黒歴史①Aさんとの食事
おはこんばんにちは!
あたらしと申します。
漫画、ゲームやネタ話、自己啓発など色んなジャンルの投稿をしてますのでよろしければ今回もお付き合いください。
さて、今回は黒歴史を書いていきたいと思います。まぁ誰しもが黒歴史は持ってると思うのですが供養としてね、書いて終わりにしようかと。
これは数年前のことです。
私は犬を飼っており散歩で近くの河原を歩くのが日課になっておりました。
当然、同じように犬の散歩をしている人も多く、犬がじゃれあうことで飼い主同士が仲良くなるということも結構あるものなのですよ。
そんなお話。
ある時、とある女性と知り合いました。仮に名前をAさんとします。Aさんは年上であろうことはわかりましたがそこまで年齢が離れているわけではなかったため、次第に犬の会話よりもお互いの趣味や学生時代の流行っていた音楽など飼い主同士の話で盛り上がる関係になっていきました。
そうなってしまうと私も散歩が楽しくなり、犬の散歩よりもAさんに会うために河原に行くくらいの気持ちになっていきました。それが恋心に変わるのは自然なことだったのかもしれません。
ある時、ふとAさんからあたらしさんみたいな人と付き合えたらたのしいだろうなと言う言葉がありました。これはチャンスと思い、そうしたら今度犬関係なく食事にでもいきませんか?と勇気を出して誘ってみたのです。結果はオッケー!これはきた!と思い、お互いに予定を合わせる日々が続きました。続いたというのも、なぜかなかなか相手の都合がとれないのです。散歩では会えるのに夕食となるとなかなか予定がつかないようで。今考えるとそれがすでにおかしかったのですがうかれポンチの私にはそれがわからなかったのでした。
そんな日々が続き、ようやく食事の予定がたてられました。それがなんとクリスマスの日!こんなイベントの日に会えるなんて嬉しさで溢れた私は、恥ずかしながら食い気味にその日にしようと言っていた気がします。
さていざ食事の日。私のおすすめイタリアンレストランに案内し、食事と会話を楽しみました。いえ、厳密にいうと食事はあまり楽しんでなかったかもしれません。なにせ、浮かれていたものでAさんとの会話に夢中でしたから。
たくさん話をし、たくさん笑ったところでトイレに行きたくなり席を立ちました。用を足し、席に戻ろうとするとAさんがいません。あれ?と思いましたがAさんもトイレかなと思い、特に気にしませんでした。
ふとレストランの入り口の方を見るとAさんがそこに立って電話をしていました。私はトイレから戻ったことを知らせたいと思ったのと、少し驚かせてやろうと思ったこともあり、後ろからこそっと近付いてみることにしました。
すると、聞こえてきてしまったのです。
「だから今日は娘たちにはご飯用意してあるし、あなただって帰り遅くなるって言ってたじゃない!急に早く帰るなんて!」
血の気が引きました。
そうです。
Aさんは人妻であり、さらには複数の子供がいる母親でもあったのです。
旦那の帰りが遅くなるのがわかっていたので、娘たちを家に残して私との食事にきていたのでした。
なるほど、だから食事の予定なかなか立てられなかったんだなぁと冷静に思ったのを覚えています。
バレないように席に戻り、Aさんが戻ってくるのを待ちました。その後の事はよく覚えていません。早々に切り上げて話もそこそこに解散しました。
さすがに子持ち人妻の方の不倫相手になるのはリスクが高すぎるので、その後は散歩の時間も変え、散歩のルートも変え、二度と会うことはなくなりました。さようなら私の恋心。
クリスマスがくると思い出す、そんな悲しい黒歴史。
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