は3段階目に突入。前段同様、直前にエルベザールから忠告がある。さらに危険な異世界のチートババア住人が町を狙っているというのだ。これ以降の襲撃には異世界の魔女が参加するようになる。友好的な魔女は云々
エルベザールの説明にもあるが、魔女は周囲の敵ユニット(自分以外)に「異界の守護」というバフを掛け、ほぼ全てのダメージを通らなくしてしまう害悪難敵である。そのため最初に魔女を集中攻撃して落とさないといけないが、その間にヴァンパイア以下取り巻きにボコボコにされるという流れだ。この頃の襲撃にはヴァンパイアも複数参加しているはず。襲撃を無事に乗り切れるか?それは今までの兵士の育成、装備、編成、キルゾーン設計とトニックの備蓄に懸かっている。なおプレイヤーによる戦闘指示で割と補える模様。
ちなみに魔女は遠隔攻撃できる以外に目立った強みはない。

ヴァンパイア関連デバフ

2段階目以降の襲撃に登場するヴァンパイアは、攻撃時に「ヴァンパイア・ニブル」というデバフを付与してくることがある。これは負傷の一種で軽度の咬み傷を意味する(アイコンもそんな形)。吸血鬼の咬み傷となるとピンと来る方もいますね。
「ニブル」は自然治癒することもあるが高確率で「ヴァンパイア・バイト」に重症化する。「ニブル」「バイト」は単体だとあまり怖い効果ではない。しかし……

「バイト」は1日弱持続し、効果終了と共に「夢中になって」という良いんだか悪いんだかよくわからねえデバフに変化する。「夢中になって」の実態は眷属化であり、全ステータスが廃人同然まで下がり、肌が土気色になり、仕草までゾンビ仕様になる。
同じ運命をたどったと思われる人間(=スラル)が襲撃メンバーに加わっていることがある。町の住人はソウルファイアのおかげで完全には意識を失わないらしいが、仮に町が全滅するようなことがあったら彼らの仲間入りをするのかもしれない。

「ニブル」や「バイト」の間は専用の治療薬で治療できる。治療薬のレシピは、エルベザールのヴァンパイアに関する忠告の中で教えてもらえる。植物の入手難度がバイオームによって大きく異なるが、ニンニクもナイトシェイドも敵がドロップすることがあるので、別のクラフトに使ってしまわなければ確保できると思う。

  • キャンドルダークのニンニクとナイトシェイドの膏薬(薬草医lv4:バターx1、ニンニクx2、ナイトシェイドx2)

「夢中になって」まで進行すると、治療するにはイベントシナリオ完了後に作れるようになるアイテムが必要になる。言い換えると(イベント進度にもよるが)長期間廃人のまま過ごすことを覚悟しなくてはならない。
治療薬はトニックタイプのアイテムで、インベントリから直接使用可能。使用すると「ニブル」「バイト」もまとめて全員治療できる。

  • キャンドルダークの祝福の水の小瓶(薬草医lv6:金インゴットx1、癒しのハーブx4、ソウルファイアx1)

ウォード

イベント襲撃を受けるにあたって、助けになるのがキャンドルダーク・ウォードである。基本職人が最初からクラフトできる。ウォードは防衛設備の一種で、設置場所の周囲に入ってきたキャンドルダークの敵に、周期的にダメージを与える機能を持つ。ここまでキルゾーンについて何度か言及しているがだいたいこのウォードのため。ウォードの範囲内で常に戦えれば、それだけでも戦闘が早く終結する。

でも持続ダメージだけって地味じゃない?と思ったそこのアナタ!
それはそう。実はこのウォード、置いただけでは大して強くもない。設置後に新たに触媒を加えることで炎の色を変えることができ、色に応じて様々な追加効果を得られるのだ。
コマンドはユニットフレーム内にあり、ツールチップで触媒と追加効果について説明が表示される。

▲キャンドルダークウォードのユニットフレーム
今現在の調査ではなんと6種類ものウォードへ進化する可能性を持つ

どの色に変更しても、変更後はウォードの移設/撤去/色変えはできなくなる。不要になったら破壊するしかない。
以下は炎の色の一覧。

  • (触媒:治療薬)…持続ダメージの頻度と強度が上がる。純粋にダメージを強化できる。特殊な効果はない。

  • (触媒:頭蓋骨)…範囲内の敵のスピードを下げるようになる。複数並べるとカイティングもやりやすい。

  • 黄色(触媒:大きな骨)…範囲内の敵の攻撃力を下げるようになる。殴り合いには有効だがヴァンパイアの脅威度を下げる効果はない=パニックになるのは避けられない。

  • オレンジ(触媒:カボチャのバスケット)…ウォードが高レートの砲塔(タレット)に変化する。砲塔らしく弾数制限はあるが定期的に自動で補充される=技師は必要ない。また砲塔の設置制限も関係ない。余談だがリリースからしばらくはバグの温床だった。(最新版では安定している。はず)

  • (触媒:ニンニクのバスケット)…範囲内のヴァンパイアを弱体化し、さらにヴァンパイア・ニブルを無効化する。理不尽に強いヴァンパイアと対等に戦うならこれが必須。

  • (触媒:金の破片)…範囲内の敵に掛かっている「異界の守護」を無効化する。魔女を先に倒さなくてもよくなる。触媒がちょっとお高い。

個人的なオススメは緑緑アンドミドリだが(ヴァンパイア怖すぎる)、プレイによってはニンニクの入手が間に合わなかったりするのがネック。次点で黄色と赤。どちらもダメージレースで有利になる。

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