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女王蜂とあいみょんに刺された(ロッキン2023)

人生で初めてのロッキンに行ってきました。色々なアーティストを見ましたが、女王蜂とあいみょんに喰らいました。

1.女王蜂

まずは女王蜂
リハでは、機材の調整に手間取っているようで、開始が少し遅れました。そのため、少し不安なところはありました。しかし、改めてステージに登場した際、そのビジュアルとその歌唱力が放つオーラに圧倒されました。アヴちゃんの想像以上のスタイルの良さや、佇まいから放たれるオーラをまといながら圧倒的な存在感を示しつつ、どこか消えてしまいそうな儚さがありました。しかし、それを吹き飛ばすほどの力強い歌声が聞こえた瞬間、脳みそが破壊されました。
もともと女王蜂にすごくハマっていた訳ではなく、好きな曲が数曲ある程度だったのですが、これはやばいぞというゾクゾク感を伴う興奮に襲われました。

その予想は的中し、1曲目火炎、2曲目BLと、もともと私が好きだった曲を続けられ、圧倒的な歌唱力とパフォーマンスに昇天してしまいました。

途中から、圧倒されすぎて、手を振ったり身体でリズムを取ることを忘れてしまい、ステージ上のアヴちゃんに釘付けにされ、ただただ立ちすぐしていました。

その後もバイオレンスや催眠術など、にわかな私でも知っている曲をやってくれました。

最後の曲、メフィストでは、隣のステージのリハーサルと被ってしまい、途中聞こえづらいところもあったのですが、それも一切気にならないくらい、アヴちゃんの裏声と力強い地声に圧倒されていました。

女王蜂のステージが終わったあと、これ以上素晴らしい演奏はもうないだろうと、仮にあったとしても上書きされたくないという思いで、もう帰ってもいい!と思わされてしまいました。


2.あいみょん

本当に帰っても良かったのですが、もともと楽しみにしていたトリのあいみょんを観ずに帰るわけにもいかず、疲れもあったため、後ろの方で座りながらみることになりました。
ただ、始まる直前、スタッフの人から座らず立ってみることを指示され、泣く泣く立ちながら見ることに、、、。
疲れたし、座りながらゆったり聴きたいと思っていた矢先、あいみょんが登場し、いきなり貴方解剖純恋歌を披露。
あいみょんの少しやさぐれた歌い方で、しかし伸びのあるまっすぐな歌声に、これまた疲れが一気に吹き飛び、体でリズムをとりながら、その歌声に虜になりました。
その後、私が大好きな「愛を伝えたいだとか」を演奏してくれ、ついガッツポーズ!
そこからも、今夜このまま、ハート、マリーゴールドなど誰もが聞いたことある曲を盛りだくさんでやってくれました。

私があいみょんを知ったのは中学の頃、貴方解剖純恋歌を知り、高校生になって友達がカラオケで歌っていた「君はロックを聴かない」を聞いてどハマりしました。そのあと、マリーゴールド辺りからあまり聴かなくなってしまいましたが、タイアップの多さや、ヒット曲の多さから、誰もが知っている曲があまりに多いだけでなく、昭和歌謡曲味を感じるフォークソングでもあるため、若い世代に限らず幅広い層に受けているあいみょんは、まさにトリに相応しいアーティストだと思わされました。

そして、最後に演奏してくれたのが、「君はロックを聴かない」。私があいみょんで1番好きな曲でした。あいみょんの優しくて、どこか切ない、まっすぐな歌声を聴きながら、みんなで合唱する時間は、多幸感に溢れ、ずっとこの時間が続けばいいのに思えるほど、素晴らしい時間でした。


そのほかにも心に残ったアーティストがたくさんいます。
初めてサンボマスターを観ましたが、その熱いMCと歌は、生、ライブだからこそ伝わってくるものがありました。
ジェニーハイも、なんとも言えない5人の緩い雰囲気を纏いつつ、ひとたび演奏に入ると、カッコよく、でもどこか面白い、不思議なバンドでした。

Creepy Nutsが突然の出演キャンセルになって落ち込む瞬間もありましたが、そんなこと忘れさせられるくらい素晴らしい経験で、また来年も行きたいと思わされました。

ご拝読ありがとうございました。

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